第4話
あの人の家から出て数時間がたった。
そして思い出す。
はわわわわわ!?!?!?!?!?!?!?
まさかこんなことになるなんて!?!?
ここまでは私望んでないですわ!?
まさかそのむ…胸を揉まれるとは///
確かに私も少しそういったことは考えた上でカラス様が寝ていたソファーに潜り込もうとしましたわよ?
でもいきなり触られる…とか…思いませんでしたわ…
あの場はしっかり平然を保ててましたわよね
(保ててない)
恥ずかしかった。でも少しだけ…そのきもち…
なんでもないですわ!?
一体何を狼狽えてるのですか私は!!!
私はグレース!グレース・ノアですわ!!!
たかが男に胸をもみくちゃにされた程度では狼狽えませんわよ!
えぇ!何をウダウダとしてたのでしょうか!?
私はそもそもあの方を落とし、妻として迎え入れて貰うためにあの場所に向かったのではなくて!?
とはいえ自分からまた明日と言ってしまったので今日はまた野宿ですわね。
…また1人
少し…ほんの少し…寂しいですわね…せっかくお会い出来ましたのに…
いけませんわ。
私は気高い高貴な女騎士…
今までだって私ひとりでこの地まで冒険しましたわ。
ですので1人でもだいじょ…
涙が落ちそうになる
その時だった
「あぁ…カラス様…」
そう。カラス様が迎えに来てくださったのです。
「あー…なんて言うか、さすがに女1人野宿させるのもよくないと思うし…めんどくさい事になりそうな気もするがお前が良ければしばらく俺の家にいないか?」
…泣きそうだ。
少しだけ気まずいですが元々カラス様に嫁ぐためにこの地まで来たのですし。
その気になっているうちに…
「えぇ…!えぇ!私、あなたのお家でお世話になります。よろしくお願いいたしますわ。こう見えて私、料理洗濯掃除なんでも出来ますわ!」
「なら家賃ということでお願いする。せいぜい楽にさせてくれ。あと…結婚の話だが…」
私は話の途中で話し出す。
「結婚事でしたら。私の感情が溢れ出したあまりなんの段取りもせずに言ってしまったこと。深く謝罪させて頂きますわ。いずれ…いえ、なんでもないですわ///」
「あぁ、いずれの後は気になるが今はせいぜい俺がこき使って俺が楽に過ごしてやる。その代わりにお前は俺の家で寝泊まりが出来る。これでどうだ?」
少し泣きそうになりましたわ。
でも答えなければ…
「はいっ!喜んで尽くさせていただきますわ!」
精一杯の笑顔でそう答えた。
そしてカラスが続ける
「そんで…カラス様カラス様言われるのもなんだか背中がかゆくなるからな…名前でも教えておく。」
「俺の名前はリアム、リアム・クロウだ」
「リアム…クロウ様…ふふっ♪カラス様ですわね♪」
「カラス様やめろ。次言ったら追い出すぞ」
「そんな、まだお家に上がってすらいないのに嫌ですわ………その…リアム様?」
少し上目遣いで名前を呼んでみる
「っ…!まぁ…次から気をつけろよな。
さて帰って飯食って寝る!俺のために早速作ってくれ。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
いいねいいねぇ〜!
楽しくなってきたね〜!
僕もあいつらの生活もっと近くで見たくなってきたよ!
あっ!そうだ!!!
僕猫になってあいつらにせわしてもらおーっと!
さて…久々の下界だ。
楽しくなってきたぞ。
フフフ…
猫の練習しとこーかにゃー。にゃーにゃー♪
こんな感じかな?まぁ行ってみるかー!
いざ!下界へ!
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