メメントモリ
山田中
第1話
私の親は早々に事故で死んでしまった。
8才ぐらいのころかな
親戚にたらい回しにされて、悲しかった。でもいい子にしていたつもり。
でも、どこも養子にしてくれないって
うるさいから。突然泣き喚くから。やってられない
夜泣きする赤ちゃんみたいだって。
だから施設に入れられたよ。
別にいいんだ。
親戚はみんな私を邪険に扱うから。そんな奴らの養子にはなりたくない。
でも、私は相当嫌われているらしい
入れられたのは王族メイドの養成学校だった
そこは相当厳しく、自殺者が後を絶たない
ブラック企業もびっくりなパワハラ。
熱血精神論な体育教師もびっくりな罰。
本来、王族とのパイプを持っている人しか入れないはずだが…多分金に物を言わせたんだろう
だが、この環境は意外と気質にあったらしい
労働は嫌いではない。むしろ好き。今まで年がら年中遊びまくってたから、全然疲れない。両親には悪い子としたなと思う
そしたら自然とかずをこなし信頼も得る
なにより嫌いな人を蹴落とす爽快感。
労働が終わったあとの達成感。
主人の笑顔。
嫌いな人を蹴落とす爽快感。
これがないと(特に嫌いな人を蹴落とす爽快感)
やってられなかった。
親の権威にものを言わず奴らの歪んだ顔は最高。
これだけでご飯は七杯は行ける。
ついたあだ名が
「悪魔の革命家」
であった。
そんな私、ついに働き出せる年齢になりました!
なんと双子のお嬢様のお世話係!
大出世ですよこれは!今なら空を飛べそうです!
ついでに親戚との縁をこっそり切っておきました
浪費癖があったし学校の入学に相当お金を使ったので今どうなっているかはしりません。
ですが、どうでもいいです!私は生まれ変わります!待ってて私の王城ライフ!
「カトレアちゃんー待ってよー!一回この精巧なおもちゃのナイフの切れ味試してみない?」
お嬢様様二人は暗殺者でした
こんな世の中終わっている
メメントモリ 山田中 @pomuka
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