第8話 新しい日常

ん〜、眩しい…。


「ノエル様おはようございます。」


あ、そっか昨日からキールがいるのか。


「おはよう、キール。」



△▼△



あのあとキールは朝の準備とかをしてくれた。


ほんとに助かる。


正直朝は寝ぼけてるから、その間に終わってるはありがたい。


そういえばキールはほんとうに器用だった。

髪をとくのも着替えるのも丁寧だった。


俺が11歳の時は虫取りして遊んでたよ。



△▼△



ふう、食った食った。


お昼寝しようかな、キールと本読もうかな…。



「ねえ、キール。本読もうよ。」


「え、あ、はい!」


あれ、どうしたんだろう?


「キール、大丈夫?何かあった?」


「いえ、なんでもありません。」


「そ、そう?でも、何かあったらすぐ言うんだよ?」


「はい。お気遣いありがとうございます。」


「じゃあ本読もっか。」


やったね、今日もキールと本が読める。

お母さんとお父さんと飲むのもいいけど、やっぱり年が近いほうが友達みたいでいいね。

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