セブンのあの子
家の近くにセブンイレブンがある。そこによく酒や煙草(今は酒と言ってもノンアルビールだが)を買いに行く。少し前まではよくシフトに入ってたあの子。自分と目があった時に髪を直してる姿を見てひろしは、
「この子は僕のことが好きなのかもしれない」
そう思ってからその子と付き合いたいと思い始めていた。
ひろしは自分の部屋の壁に「セブンの子と付き合う」と書いた紙を貼り、親に見られないように上からホワイトボードを立て掛けた。
しかし、"セブンのあの子"が最近いないのだ。もしかしてもう辞めてしまったのかもしれない。なんとなく見た感じ大学生でもう就活が忙しくなってシフトに入らないのかな?とか考える。
そして、"セブンのあの子"と付き合うと決めたものの一客とバイトのことしかもそこは居酒屋ではなくセブンイレブンなのだ。果たしてどうやったら付き合えるのだろうとひろしは考える。
思いついたのは"目を見る"だ。アイコンタクトで僕の思いを伝えたい。"セブンのあの子"の思いを知りたい。ひろしはそう考えていた。
次もし会えたのならひろしは渾身のアイコンタクトをしそんなことができた自分を褒めながら帰路に着くだろう。ほんと幸せなやつだ。
セックス・オン・ザ・ビーチ いかれぽんち13号 @ikareponchi13
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