Ep17 遺跡

内陸の方向への遠征中に四角形の何が見えた。


その上空を飛んでるイクシオンとレクシオンを着陸した。


後から到着する指揮車に居た下級少佐はその状況を聞き、一度場所を記録してから後日探索する事にした、


翌日。


クロス=サンザーが古代遺跡に侵入した、


侵入して数時間後。


幾つもの静止画像を得られた、


侵入したクロスは「はっー本当に迷子に成るかと想った」


と愚痴を溢した。


その日の夜、


クロスが撮影した画像を下級少佐が見ながらクロスに幾つか質問した。


「…でここから下に進めたと?」


「はいそうです」


壁には幾つもの壁画が刻まれてた。


6つの絵柄がの中央に火花が描かれた、


6つの絵柄が1つ1つ真っ二つになり最後は丸に棒で身体と手足を表現した絵が残った。


最後の絵柄だらけの絵が何かを色々やってる壁画。


風車が回らない壁画、


津波が四角いものを飲み込む壁画、


木が砂に山が氷の様に溶ける壁画、


最後の絵柄が三角形の何かに集まり丸いものから離れる壁画。


「…其で以上…ってな訳ないのか?」


部屋の中央に水晶とおぼしきモノとその水晶の中にいかにもファンタジーものに似合いそうな服を着た少女がいた。


「クロス!この水晶は何処で見つけた?」


「遺跡の最下層だ」


クロスは言うには入り口が一階とするなら地下10階相当と言う事。迷子になりかねないのは単に迷路な訳が無いが階段の位置が少々ややこしいのだ、


中には一旦登ってから下に降りると言うややこしい所も有れば2つ階段の内どちらかがダミーの階層と成ってるのも遭った。壁画は一階から地下に降りる度に1つずつ違ったのだ。


「翌朝。この遺跡を封鎖をする」


「これ以上は調べたりはしないのか?」


「この水晶の事も鑑みたら何が起きるか解らない以上はどうにも危険過ぎる。ソレに」


「ソレに?」


「この子の眠りも今は永遠にさせた方が良い」


「どうしてだ?」


「6つの絵柄と火花の壁画が在っただろう、詰まりポルスターは遥かな大昔に文明を持ってたが6つの種族の争いの歴史でも有るんだ」


「ソレって?」


「1つ1つが真っ二つなのは真っ二つされたのは滅びた種族の事だろうそして最後の絵柄が」


「…人間?」


「間違いなくな」


「では残りの壁画の意味は?」


「風車は風だが回らないのは風が吹かないからだ」


「津波の絵も?」


「海が荒れたのだろう」


「木が砂に成って山が氷の様に溶けたのは?」


「大地が腐ったからだ」


「では最後のは?」


「宇宙へ逃げたんだよ」


「ではあの女の子は?」


「きっとあの時代の何処かの段階でああなったのだろう」


クロスはそれ以上聞くのは止めた。


翌朝遺跡の封印作業が始まった。


鉄骨を隙間無く並べ入り口を厳重に塞ぎ更には溶接をした、


おまけに隙間無く並べた鉄骨は遺跡全体にも覆った。あの子から見て部外者に等しい連邦軍残党を見たら驚くに違いない。ソレを考えれば方法が無かったのだ、


Ep17 end

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