第2話 もしかしてイケメン?

——おはよ。

今日もいい天気。

あんまり日にちとか数えてないけど転生から数週間経ったと思う。


やべえ。


——ほんとすごい快適!

赤ちゃんは何もしなくていいんだから!

食って寝て食って寝て…。


しかも、今の季節がいつなのかわからないけど、なんかちょうどいい室温なんだよね。

音もしないし、クーラーみたいなのはなさそうだけど。


日本にいたときはクーラーがあったから室内はよかったものの、温暖化で暑さとかやばかったから、それと比べるといい生活になったのかも。


あと、家族に愛されてるって幸せって改めて実感してる。

でも、本当はこの体が別の人間のものだったりしたら…って考えると、人のものを奪ったみたいでちょっと罪悪感抱くけど…。


あ、そうそう。

あまりに快適で今後について何にも考えてなかったんだけど、気になったことがいくつかあるんだよね。


何かしたい!とかなりたい!とかそういうのはまだ、よくわからないけど、そもそも俺は今度こそ幸せになりたい!っていうのが最終目標?的なやつだ。

だから、使えるものは使っていこうと思う。


まず、俺の容姿。


どんな見た目してんだろうね。


両親は美形だから、ある程度整ってるとは思うけど、高望みもよくないよね。

けど、見た目ってやっぱり第一印象を左右するし、整ってて損することはないでしょ。


部屋を見渡したときに、鏡らしき縦長の板があったから、そこまで行って確認するしかないよね。


あと、やっぱり魔法があるか知りたい!


お父さんとかに聞いてみる?

あでも、今喋れないか。


とりあえず魔法に関しては保留だな。


あ、てか、兄弟とかいるのかな?


いたら、流石にもうあってるか。

いなそうだな。


そしたら、まず鏡までいってみるか。

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