17~23話まで
17・18話
会議に出席した重役たちはカット・グラスの捜査に消極的で、エディナの捜査への意欲が浮いている。ロストは彼女に未公開の犠牲者の写真を送り、悲惨な少女の遺体を見せることで感情的に反論しにくい空気を作る。
意見を求められたロストは消極的な重役たちが納得できる捜査プランを提示し、捜査の放棄は回避する。会議室を後にしたロストはエディナに呼び止められ、どうして協力したのかを問いただされる。
19・20話
カット・グラスの犠牲者がロストの殺した少女とは言えず、返答に窮しているとムラサメから助けを求める連絡が入る。ロストは一人で行こうとするが、エディナも同行すると勝手に決める。
現地に向かう車内でエディナにカット・グラス捜査に協力した理由を問われ、ロストは交換条件にケイトのインタビューを依頼してごまかす。
21~23話
ムラサメはフェイの皮膚や頭髪を移植する非合法のボディーショップに囚われていて、エディナとロストは協力してムラサメを救出する。
独立系のニュース番組でカット・グラスの犠牲になったオーファンの少女が出演するポルノビデオが流れる。それを見たエディナはカット・グラスを自分で捕まえたいという本心をロストに話す。
解説
17・18話
おじさんたちの会議のシーン。エディナ紅一点。女性役員が少ないと批判されそうですね。きっとろくな会社じゃないんでしょう。でも女性が一人だけなのでエディナが喋っているのはすぐにわかる。複数人が同時に話すシーンとか難しいです。
捜査権の入札とはなんぞや? という方のために一応、解説。
シティにおいて企業の持つ警察権は国からの委託です。言うなれば公共事業ですね。管轄は決まっていますが、カット・グラスのような注目度の高い事件についてはいろんな企業が何かと理由を付けてウチに捜査させろ、となります。
企業出身の議員で区議会が占められるようなシティでは、企業イメージは選挙にも影響します。大きな事件の解決は企業イメージの向上にうってつけなのです。
でも事件を解決できなければ宣伝効果は得られません。それでおじさんたちは渋っていたわけです。エディナに地道な捜査なんてできんの? て感じです。
19・20話
ロストとエディナ、密室で二人きり。でもあんまり色気のある話はしませんね。仕事の話ばっかりしてます。
ダメだなぁ、おまいら。
でもロストが好きな子にわざと素っ気なくしてる小学生みたいでかわいいのでそういうのが好きな人にはおすすめします。
21~23話
ムラサメ救出作戦。といっても、違法業者を殴って帰ってくるだけです。奔放なエディナの側面が見られたり、フェイの社会的地位が低いことが明らかになったり、世界観やキャラクターを深掘りします。
22話ではロストのアクションがありますが、久しぶりでなまっているのか、モブ店主に苦戦。エディナとのやりとりを交えながらややコミカルになっています。サイレント映画のドタバタ喜劇をイメージしていただけたらと。重要な回ではありませんがおすすめしたい。
23話ではポルノビデオの描写があるのですが、この程度ならいいかなと思ってセルフレーティングの性描写ありにはチェックをいれていません。不快に思われた方がいたら謝ります。ごめんなさい。
初めての共同作業でロストとエディナの絆も深ま……てませんね。でもここからはカット・グラスの件で二人は手を組むことになりますから、きっと距離も縮まっていくでしょう。二人の関係性の変化にご期待ください。
ていうとなんかラブストーリーみたいだ。
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