2 団長とモブの会話

「お疲れさまです」 


「おう、おつかれ」 


「団長、同じ講義取ってたんですね」 


「何だ、知らなかったのか」 


「だって、全然大学来てないじゃないですか。大学で顔見たの久しぶりですよ」 


「勉強なんてボチボチやっとけばいいのよ」

 

「団長は要領がいいですからね」 


「まあな」 


「そういえば、来週の飲み会のメンバー、一人増えましたよ」 


「あぁ、そうなの。誰が参加すんの?」 


「ワラシくん、ですね」 


「おぉ今回はあいつが来る回か。いいね」 


「面白いですよね、ニ回に一回だけ、必ず飲み会に参加するの。他の活動には絶対参加しないのに」


「うちに入団条件なんて無いんだから別にいいんじゃない。それにほら、部室キレイに掃除してくれるじゃん?結構助かるんだよね」

 

「自分のためでしょ」 


「それでも、俺らも快適に部室使えてるんだから良いんだよ。多分、誰も損してない」


「まぁ、そうですかね」 


「そうそう」 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る