ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(任天堂・1990年)
プレイ時期:2002年ごろ
ソフト入手:中古で1000円くらいで購入
クリア状況:全キャラ生存でクリア
おすすめ度:★★★
*
説明不要な超有名シミュレーションRPGシリーズの一作目。それまで全く触れる機会がなかったどころか存在も知らなかった(有名なCMすらリアルタイムの記憶はない)。この頃に出会った知り合いが『聖戦の系譜』の大ファンであり、その縁でこのシリーズに興味を持ったような覚えがある。
当時はウィザードリィをノーリセットでプレイしてたりしたので、その流れで本作も最初はノーリセットで挑戦した。仲間キャラはどんどん加入するので死に別れてもなんとかなると思ったのだ。しかし、それは甘かった。一般的なRPGと異なり経験値稼ぎの機会が限られているので、大事に育てたキャラは非常に重要なのだ。
結局、アカネイアパレス奪還の手前あたりで最初からやり直すことになる。今度こそ誰一人として死なせはしない! あとレイピアやエクスカリバー(敢えて剣ではなく風の魔法の名前として採用したセンスは最高にかっこいいと思う)の無駄遣いもしない!
とはいえ、それでも辛かった。敵の行動パターンは非常に単調で、各種パラメータも可視化されているのだが、命中率や必殺の一撃といったランダム要素が大きいので、一気に計算が崩されることがある。最初から最後まで同じ軍を使い続けるキャンペーン方式において戦力喪失の影響は極めて大きいので、よほどのことがないとリセットである。
一度断念した後の2回目のプレイでは最後までストレートでクリアしたはずだが、苦労したのは中盤までで、終盤は強力なアイテムなどもあって割と楽だったような記憶がある。特に、クラスチェンジによる能力の底上げが非常に強力だった印象。レベルアップでほとんど成長しない僧侶リフ(加入直後のボス戦で無駄にレベル20にしていた)でも、司祭にしてトロンを使わせれば普通に強くなる等。
一度クリアした後に各所で評判などを聞き、再度プレイしてみようかなと思いつつも、なかなか「重い」ゲームなので手を出しづらく、以降はリメイクやシリーズも含めてプレイしていない。面白くないわけではなかったが、あまり自分には合わないゲームのような気がした。
ストーリーはやや込みいっているというか、初回プレイ時はアリティア(主人公マルスの国)とアカネイア(アリティアを含む諸国の宗主)の区別が曖昧だった。中途半端に実在の地名(マケドニア)や、そっくりな地名(オルレアン→オレルアン)が出てきたりするのもややこしい。続編も踏まえると、アリティアによるアカネイア王権の簒奪という、シンプルな勧善懲悪に見せかけてなかなか業の深い物語である。このあたりを踏まえた上で改めてプレイしたいと思いつつ、なかなか腰が上がらない。
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