04話「地底にゴーゴーゴー」だべ

村の中心にある教会。

こういう所に入るのは初めてだが、石積みの壁に古い木造の柱。古びたイコンや絵画。

敬虔な祈りの場にふさわしい質素で美しい造りだ。


というか石を積んであるだけだよなこれ、

鉄筋無しで大丈夫なもんなのかね?

きっとファンタジー世界だから耐震強度とか建築基準法とかなんて無いんだろうな。

さすがに恐竜の襲来には対応してはいなかったみたいだが、まぁ現代建築だってゴジラの襲来には対応してないからな。


礼拝所から奧の部屋に入って息を飲んだ。

中には先ほどテラスに居た赤いフードの修道女が居た。

霊波光線の魔法を使っていたあのエルフだ。

近くで見ると驚異的な美女だ。

緑の髪に、異世界の様な透き通った瞳。

いったい何を食ってたらこんな美人になるんだ?ドワーフ界では無理たな。たぶん。


彼女に案内され、我々三人はワクワクしながら奥の部屋に進む。

中にはゴツいオッさん達が数名並んでこちらをジロっと睨んでいる。

(むさ苦しい…)


やれやれ天女に野獣の檻(おり)にブチ込まれた感じだ。


先ほどの赤いフードの美女と同じ赤いフードをかぶった小さな少女が人形を抱えている。

というか人形がこちらに手を振っている。

そうか!この赤ずきんちゃんは人形使いか。


「神聖魔法団。教皇庁直属の精鋭ですよ」と、ボルゲルが言う。

(なるほど、この赤いフードは教会の魔術師なのか)

赤ずきんちゃんは何か巨大な飾りが付いた杖を持っている。

これが巨大ゴーレムを作った魔法の杖か…

ん…なんか変な杖だな?


テーブルの向こうに座って居た、ひときわゴツいオッさんがこちらを睨みながら言う。

「座れ」

浅黒い肌に顔じゅう傷だらけでハゲでヒゲ。片目に黒い眼帯をしている。

いかにも傭兵軍団のボスキャラって感じだな。


俺たちが着席する。

若い修道士(しゅうどうし)さんがニコやかにお茶と菓子を出してくれた。

お茶の点(たて)方がいかにも優雅でカッコイイ。

しかもブラウンの髪に涼(すず)やかな顔、スラリと長い手足、白衣の修道服に爽(さわ)やかな笑顔の二枚目だ。

いや〜俺が女なら惚れてしまうね。

ボルゲルは夢中で菓子をほおばっている。

コイツはいかにもドワーフ界の住人だな。


フォールがハゲを無視して「初めてお目に掛かりますマスター」と、お茶くみの若い修道士に向かって切り出した。


え?


若い修道士がニコやかに返した。

「やあ、長い間ご苦労だったねフォール。これが君が選んだ予言の勇者かい?」


フォールは黙って頷いた。


ええええ〜?ギルドマスターだと!

アンタが「あの出迎え」を仕込んだ黒幕だったんかい!


「お茶のおかわりください」

ボルゲルのアホが口いっぱいに菓子を詰め込んでティーカップを差し出すと、若い修道士…いや、ギルドマスターはまた優雅な手つきでニコやかにお茶を注いだ。

あきれた土人だな。

お前のせいでドワーフが野蛮人だと勘違いされちまうじゃねーか。

いや、じっさいそうだけどさ。


ボルゲルがお茶をすすりながらつぶやく。

「このギルドも教皇庁直属の傭兵部隊ですね」

またコイツ空気を読まずにでかい声で…


ハゲがこちらを睨(にら)んでいる。

おや図星みたいだな。

なるほど教皇庁直属の傭兵部隊か。

それでこんな若い修道士が、この村のボスなのか。

向こうから答え合わせをしてくれるからありがたい。

これを利用しない手は無いな。


「なあボルゲル、教会に兵隊って必要なのだべか?」

「スイス傭兵はローマ教皇に仕えてましたし、日本でも本願寺や南都北嶺には僧兵が居たでしょ」


…なるほど、寺社が傭兵や悪党を使うのもアリなのか。

ていうかなんでオマエ異世界人のくせに日本の歴史に詳しいんだよ?


「ははは、なかなかやりますね。勇者さん」

若い修道士は、いきなり机に腰掛けて脚を組んで笑った。

イカつい冒険者どもが息を飲んでいる。

やはりオッさんたちにとって、この兄ちゃんはそうとう怖い存在の様だ。


若い修道士は机に腰掛けたまま腕組みをして言う。

「しかし今まで何人か『勇者を名乗る人物』が連れて来られたけど、君のが一番酷いね、フォール」


この人、意外と毒舌だな。いや菓子は美味いけど。


若い修道士が笑顔で続けた。

「このドワーフちゃんが勇者である証拠が欲しいな〜」


「強さならすでに証明されたと思いますが」

フォールは断言する。


「ふ〜ん。1000年前の魔王大戦では『黄金の翼の戦士』が悪魔の軍団を倒したけど、それには全く及んでないね。まだまだです」


『黄金の翼の戦士』?

何それメッチャ勇者っぽい。

ん?いや、ちょっとまて。


「あ〜300年前の魔王大戦ではドワーフの勇者が魔王を倒したと聞いただが?」


若い修道士が少し鼻で笑うように見えた。

あ、笑われた。どうも変だと思ってたが、やっぱりドワーフの爺さんの作り話かよ。


「あのていどの魔法使いや戦士なら今までも居ました。だいたい悪魔に物理攻撃は通じませんので、もっと強くて特殊な魔法使いでないと悪魔軍には太刀打ちできませんよ。


「もっと強くて特殊な魔法とは何だべ?」


若い修道士は微笑みながら赤いフードのエルフに目配ばせする

「『ソラ』あれを見せてあげなさい」


ソラと呼ばれた赤いフードのエルフがこちらを見た。思議な瞳をしていた。

何か瞳の奧に別世界が有る様な神秘的な眼だった。

異世界の景色にも見えるし、どこかで見た風景にも見える。


『ソラ』は窓の外を指差す。外に一本の木が生えている。


何だ?


突然、ソラの指先が光り、窓の外にある木が枯れた。

ええええ?!


「生命力を奪われた様ですね」

ボルゲルがお茶をすすりながら言う。

一瞬で殺せるのか、これでは防御のしようが無い。


しかし本気なら狼や恐竜も一撃で倒せたはずだが、死んではいなかった。

最初から殺す気は無かった様だな。

きっと美人だから優しい女性なのだろう。美人だからな。そう美人だからだろう。


若い修道士は両手を広げてみせ

「彼女一人で数千の兵士に匹敵します。

我々法皇庁は悪魔の軍勢が攻めて来ても戦える力が欲しいのですよ」


なるほど考えてみりゃ教会も悪魔に対抗する組織だもんな。まぁ俺には悪魔祓いはムリだが。


はははとフォールは笑った。

「例え数百の悪魔に勝てたとしても、一万の軍勢が攻め込んで来たら彼女で勝てますか?勝てないではありませんか」


「え?」一同が驚いた顔をした。

お姉さんも驚いている。うわあ驚いた顔も美しいなあ。


「この砦を一万の軍勢に対抗できる城に変えます。それでいかがでしょう?」

フォールが言い切った。


え?どうやって?


ハゲのボスキャラが声を上げた。

「バカを言うな!フォール」


「黙れ!ジャクス!」

フォールが一喝するとボスキャラは大人しく座った。やはりフォールは相当な実力者だった様だ。


フォールは若い修道士に向き直った。

「まずこの砦には弱点があります。

  一つは崖を前後にした地形

  一つは水の手

  一つは風向きです。

この勇者ベロンならこの砦を一日で全滅させられます」

会場がざわついた。


「お、おい!ボルゲル、どういう事だべ?」


ボルゲルは菓子をかじりながら解説する。

「ベロンさんならあの崖ごと崩せますらからこんな砦なんて一撃で潰して終わりですよ。魔法で防御も不可能です」


「あ、そうか。たしかにココを潰すなら簡単だな」


周囲のゴツいオッさんたちは、俺があっさり言うので驚いて固まってしまった。

冷や汗を流しながらシンと静まった。

たしかに一万の兵力でも魔法でも、土木工事特化型の俺の魔法攻撃を防ぐのは不可能だ。


ボルゲルが菓子をかじりながら話を続ける。

「それにこの地形は敵に対しては一見堅固に見えますが、味方にしてみれば移動ルートが少なく逃げ場が無いのですよ。

冬にはドワーフ連山から強風が吹きますので、峠から火攻めにするか、谷間への給水ルートを押さえれば身動きも取れず、脱出もできず、水も汲めず、干からびて詰みです」


ボルゲルの解説を聞いて傭兵たちが引きつった顔をしている。

おそらくフォールが指摘した部分は事実なのだろう。


若い修道士が手を叩いた。

「さすが元レンジャー隊長のフォールだね。この砦のルートは利点でもあり弱点だ、水の手も弱い」


フォールはレンジャーの隊長だったのか!どうりで凄いはずだ。


「その弱点を3日で克服してみせましょう」

フォールは断言した。


「へぇ〜すごいね。で、どんな計画?」

若い修道士は身を乗り出すジェスチャーをした。


「崖からトンネルを掘って森へ抜ける連絡路を作るだけで済みます」


「それを3日で無料でやれるの?」


「できます。だが土砂の搬出は全てそちらにお願いしたい」


若い修道士が少し様子を見て言った。

「いいよ。そちらの人工(にんく)の見積もりは?」


「一人です」フォールは断言した。


「え?」

さすがのクールな若い修道士も呆気(あっけ)に取られた。いや俺も驚いたけどな。トンネル工事を一人工(いちにんく)なんてありえねぇだろ。


「この勇者ベロンが3日で掘ります」


え?俺かよ!


「すいません、お茶のお代わり」

ボルゲルがアホ面でカップを差し出している。どアホウ!

ハゲで傷だらけのオッさんがチョロチョロとお茶を注いでくれた。顔に似合わずいい人だった。

どうもすいません。


さて陽が暮れる前に現地調査だ。現調、現調っと。

見晴らしの良い岩場に登り左右を見回せば、峠(とうげ)を挟(はさ)んで砦と森が見える。

反対側の斜面まで直線で500mほどか。


しかし掘るのはお手のものだが、湧水(ゆうすい)や落盤まではこの魔法の杖でも防ぎきれない。

(また何人か死ぬかもしれない)

ドワーフ鉱山でワッフの足を切った場面が思い浮かぶ。

あの時は無我夢中だった。

もうあんな思いはこりごりだ。


ふと振り返ると、澄んだ赤い空の彼方にドワーフ山のシルエットが見えた。

「そうだな。俺がやらなけりゃな」

もう二度と事故死はさせねぇ、誰一人死なせはしねぇ。

現場監督なんてやった事は無いが俺がやるしかない。

勇者はつらいぜ。


というわけで工事開始だ。

「アネさん!湧水(ゆうすい)ですぜ」と、屈強な怪力ザーグが叫ぶ。

またか!と俺は舌打ちした。


あ、ちなみに『アネさん』とは俺の事だが、

あの怪獣大戦争以来、屈強なオッさんたちは俺を「姐さん」と慕ってくる。

中でも俺を背後から抱きかかえようとした最強村人Cの怪力ザーグは、すっかり俺の舎弟みたいになってしまった。

まぁ俺は美少女だからチヤホヤされるのも当然ではあるけどな!


俺が作業してるのはトンネル最前線の切羽(きりは)という掘削面部分だ。

ダブルトマホウクで掘り砕いたトンネルのズリ石は、屈強な傭兵たちがモッコ担ぎで運び出している。


※ズリ石:切り崩した岩の破片や土砂。

※モッコ(畚):草や紐で編んだ網に棒を通して荷物を吊り、二人で担いで運ぶ。


細かい砂礫や泥はマイクラ棒でコンクリにして壁に塗りつけ補強し、また掘る。

掘りながら固めて、固めながら掘るを繰り返す魔法シールド工法だな。


湧水(ゆうすい)はトンネル工事の天敵だ。

ドワーフ鉱山でも何度も落盤を見た。

マイクラ棒を使って岩壁にボーリング穴を開けて湧水(ゆうすい)を抜くが、このままでは水道(みずみち)ができてしまい、いずれ崩れやすくなる。


『ロックボルト工法を使え。岩盤に細い穴を開けて、硬いボルトを深く差し込み岩盤を固定するのじゃ』

また頭の中にあの声が聞こえてきた。

ていうかなんで異世界ファンタジーの人間が現代の工法を知ってるんだよ!


『ボルトは水晶を使え。土砂からコンクリートを作った様に、岩石の中の石英の成分のみを抽出するのじゃ』

マジかよ。そんな簡単に…あ、できた。

原理はコンクリートと同じくイメージするだけだ。

後は魔王の杖が勝手にやってくれる。

さすが魔王の杖だ、なんでもアリだぜ!


さてマイクラで岩盤の奥まで深い穴を開ける。そこに液状の水晶を注入して水道(みずみち)を塞いだ。ロックボルト代わりで少しはトンネルの強度が増すはずだ。


次に換気だ。

これはボルゲルのアイデアだが、片方でダブルトマホウクを発熱させ、反対から冷線砲で冷やす。

上手く調整すれば突風が発生し、一気に換気ができるし、気温調整も簡単だ。

ここに来てから魔法がずいぶん上手くなった気がする。


しかし掘削、壁塗り、換気、ボーリング、全部俺一人でやらなきゃならない。

全身泥まみれで疲労はするが、俺だってドワーフ山の男…いや美少女だ。土建屋職人として現場では手は抜かない。


ヘロヘロになりながらトンネルを出ると、

昼には近隣の館に住む「夜のお姉さん」たちが炊き出しをしてくれる。

軍属のお店の娘さんたちだろうか。

当然ながら傭兵たちとは顔馴染みらしく時々笑い声が聞こえた。


やっぱお姉さんが居る現場はいいなあ…

一人で瓢箪(ヒョウタン)からドワーフ火酒をあおっていると、お姉さんがお酌をしてくれる。

「お疲れさま、どうぞ〜」

いい娘だなぁ、嫁にしたいくらいだ。

まぁ俺は美少女だけどな!


「おう、ネェちゃん。ちょいとどいてくんな」

怪力ザーグがズズーんと迫って来る。

お姉さんはビックリして飛び退いた。


いつの間にかイカつい怖いオッさんたちが俺の周囲をぐるりと取り囲んでいる。


「姐(アネ)さん!気付きませんで面目(めんぼく)無ぇ!まずは一献(いっこん)!」

ゴツいオッさんがうやうやしく瓢箪(ヒョウタン)の酒を注いでくる。

ヤクザ映画かよ!


「おい!テメえら!なにボケっとつっ立ってやがる!姐(アネ)さんの肩でも揉まんか!」

ザーグが気合を入れる。

いやツバが飛ぶんですけど。


「押忍!失礼!します!お肩!揉ませて!いただき!ます!押忍!」

頭上に怒鳴り声とも言語ともつかない騒音が響いた。

体育会系かよ!

さらにゴツい若い傭兵が左右から力任せに肩を掴み、ガガガガガっと揉み上げる。

「ウギャギャギャギャ!壊れれれれるるるる!」

なんか休憩時間の方が疲れるのはなぜだろうか。


さて工事の方だが、初日は80mぐらい掘り進んだが、奥に長くなるほどズリ石搬出のペースが落ちる。

湧水(ゆうすい)箇所も増えるし、換気時間も伸びる。

補強やボーリングの作業箇所も増える。


「こりゃ3日じゃ無理だな…」

俺は表でお姉さんたちの炊き出しを食いながら考える。

(もっとも湧水(ゆうすい)のおかげで水の心配は無くなったんだからあの若いボスも少しは考慮してくれても…)


「やあ、諸君。順調に遅れてますね」


(うわ、来たよ)

白馬を引きながら爽(さわ)やかな笑顔の『社長のアイツ』が来た。

今日は神官風の服に着替えてるが、相変わらず柔和でスマートな物腰だ。見た目はな!


どこかへ出かけるのだろう。例の赤いフードのエルフ美女を白馬に乗せていた。


白馬の王子様の出現に、炊き出しのお姉さんたちがキャーキャーと色めき立つ。

あ〜お姉さんたち、コイツの見た目に騙されちゃダメですよ。


エリート神官の『アイツ』はニコやかに手を振って答える。ホントに聖職者なのか?こいつは。


「あ〜えっへん」と咳払いして若い神官に演説をかます。

「たとえ工期が伸びても、俺の現場は人命第一だべ。イザという時に兵隊の数が減ってては本末転倒だからな」


まぁハッタリだが、それは本音だ。

俺はコイツらを一人も欠けさせない。


泥まみれのオッさんたちが成り行きを見ている。

今までコイツらは死ぬ事を稼ぎにして今まで生きてきた男たちだ。

そんな男たちが飲んで騒いで団結して、新たな物を創り上げる。

それが俺たち鉱山の男ってもんだ。

(まぁ底辺労働者なのは変わらないけどな)


「工期が延びれば違約金を請求しないといけませんね」若い神官が笑った。


あんた聖職者なのにメチャクチャ俗物っすね。


ボルゲルが炊き出しをつまみ食いしながら口を出す。

「人手が足りないのも約束違反なのではないでしょうか?」


ああ〜なるほど!

頭数を準備するのは相手側の役目だったな。

よし、その手に乗ろう。

ケンカは先手必勝だ。

俺は「バン!」と机を叩いた。


「人工(にんく)はそちらが増やせ。契約不適合が続くなら工事打ち切りだ。俺は帰るだべ」


俺の「帰る」との言葉を聞いて傭兵の皆んなが泥まみれの手を止めて、全く動かずジッと俺たちを見ていた。

数十人の目線が見ている。

こいつらは俺の仲間だ。あんたの手下じゃ無い。


「ははは、人数は増やせません、このまま続行してください。もちろん無料でね」

若い修道士は笑いながら去って行った。


「アネさん万歳!」

どっと傭兵たちが万歳し始めた。


法王庁のエリートは赤いフードの女性が待つ馬に飛び乗ると、こちらに振り向いた。

馬の手前に乗っていた緑髪のエルフの美女もこちらを振り向いてジッと見ている。

なんだ?この泥まみれのドワーフが、そんなに珍しいのか?


法王庁のエリートは手を差し上げて祈りのジェスチャーをした。

「この工事に大魔王聖下の祝福あれ」

魔王の名前を聴いて工事の傭兵たちは一斉に跪(ひざまず)いた。


え?大魔王?神の祝福じゃないのか?


二人の乗る白馬は風の様に去って坂道の向こうに消えた。そして遥か丘陵の向こうから再び姿を表した時には、いつの間にか十人ほどの青黒い甲冑騎兵が彼に続いていた。

いったいどこに隠れていたんだろうか。


いや何者なんだ?彼は。


つづく!だべ

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