#262 リザルト
「話が長い! しかも滅茶苦茶内容が重い!! 胃もたれするわ!!」
過去フェーズ戦ってる時から何となく予想はしてたけども!!
何というか、やること為す事全部裏目に出ててひたすらに救われない話というか……闇落ちして当然だろってルート辿ってんなあの兄弟……。
しかし徹夜したての脳にこの情報量はちょっとキツイな……ライジンの生放送見てる視聴者達もアレを見させられたのなら一種のテロみたいなもんだろ。
えーと、うん。まあ、取り敢えず。
「……愛って怖いね!」
「さっきのアレ見させられてその感想なの大分終わってない?」
いや普通に怖くない……? そもそも、戦う前から勝てないって分かってるのに三千年も待ち続けるって正気の沙汰じゃないぞマジで。愛は人を狂わせるとか言うけど全くもってその通りだな……。
「しかしトラベラーってかなり安直な理由で名前付けられてたんだな……もっとこう深い意味があるもんかと思ってたんだけど」
「このゲーム名からして名前の付け方が安直なのは元からじゃないかなぁ?」
「おっしゃる通りで」
まあトラベラーって名前の時点で旅人かそこらだろうとは思ってたけどさ。
「でもこの記憶を通して黒幕……【粛清者】の正体については何となくだけど把握出来たね。それに、トラベラーの正体についても大体見当が付いた。いやぁ、楽しくなってきた、考察が捗るね……!!」
「視聴者置いてけぼりにして考察厨モードに入るのだけはやめとけよ?」
「おっと、そうだった。まだ配信してたの忘れてた。じゃあ皆、長時間付き合ってくれてありがとう!! また考察纏めたら枠取るからその時はよろしくな!!」
ライジンが徹夜明けとは思えない爽やかな笑みを浮かべたままウインドウを操作すると、ライジンの近くに浮かんでいた配信ウインドウが消える。
……なんかコメント欄「お疲れ様」よりも「は?」とか「お預け!?」とか「報酬は!?」とかで埋まってたけど大丈夫か?
「枠の切り方大分雑だったけど良いのか?」
「また近い内に2nd TRV WARが開催されるみたいだし、手の内は秘匿しておくに限るだろ?」
「そこら辺ほんとしっかりしてるよなお前」
にやりと悪い笑みを浮かべるライジンに呆れてため息を吐く。
大方【二つ名レイド】の報酬を秘匿する為にすぐに切っただろ。この抜かりなさが現プレイヤー最強である理由と言うべきか……。
「後、今回配信付けてたから気付いた事なんだけど、【双壁】の記憶を見てる最中は配信止まってたみたいだね。運営的にもエンドコンテンツは核心的なネタバレを含むから知りたければ自分の眼で見ろってスタンスらしい」
「ほーん……」
と言う事は情報量テロは未然に防がれたって訳か。……まあ、配信追ってた人達からすれば滅茶苦茶気になる所でお預け食らったんだろうが。
『トラベラー! 遅れてすまない!! 状況はどうなっている!?』
と、すっかり談笑ムードになっていると、後方から声と共に着地音が響き渡る。
視線を音のした方へと向けると、そこには水晶から解放されたリヴェリアの姿があった。
おっと、戦闘は終わったとはいえまだやらないといけない事が残ってるんだったな。
『──っ、あの二人は……』
リヴェリアは一度こちらを見てから、遥か彼方に佇む、淡く消えていく【双壁】を見る。
『……そうか。……私はまた、間に合わなかったのだな……』
状況を察したリヴェリアがふ、と自嘲染みた笑みを漏らした。
あの二人の過去を見た今だから分かるが、リヴェリアと彼らの間には決して浅からぬ絆があったのだろう。
『最後ぐらい語らうのも良かろうが、大馬鹿者め……ティーゼを失って、悲しんだのは私も同じだ。……何故、二人だけで背負おうとしたのだ……』
「……お前もあの兄弟の記憶を見たのか?」
『ああ。……あの水晶に閉じ込められている間、ネルとヘルの記憶を覗き見た。あやつらが歩んできた旅路を、な。……だからこそ、トラベラー。貴様に謝らねばならぬ事がある』
リヴェリアはそう言うと、ゆっくりと頭を下げた。
『再会した時の非礼を詫びよう、古き友よ。……私は、トラベラーがあやつらを裏切って死なせたのだと思い込んでいた。……ティーゼを救い出すのは早々に不可能だと分かっていたからこそ、その事実を納得させる為に……二人と別れていたのだな』
「……記憶が戻ってる訳じゃ無いから断定は出来ないけど……きっと、そうなんだろうな」
過去トラベラーは口下手な上に感情そのものが希薄と来た。だからこそ、兄弟との意見の相違が起きて、あのような結末に至ってしまったのだろう。
とはいえ、もう少し上手いやり方があったんじゃないかとは思うけどな。
『しかし、分からない事もある。……何故、あやつらは人の姿を捨てた後、この地へと帰ってきたのだ? ……あやつらの性格からして、てっきり私はティーゼを救うまではこの地に帰って来ない物かと……』
確かに、粛清の代行者としてトラベラーの力を試すだけなら、場所がここである必要は無いもんな。
「多分だが、あの二人がこの地に帰ってきた理由は……本当の意味で、ティーゼの帰る場所──セレンティシアを護る守護神になろうとしてたんじゃないか?」
『……! それは、一体どういう……?』
そう思った根拠を、これまで得てきた情報を振り返る様に、リヴェリアに言い聞かせる。
「海鳴りの洞窟にあった伝承。【双壁】となったあの兄弟がこの地に現れた際、漁獲祭の最中に魔物に襲われそうになっていた漁師を救ったっていう話があった。かつて自分達は『祝福』のせいで村を追いやられたのにも関わらず、な。あの村の連中が憎いのなら、そもそも助ける必要なんて無いしな」
『…………』
「それに、ハーリッドでの巫女の誘拐事件。この場所で戦う前にヘルの思念体と会話した時……あいつはティーゼのような悲劇を繰り返さない為だと言っていた。それこそがヘルの本心で、その後はこちらを挑発するような発言をしていた。今になって思うに、敢えて自分達が
『独りよがりな考えによって巫女を拉致監禁する』……プレイヤー達の不快感を煽って敵意を向けさせるには最適な手段って訳だ。
そもそもヘルは最初から歴代巫女達を攻撃するつもりは無かったようだし、時も止まってるって言っていたから中に閉じ込められた彼女達が苦痛を感じる事も無かっただろうしな。
無論、取り残された歴代巫女の家族も居ただろうから、そこは許されない点ではあるけどな。
本当に、どこまでも不器用な連中だよ、全く。
「勿論、あいつらが最優先に掲げていた目標はトラベラーに【戦機】ヴァルキュリアを討ち滅ぼしてもらう事。だが、いつトラベラーが帰ってくるか分からなかった以上──その間あいつらに出来る事はティーゼが好きだと言っていたハーリッド……そしてセレンティシアを護る事なんじゃないかってね」
『……そう言う事か』
俺の言葉を聞いて、リヴェリアは納得したように頷いた。
「やり方は間違っていたかもしれない。けれど、あいつらがティーゼを救いたいって気持ちは確かに本物だったんだろうよ」
あの兄弟が、もう少しだけ勇気を振り絞れていれば……あの兄弟がもう少しだけトラベラーを信じる事が出来れば……彼らの永い永い戦いは、もっと早くに決着が付いていたのかもしれない。
だが、トラベラーとの関係に大きな亀裂が出来たせいで、素直に託す事が出来なくなってしまっていた。
だからこそ、自分達が必要悪になってでも、ティーゼを救ってもらう選択肢を選んだのだろう。
「……俺達はあの兄弟の意思を受け継ぎ、この手で討ち滅ぼした。そして次はティーゼを……【戦機】ヴァルキュリアを討ち果たすつもりだ」
『……ああ。それは他ならぬ、貴様らにしか出来ぬ所業であろうよ』
「だから、リヴェリア。おまえにはあの兄弟が担っていた役割……化け物になってでも護りたかったこのセレンティシアを護り続けてくれないか?」
『!』
リヴェリアは目を見開いた後、笑みを携える。
『──ああ、分かった。ならば私が彼らの代わりとなろう。セレンティシアを護る守護龍として、生涯この地を護り続ける事を、ここに誓おう。……待つのは、得意だからな』
「おおうブラックジョーク……それ笑っていいのか?」
『クク、なぁに、ただの冗談だ。せめてくすりとぐらい笑え、トラベラー』
いや三千年も待ち続けた結果誰も帰って来なかった現状からして笑っちゃいかんやつだろそれ……。
顔を思わず引き攣らせていると、リヴェリアはこちらの眼をしっかりと見つめながら。
『古き友よ。──改めて礼を言う。私はこの地に残るつもりだが──もし私の力が必要になった時はいつでも呼ぶと良い。その時は力になろう、我が友よ』
「おう。その時になったらたっぷり働いてもらうから覚悟しておけよ」
不敵な笑みを浮かべたリヴェリアに、こちらもにやりと笑って返す。
と、話が一段落した所で。
「あ、あの……」
おずおずといった様子で、リヴェリアの陰から一人の女性が顔を覗かせる。
どこか面影のある顔立ち。水晶に囚われていた歴代巫女の内の一人だ。
「あなたは……」
「……私は、ハーリッドに住む巫女のラミンと申します。あの、ここは……? それに、貴方達は一体……?」
困惑した表情で震えている女性……ラミンさん。その名を聞いて、アラタの母親である事を確信する。
ライジンに目配せすると、一つ頷いてから、不安を取り除かせるように微笑んだ。
「話すと長くなるので、詳しい話は地上に帰ってから話すとしましょう。あなたの味方であるのは間違いないので安心してください」
「は、はいっ……!」
ライジンがにこやかに笑いながらそう言うと、ラミンさんは少し赤面しながらこくこく頷く。
うーんいっそ腹正しいほどのイケメンフェイス。心なしか輝いて見えるのは気のせいか?
……ん? ちょっと待て、一人?
「……あれ、リヴェリア。ラミンさんしか居ないけど、他の人達は見なかったか?」
『ああ、確かにこの娘以外にも居たのだが……水晶が割れた途端、姿を消したのだ。……恐らくではあるが、元の時代へと帰ったのでは無いだろうか』
「なるほど……最後の最後にあの兄弟が気を利かせたって訳ね」
確かに、今目覚めたとしてもラミンさん以外の歴代の巫女達は完全に浦島太郎状態だもんな……。
あれ、そう言えば歴史改変ってマズいんじゃなかったっけか? ……まあ、どっちにしろやった本人がもうポリゴンとなって消えてるんだから責任の負わせようが無いって解釈で良いのか?
丁度、その時。
「あ、見てください。【双壁】が……」
ポンが指差した先、【双壁】の最後の粒子が天へと昇っていった。
偽りの夜空に粒子が淡く解けて消えて──少し前まで佇んでいた巨大な島のような【双壁】は、後形も無く消え去った。
「【双壁】は倒せたし、ラミンさんの救出も出来た事だし……これで一件落着か?」
「いやー長かった! 本当に皆、お疲れ様!」
「おう! 久々にお前らと長時間ゲームが出来て楽しかったぜ!」
「ふぁあ……流石の僕も疲れちゃったからこれはログアウト即爆睡コースだねぇ……」
「ですね……」
「…………なぁ」
再び談笑ムードになっていると、何やらウインドウとにらめっこしていた串焼き先輩が、こちらを見た。
「聞きたい事が一つあるんだが……」
「どうした、串焼き先輩?」
「……これ、どうやって帰るのが正解なんだ?」
「「「「「あ」」」」」
◇
海岸に座る人影が一つ。
トラベラー達が十数時間前に空間の亀裂に入って姿を消し、守護神に戦いを挑みに行ったその場で、一人の少年が彼らの帰りをずっと待ち続けていた。
その少年──アラタは膝に顔を埋める。
「やっぱり無理だったのかな。お兄ちゃん達は……僕の為に嘘を吐いてくれたのかな」
ぽつりと呟いた弱音。
いつまで経っても帰ってこない彼らに、アラタは嘆息する。
ようやく信じられる人が出来たと思っていたのに、彼らももう帰ってくることは無いのだろうかと……そう思いながら。
アラタが立ち上がり、村へと向けて歩こうとした……その時だった。
──ドザパァァァァン!!!
「ええっ!?」
アラタの視線の先、海面が突然爆ぜ、そこから巨大な影が飛び出すと、海岸に着地する。
ブラッド・シーサーペントよりも巨大な龍……その迫力に、アラタは思わず息を呑んだ。
「そうだよなぁ、【双壁】が消えたんなら自力で戻ってくるしかないよなぁ!! 畜生、そこら辺のアフターケアしっかりしてくれよなあの兄弟!! うぇ、海水の味まで丁寧に再現されてら……げほげほ!!」
「し、死ぬかと思いました……うぅ……」
「やっぱゲームの中とは言え窒息死は洒落にならないよねぇ……流石の僕もこれはキッツイなぁ……」
『【粛清の代行者】を討ち滅ぼしたとは言え、やはり衰えたな、トラベラーよ。かつての貴様であれば水中での活動も容易であったぞ?』
「だから過去トラベラーはどんだけ最強の生物だったんだよ……生物としてあまりにも完成され過ぎだろ……」
「あ、あ、あ…………」
巨大な龍の背に乗る人影を見て、アラタはゆっくりとした足取りで龍へと向けて歩き出す。
忘れもしない、幼き日に見た母親の姿。それが、彼らの傍に確かに存在していた。
「かあ、ちゃん?」
大粒の涙を零しながらアラタがそう呟くと、アラタに気付いたラミンがリヴェリアの背から降りると、涙を浮かべて駆け寄っていく。
「アラタ!」
「母ちゃん!!」
もう二度と離れ離れにならないように……力いっぱい抱き合い、再会の喜びを噛み締める二人。
リヴェリアの背から降りた村人Aは、そんな二人の下へと歩いていく。
「よう、アラタ。随分待たせたな。……約束、確かに守ったぞ」
サムズアップしながら笑う村人Aに、ラミンに顔を埋めていたアラタが顔を覗かせる。
「うん、うん……!!」
涙を流しながら、頷き続けるアラタに柔らかく笑いかける。
止まる事を知らない涙を拭い続け、表情がぐちゃぐちゃになりながらも……アラタは精一杯の笑顔を村人Aに向けた。
「──おかえり、お兄ちゃん!」
「ああ。──ただいま」
『かつての友を打ち滅ぼし、星々の記憶の断片を継承した』
『三千年の間決して揺らぐ事の無かった星は墜ち、その存在を敵対者に知らしめる』
『しかして安堵するな、旅人よ。これはまだ聖戦の序章に過ぎない』
『牙を研ぎ、いずれ来る破滅の刻に備えよ』
≪【二つ名レイド】【海岸の主、未だ双壁に傷を負ず】complete!≫
≪コンテンツ内での貢献度に応じ、報酬が分配されます≫
『クロニクルクエスト【人と龍を巡る物語】フェーズEX『英雄の証明』、
≪報酬分配対象:全員≫
≪特殊イベント達成により希少品【不滅の英雄剣の断片】を入手しました≫
≪特殊イベント達成により称号【最も新しき英雄】を入手しました≫
『もしもの世界を駆けた英雄の、凍てついた心を動かした』
≪報酬分配対象:村人A≫
≪特殊イベント達成により希少品【聖剣の断片】を入手しました≫
≪特殊イベント達成により希少品【四天の炉心核(破損済み)】を入手しました≫
≪特殊イベント達成により称号【過去から今へ】を入手しました≫
『ティーゼ・セレンティシアに対して宣戦布告を行った』
≪報酬分配対象:全員≫
≪特殊イベント達成により称号【宣戦布告】を入手しました≫
≪特殊イベント達成により称号【約束】を入手しました≫
『三千年に渡る永き戦いに終止符を打った』
≪報酬分配対象:全員≫
≪【双壁】討滅により希少アクセサリー【星屑の指輪】を入手しました≫
≪【双壁】討滅により希少品【双壁の破島片】を入手しました≫
≪【双壁】討滅により称号【受け継がれる思い】を入手しました≫
≪【双壁】討滅により称号【城塞攻落】を入手しました≫
≪【双壁】討滅により称号【二つ名殺し】を入手しました≫
≪報酬分配対象:村人A≫
≪【双壁】討滅により希少武器【星穿弓オリオン】を入手しました≫
≪報酬分配対象:ライジン≫
≪【双壁】討滅により希少武器【双星刃ディオスクロイ】を入手しました≫
≪報酬分配対象:ポン≫
≪【双壁】討滅により希少武器【星纏拳ベガ】を入手しました≫
≪報酬分配対象:銀翼≫
≪【双壁】討滅により希少武器【神刀・星影】を入手しました≫
≪報酬分配対象:ボッサン≫
≪【双壁】討滅により希少武器【星戦斧アルタイル】を入手しました≫
≪報酬分配対象:串焼き団子≫
≪【双壁】討滅により希少武器【星紡剣ペルセウス】を入手しました≫
『困難な挑戦を乗り越えた』
≪挑戦内容:『災害踏破』 条件:最終エリア【星骸】第5サイクル『災害強襲』において各エリアに出現したエネミーの内一体でも撃破する≫
≪報酬分配対象:村人A・串焼き団子≫
≪エクスポイズン・ギガイーターの討伐により希少品【劇毒花の双燐弁】を入手しました≫
≪エクスポイズン・ギガイーターの討伐により希少品【劇毒花の溶解液】を入手しました≫
≪エクスポイズン・ギガイーターの討伐により希少品【劇毒花の鋭毒牙】を入手しました≫
≪挑戦内容:『双壁に捧ぐ鎮魂歌』 条件:最終エリア【星骸】攻略において【船出の唄】を演奏せずに【海岸の主、未だ双壁に傷を負ず】を踏破する≫
≪報酬分配対象:全員≫
≪挑戦報酬として希少アクセサリー【
『【二つ名レイド】コンテンツ内において、多大な貢献を行った』
≪報酬分配対象:ポン≫
≪MVP報酬として希少武器【星降りの贈笛】を入手しました≫
≪報酬分配対象:村人A≫
≪MVP報酬として希少防具【
『黒ローブを纏った男からの依頼を完遂した』
≪報酬分配対象:全員≫
≪ユニークアイテム【最果ての地への招待状】を入手しました≫
『粛清の代行者を討滅した事で、グランドクエスト【ルーツを巡る物語】が進行されます!』
『グランドクエスト・フェーズ2【使徒の胎動】』
『グランドクエストの進行により、各地の代行者達が動き始める……』
『【■伽■】起床。大樹の主は微睡みの中で愛を謳う』
『【■■】開宴。欲望の園は欲深き来訪者を手招いている』
『【■■】傍観。支配者は玉座から世界を睥睨する』
≪WARNING!≫
『粛清の代行者討滅により、【ワールド・エンド・カウントダウン】が起動しました』
『【粛清の刻】まで、残り729日23時間59分59秒────』
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