遥天の使者 ターム文明について①
[ターム文明について]
●地球文明と違い数値は8進数がベースとなっている。
文明の黎明期に物々交換を行う際、壺に物を入れて相手に渡す慣習があった。
ターム人は地球人類の祖先であり、体の形質も同じである。
指も地球人類と同じく片腕に5本、両腕で10本の指があるが、8進数が使われているのは指の谷間を入れ物に準えて数を数えていた文化に起因する。
物々交換の時代が終わり、石器時代の終わり頃には硬貨の前身として貴石類が用いられるようになると、支払う際に指の間に石を挟んで数えていた。
両手一杯=8個の貴石となるので、一杯(8個、大金)、片手(4個、半額)、少し(1個、最低価格)といった取引単位だった。
本編では数値表現の頭に「0」が有る場合は8進数を表す。例 010(8進数) → 8(10進数)
※状況により表記を省略する場合があります。
●惑星タームの1日は地球の約0.98日、1年は342日、1年は8つの季節に分かれており、01~010節で表現する。
●惑星タームの衛星は2つ。どちらも地球の月の半分ほどの大きさを持つ。
太古から大いなる二人の創造神として崇められて来た。
数年に1回程度の割合で直列し、重合による強力な潮汐力によって大津波などの災害をもたらしてきた。
人々はこの事象を二神の喧嘩による”怒りの波(ラウアーウル)”として恐れた。
●ターム語の規則、表現:
・人口知能を表す言葉は「アル~」、2級神以下の神の名前は「~ス」が付くことが多い。
永遠なる者アル・マ・レイズが語源とされる。(必ずというわけではなく、例外はある)
・大きい「ゾル」、小さいは「デル」。
・魔界は「グル」、モンスターは「ギラン」。
例えば、炎を吐く魔獣はカーグルギランと呼ばれる。
・火、戦、貫通を意味する言葉は「カー」で、「カーク」「カーゲ」等の類似表現があり、例えば火と炎、のような使い分けに近い。
・勇者は「タラン」、武器は「キン」、剣は「ファネル」、槍は「カーデ」、盾は「ダート」。
特にカーデ、ダートの様に語尾を伸ばした名詞は、もともと大きいとか、より大きいものであることを意味する。また動詞の語尾を伸ばすと、もっと~などの様に誇張された表現となる。
よって、勇者の持つ槍はカーデタランキ。大きな(強い)盾はゾルダートとなる。
組合わせて熟語になると、各語の最後や連結部は慣習などにより省略されることがある。
・強調表現として次の様な規則がある
例.
(地球式表現) → (ターム式表現)
スイッチ、オン! → スイッチ、オーン または スイーッチ、オン
スイッチ、オン!! → スイッチ、オーーン または スイーッチ、オーン
スイッチ!、オン! → スイーッチ、オーン
※語尾の言い回しでオーンはオンーの様に変則的な使い方も存在する。
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