16話「新らしい仲間たち」だべ

黒エルフのイーグが帯電した金色に光る剣を提げ持ち、こちらに歩いて来る。


またボルゲルを斬るつもりか!…と、身構えたが、イーグは俺たちの目の前をスタスタと素通りして、倒れているファウストの方へ向かった。


ファウストの後ろを赤いフードの法衣をまとった犬のような人形がちょこまか走り回っている。


しかしあの魔法人形、なんかゴーレムより活発に動いてる様にも見えるな。まるで生きてるみたいだが、あれも魔法なのだろうか?


黒エルフのイーグは金色に光る剣をファウストへ突き付けた

「死にたく無ければ起きろ」


ファウストは「ふふふ」と、いつもの微笑を浮かべながらゆっくり起き上がった。


あ、生きてたんか!


白虎のボルゲルがニヤっと笑う

「面白いですね。彼は悪魔と契約して、悪魔に魂を盗られていたはずなのに、悪魔との縁が切れて普通の人間に戻ってしまったとは」


いや…お前も虎のくせに、けっこう悪魔っぽいぞ。


ボルゲルは少しため息をつく様に言う。

「教会は悪魔を支配していたつもりが、いつの間にか悪魔に教会が乗っ取られていた。

悪魔を使役するとはそういう事です」


なるほど、ファウストが悪魔王と契約していれば結果的に教会が悪魔王を封印していた事になる。

教会から見ればファウストは悪魔王を制した英雄となる。

どうりで悪魔の臭いがすると言われながらエリート神官で居られたわけだ。


「ええ、ですが相手は悪魔王です。いずれは知らず知らずに精神を乗っ取られてしまいますね。まぁ今まで 1000年もよく持ったものです」


1000年?!なにそれ。ふつうの人間に可能なのか?

いやまぁアイツはふつうじゃないけど。


ヒョイヒョイとスカートを引っ張られた。

下を見れば小さな赤ずきんのあの人形がスカートを掴んでちょこんと立っている。


白と金の法衣に赤いフードに二頭身のボディ。

彼女たちとおそろいの神聖魔法団ルックだな。

よく見るとシッポが生えているし、赤頭巾の下には耳が垂れていた。小犬の人形にも見える。


この人形も、きっと赤ずきんちゃんが造った小さなゴーレムなのだろう。

怖いエルフや凶悪なトラに囲まれてかわいそうに。戻しててあげよう。

俺は人形を抱き抱えて赤ずきんちゃんに向かった。

ボルゲルのヤツも付いて来る。


人形は嬉しそうにキョロキョロしている。かわいいな。まるで子犬だ。

きっと俺を赤ずきんちゃんと同年代の美少女だと思ってるのだろう。

俺オッさんなんだけどな!


なんとなく昔飼ってた小犬を思い出した。

最期は車に跳ねられ、ヨロヨロしながら俺のところまで来て、なでているうちに血を吹いて死んでしまった。

あの犬の名前は…ツクモンだ!

なぜそんな名前にしたのかは覚えていない。


赤ずきんちゃんは手元の石や小枝を積み上げて遊んでいた。

何だろう?耳がある。ウサギかな?

すると積み上げた石のウサギはピョンピョンと飛び回った。

「え?」

ちょっと驚いた。


無機物に命を吹き込んで操る能力か。

つまりフィギュアが生きて動く。まるでオタクの夢を具現化した魔法だな。


しかしこれで巨大ゴーレムを作れるのかねぇ…


白虎のボルゲルが解説する。

「あれはハンマーの力ですよ。魔王の杖の真ん中部分は魔法の力を増幅させる働きがあります」


なるほどファウストがゴーレムを強化したのも魔力の増幅効果という事か。

もしこの斧と鳶口(とびくち)にハンマーの力が加わったら、いったいどれほどの超兵器になるんだ。


赤ずきんちゃんは、ただニコニコと微笑んでいる。

この娘、いつも同じ表情だな?


人形を返そうと赤ずきんちゃんの袖を引いた

「なあ、お前ぇはあのハンマーをどこで拾ったん…」


赤ずきんちゃんの腕がポロリと取れた。

「……え?」


赤ずきんちゃんはこちらを見てニコリと微笑むと頭がグルリと一回転してポロリと落ちた。

「どえええ!!」

な!何が起こったんだ??


ファウストが笑いながら言った。

「その娘はただのゴーレムですよ。本体はそちらの小さいぬいぐるみのツクモです」


なぬ?人形が本体だとな??

小さな人形はヒョイヒョイと手を振った。

マジかよ。

というかお前の名前もツクモンなのか!


小さな人形のツクモンはピョンと地面に飛び降りると、赤ずきんちゃんの頭をポイポイと組み立てた。


赤ずきんちゃんはまたニコニコと動き出した。

なるほど、あのツクモンのさらに操り人形なのか。それであんな風にヨタヨタ動いていたのだな。


ファウストは微笑みながらこちらを見ていたが、いつもの爽やかな調子に戻り黒エルフのイーグに向かって語り出す。


「イーグ、取引がしたい」


「申し開きはラ・デの御前でするのだ」

イーグは黄金の切っ先をファウストの喉元に突き付ける。


ファウストは全く動じずに声を低めた。

「悪魔王ゴウルに攫(さらわ)れたラ・ソラが、この後どうなるか?君も知っているだろ?」


イーグの動きが止まった。


「君だって自分の姉の力は知っているはずだ。彼女が魂を操れば全人類を悪魔に替える事だって可能なんだよ」


「…………」イーグは黙考しているが、答えは出ない様だ。


そうか、あの霊破光線を悪用すれば全人類の魂を飛ばして悪魔に造り変えるのも可能だよな。

いくらあの黒エルフのイーグでもあの光線は防ぎきれないだろう。


ファウストが微笑んだ。

「でも防ぐ方法なら一つありますよイーグ」


マジか?


「勇者ベロンなら弾き返せます」


俺かよ!


ボルゲルは大笑をはじめ、

イーグは目線をそらして渋い顔をした。

すでにファウストのペースだな。


さすがの最強黒エルフのイーグも一瞬で煙に巻かれたようだ。なかなか食えない兄いちゃんだな。


「こうなるとは思っておったわ!初めにお前と会った時からな」

女の声に驚いて振り返ると、いつの間にか背後に仮面を被った魔女ラ・デが居た。

さらに後ろには諸星大二郎みたいな奇怪な仮面(マッドめん)を着けた白装束のシャーマンが十人ほど従っている。


魔女ラ・デは、諸星仮面を着け、薄手の黒布をフワリと巻いて、大量の金銀や宝石の付いた腕輪やネックレスをジャラジャラ身に付けている。

歩き方まで艶やかだ。

相変わらず見た目だけはエロ若い8000歳の婆さんだ。


「聞こえておるぞ」

あ、ヤベぇ、違うこと考えよ。


魔女ラ・デは「よっ!」と、いきなり白虎のボルゲルの上に腰掛けた。

ボルゲルは大人しく椅子になっている。

なんか仏像でこんな感じのを見たな。

つかお前、魔将のプライド無ぇのか。


ファウストは大げさな宮廷作法で魔女ラ・デに挨拶をする。

「お義母さま、ごきげんうるわしく」


え、親子だったの?


「違うわい!」聞いても無いのに魔女は即答した。


「あのバカ娘が勝手にコイツと駆け落ちしただけじゃ」

お〜!『この母親』←から娘をブン取ったのかよ!やるじゃねぇか色男。


「フン」と魔女は鼻先であしらって答えた。

「どうせお前を魔界から復活させたのはあの巨人の手下どもの悪魔王じゃろ。こんなペテン師にまんまと乗せられよってバカ娘が」


巨人?巨人には悪魔王ゴウルを操れるほどの能力があるのか?


「悪魔王の創造主が巨人じゃ」

また聞いても無いのに魔女が即答した。


悪魔王の創造主が巨人か…そういやシーシもそんな事を言ってたな。

あの悪魔王ゴウルよりさらに上位の存在なのか…


先ほど不気味な笑い声と共に消えた大悪魔を思い出した。

あの悪魔王ですら中ボスなのかよ。


ファウストは慇懃(いんぎん)な態度で魔女に畏(かしこ)まった。

「提案がございます」


「良かろう、お前たちで悪魔どもを討伐して参れ、異論はあるかイーグ」


黒エルフは金色の剣を下ろして胸に手を添えながら頭を下げた。

「母上の御心(みこころ)のままに」


魔女は先に先にと考えを読んでいるため会話が成り立っていないのだが話は終わった様だ。

というか全員であの悪魔王を退治に行くという事か?


「そうじゃ予言の勇者ベロンよ、このペテン師と一緒に悪魔退治に行け、助っ人も付けてやる」

魔女は空を指差す。

遠くに神馬人のシーシに乗ったシャルと、翼竜に乗ったヤールおじ様が飛んでいる。


赤い鳥人のラウルさんはじめ数十羽の武装した鳥人がおじ様に付き従っている。こうやって見るとヤールおじ様って凄く頼りになる戦力だな。俺もちょっと嬉(うれ)しい。


神馬人のシーシと翼竜が着陸する。

シャルとヤールおじ様が降りて来た。


シャルは泣きそうな顔で走り出し、黒エルフに抱きついた。

お〜愛し合う二人!感動の再会だなぁ。


黒エルフのイーグとシャルは見つめ合い、二人は抱きしめ合った。

黒エルフはシャルの背中を撫で回し始める。


あ!コラ!子供や美少女の前でナニをしておるか!やめなさいって!

あ〜ああ顔が近い!近い!近い!


いきなりシャルがイーグを突き放して怒り出した。

「もう!心配したんだから!おじいちゃん!」

「おお、ゴメンよぉシャル。すまんのう」


「なぬっ?!おじいちゃん??」


あのクールでカッコイイ黒エルフが急に孫娘に媚(こび)る爺いさんの口調になっていた。


俺の背後で魔女と白虎のボルゲルが二人仲良く爆笑していた。


あ…あ…あいつら、知ってて黙ってたな。


そうか、シャルがいつも自慢していた『エルフで一番強くて魔術も強力でカッコ良くて…』

あ〜っ!そうか!言われてみれば!

見た目が若くてイケメンでカッコイイから、お爺(じい)ちゃんだと思わなかった。


魔女と白虎のボルゲルはまた二人仲良く腹をかかえて足をバタつかせ爆笑している。

…わ ら い 過 ぎ だ! オマエら。


ガックリと膝を付いた俺を、赤ずきん人形のツクモンがポンポンと慰(なぐさ)めてくれる。

ありがとうツクモン。お前だけが俺の味方だ。


魔女の御前(ごぜん)ではヤールおじ様が魔女の前に座り儀式めいた挨拶(あいさつ)をしている。

「ただ今、到着、しました。ラ・デ」


魔女はボルゲルの腹の上に寝転がったまま

「うむ、水攻(すいこう)の計、見事であったぞ。帰って良いぞヤール」

「は、い…」

おじ様はまた儀式めいた挨拶をして翼竜に乗って飛び去って行った。

数十羽の武装鳥人が付き従って西の獣王国へ飛び立つ。


久しぶりの再会だろうに、あっさりしてんなぁ。少しヤールおじ様が気の毒になった。


「仕事がある。あヤツは西の王者じゃからな」魔女が寝転びながらつぶやいた。


そうだったな。西にはゴブリンさんや獣人、鳥人たちやビーバーが待っている。


「だいたいあのガキは4000年も引きこもりニートしておったから神殿から追い出したのじゃ」


あ〜わかるわ… いかにもそんな感じだな。

ガンバレおじ様。


そうだ赤ずきん人形のツクモンにも頼んであげよう。

「あの人に動くエルフの人形作ってあげてくれだべ、ちょっとエッチなやつ」

俺の頭の上に乗っているツクモはコクコクとうなずいた。

きっとヤールおじ様喜ぶな。


ハゲの傭兵隊長ザクスさんが俺に声を掛けて来た。フォールとザーグも一緒だ。

「よろしいですか勇者ベロンさん」

「あ、何だべか?隊長さん」


ザクス隊長はチラッとファウストを見て、声をひそめながら言った。

「我々はあの男に操られ悪魔の生贄にされてしまいました。いずれ我々は悪魔に喰われる運命なのです」

「マジっすか?!」

「これをご覧ください」

隊長さんが見せた腕には何か入れ墨の様な紋様が浮かんでいた。

いや!その紋様は不気味に動いていた。


「何だ?こりゃ!いったい…」

俺が手を伸ばそうとした瞬間、魔女が一喝した


「さわるな!太古の悪魔の紋章じゃ!」


なぬっ?!


「悪魔たちの予約が済んだ様ですねぇ」

ボルゲルが他人ごとの様に言った。


マジかよ…

あ!思い出した!この紋章は、あの北の魔道士たちの顔の模様に似てるは!


フォールが話を続ける

「北方やグレス国近郊でも、この様な現象が起きた後に大量の悪魔に取り憑かれたと聞きます」


そういえばフォールは北方で勇者を探していたが、今考えれば、その理由も悪魔の大発生に備えた調査だった。ドワーフの伝承と同じだ。


「しかしなぜ悪魔王に操られたファウストが勇者探しを命じたんだべ?」


魔女が寝そべりながら呟いた。

「アヤツらも、もう時間が無い事に気づいていたのじゃろう。悪魔王も巨人も復活してしまう時が来たのじゃ」


「なぜ復活するんだ?」


魔女はゴロリと背を向けてうつ伏せになる。

「…ソラと悪魔王の距離が近すぎたのじゃよ。

二人の近づく時間が多いほど悪魔が目覚めてしまう時が近づくのじゃ…」

魔女の声が少し寂しそうに聞こえた。


そうか!原因はあの美人エルフのソラの能力のせいか!

ソラのもつ霊波の波動が、いつの間にか封印していたはずの悪魔王を目覚めさせ、ついには自分も悪魔王にシンクロしてしまうのだろう。

ボルゲルが言っていた悪魔に乗っ取られるとはその意味だ。


ファウストとソラ

愛情が深まるほど、二人は悪魔に支配されてしまうのか…愛し合うがゆえにふれ合う事もできず、離れなければならない。

それが1000年も続いた。辛い話だ。


ボルゲルの腹の上に寝転びながら魔女が傭兵たちに向かって言う

「人間どもよ、悪魔を倒す以外に生き残る道は無いと知れ」


ハゲ隊長のザクスさんがラ・デにお辞儀をする

「エルフの女王よ、どうか我らにもお導きを」


寝転んだまま魔女は手を差し出して言う

「今回のみ!お前たち人間どもも悪魔討伐に加わる事を許す」

なんか、いとも簡単にエルフと人間の軍事同盟が結ばれた。いいのか?


「しかし悪魔なんてどうやって倒すんだべ?」


「そのための『予言の勇者ベロン』がここに居るじゃろが!」

エルフの女王はあっさり言い切った。


やっぱ俺かよ!

というか予想通りの人使いの荒さだな。

知ってたけど。


「ありがとうございます森の魔術師よ」

隊長さんと傭兵たちは魔女に深々と頭を下げた。


いや、おかしいやろ。戦うの俺だぜ?


「旗布と墨をこれに」

魔女が命じると付き添いの白衣のエルフ女官たちがかしこまって白布を差し出してくる。


森の魔女は諸星仮面を外した。

青い髪に金の宝飾。別世界の宇宙を写す光る瞳。まるで少女の様に若く美しい8000歳の顔が現れる。


おおお!と傭兵たちがどよめいた。

まぁ…初めて見れば、この美貌に驚くよな。しゃべらなければ美人に見えるし


「何か言うたか!」


いいえ、何も。


魔女ラ・デは白布の前に座し、呪文を唱えながら青や緑の顔料が入った墨壺の様な物に手を直接浸すと、素手で直接布に文字や図形の様なものを描く。

まるでダンスパフォーマンスを見るかの様な優美な書だった。


「これがお前の紋章だ勇者よ」

バッと天空にはためくと「丸に『ド』」という字が書いてあるように…しか見えない。


旗を見た諸侯国軍の軍勢が「おお!」とどよめいた。

そうか、絶望の中の希望というか。七人の侍の旗みたいな…

「というかこれ日本語の…『ド』…だよなあ」


「そうじゃ、ドワーフの『ド』土木の『ド』ドカタの『ド』じゃ」


「マジで日本語かよ!」

てか最後の一言は要らねぇんじゃね?

しかもドの字の点点がしっかり握りこぶしとパーになっている念の入れようだし。


「これはこの世界を救う希望の旗じゃぞ!

この旗を高く掲げて世界の悪魔を討ち祓(はら)え!世界の救世主、勇者ベロンよ!」


いや高くって言われても俺チビっ子美少女でちんちゅくりんドワーフなんで、これ以上高くはできないすけど。


「変身せんか!」

あ、そうか。


右手に旗を持ち、左手の鳶口(とびくち)を空に向けた

「ぴぴるまぴぴるま超力招来!」

マイクラ棒から光の輪が発生し、俺の全身を引き伸ばす。

手足はスラリと長く伸び、長く飛び跳ねた赤い髪、クビレたウエスト、ピチピチの小さな服からはみだしそうな大きな乳!!

おおお〜また思わず揉(も)んでしまった。


というか、さっきまで小さかった旗が引き伸ばされて、旗まで大きくなってるな。

変身しても服は小さいのに…謎だ。


「邪心があるからじゃ」

魔女がなにか言ってる。


「はい、もっと高くへ行きましょうね」

呆(あきれ)た口調で白虎のボルゲルが俺を乗せて空に飛び上がった。

神馬人たちに乗ったシャルとイーグも続いた。

大空に白い虎と天馬の先に『ド』の旗がはためく。


下の軍勢から地鳴りの様な歓声が鳴り響く。

「スゲぇライブ感じだべ」


兵士たちの顔にも悪魔の紋章が浮かんでいる。

だが、地上の兵士たちもこの旗を見て

『これなら悪魔と戦える。救いの道が開けた』

そう感じたのだろう。


ボルゲルが俺に言い聞かすように語り始めた

「孫子曰く、勇をそろえて“一”のごとくするは『政(まつりごと)の道』なり。

これがあなたの進む『英雄の道』ですよ勇者ベロン」


「一つになった力か…」


「そうじゃ、それが勇者の使命じゃベロン」

森の魔女ははるか天を見上げてつぶやいた。


「ソラよ…」

魔女の小さなつぶやきが横に立つファウストにも聞こえた。

ファウストは瞬きもせずはるか彼方の東の山々を見つめていた。


森の向こうにはドワーフの山嶺が見える。

あの向こうに強大な敵がいる。

また新しい戦いの旅の始まりだべ。



つづく!だべ



あとがき

 【ボルゲルのファンタジー用語解説】

さて今回も異世界ファンタジーの基礎知識を勉強しましょう。


⚫︎ゴーレム

アダムが土から創られた様に、泥や金属から造られた人造人間です。

良心回路が付いてないので暴走する事があるとか。


⚫︎付喪神(ツクモがみ)

古い道具などに憑いた精霊ですね。

神器「魔王の杖」から生まれた精霊人形がツクモです。

ツクモの能力はゴーレムの作成だけでなく、無機物に生命を吹き込んだり

魔王の杖のサポートパーツを無限に製造できる能力を持ってます。


⚫︎ 魔女ラ・デ

彼女とは7950年前から、ずっとテレパシーで通話してましたので計画どおりです。

しかし孫娘が心配でイーグの奴まで付いて来てしまったのは計算外でしたが…

しょうがない孫バカ爺さんです。


⚫︎マッドメン

諸星大二郎漫画に出てくるニューギニアの精霊の事ですね。

マッド面ではありません。


○ 勇をそろえて“一”のごとく

孫子「九地(きゅうち)篇」の教えですね。

「呉越同舟」「卒然」と同じ意味です。

たとえ仲の悪い人たちでも、危機に遭って、お互い力を合わせれば強くなるという教えですね。


皆さんもぜひお試しください。ではまた。

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