Ep19 教育
あの日から下級少佐は少女に自分達の言葉を覚える為の教育が始まった。
最初の内は何を言ってるのか解らないが、
何日か時間をかけてく内に、
何日か時間をかけてく内に、
何日か時間をかけてく内に、
数日後…
「…其でそうなったのか?」
「…ええっと一先ずは言葉は覚えたみたいだで」
クロスの問いに下級少佐はそう返答した。
少女の名前は『ニベレケ』と判明した、
単にそれだけでは無く元々ポルスターはサールウスと呼ばれてた。
遺跡のあの壁画『6つの絵柄の中央に火花が描かれた壁画』
の事だが。やはり6つの種族に因る戦争が有った事に間違いは無いと判明した、
そして最後に人間が残ったのは間違い無かった。
残った事実上の惑星サールウスの住人、サールウス星人達が宇宙へ逃げた事を知らない事から戦争も終盤に入った辺りだろう。
「…それなら大体分かったが」
「が」
「何でニベレケの言葉使いがああなった?」
「貴女の名前は?」
クロスの呼び掛けにこう答えた。
「私が名前のニベレケすで」
「どうやったらああなる?」
単語を優先し過ぎたのだろう、
「暫く前は方語となのにね~」
隣に立ってるミモザが代弁した。
「貴女を上手い教えてくれましたらか」
「其よりのクロス」
「何だい?」
「ハンガーを保管るあしてイクシオンも見せてくせれまんしょうでは?」
「…りょ~かい」
そう言ってハンガーへ案内した。
ハンガー内、
片膝立ちの姿勢で保管したイクシオンを見てニベレケはこう言った。
「れこは第4世代バトルメカ」
「何時でも出られる様にして有る」
「…一先ずが見ておしきました」
そう言ってハンガーを後にした。
ハンガーを出た後ニベレケは家の壁に寄りかかり泣いた。
下級少佐曰く。
ニベレケの居た時代には6の種族の戦争が遭ったが最終的には人間が残り人間だけで繁栄を謳歌したが。
風が止み、海が荒れ、大地が腐っていった。
ニベレケの種族は不明だがその子孫と思われた人達は宇宙へ移住を建前とした放棄、
その証拠として下級少佐の父親がサールウスを訪れた時は、何も無い荒野だったと言う。
恐らくそうなってしまった原因は互いに拮抗しあった世界に『たった1つだけ』が残った、
『たった1つだけ』
其が問題で遭った、どういう事か?
バランスの消失、
其がサールウスの終わりが始まる原因で遭った。
つまりニベレケの知る場所も人も全てが、
消えたのだ。
変わりに居たのが負けが込んでポルスターにサールウスに逃げ込んだ宇宙人達と身体の何処かに重火器を生やした動物の闊歩する惑星と成った。
3人は彼女を慰める言葉が無かった、
Ep19 end
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