#200 【龍王】討伐作戦 終幕


「ライジン! いったいこれはどういう状況だ!?」


『俺にも分からない。……なんで、【二つ名】同士が対峙しているんだ……!?』


 ライジンに通話を飛ばし、開口一番問いかけてみたが困惑したような声音が返ってくる。

 考察厨のライジンなら何かしら気付いたかもしれないと思ったのだが、流石に予想外の展開か。

 俺だって何が起きたのか一瞬分からなかった。

 妨害すら出来ないまま、【龍王】の魔法が完成し、後はサーデストの滅びを待つだけだったのだ。


 ──あの閃光が、駆け抜けるまでは。


『……やり過ぎたな、【龍王】。──貴様は今から私の粛清対象だ』


 


 突如としてこの場に姿を現した【戦機】ヴァルキュリアは、【龍王】ユグドラシルにレイピアを向けると確かにそう言い放った。

 明確な敵意を【龍王】に向けている事からも、その言葉が嘘偽りない物だと分かる。

 【龍王】は低く唸り声を漏らしながら、ヴァルキュリアを鋭く睨みつけた。


『何故、人間ゴミ共の肩を持つ』


『結果としてそうなっているだけであって、私はこの咎人らを庇護する為にこの場に姿を現したのではない。……そもそも、私と貴様の根幹にある行動原理は。遅かれ早かれこうなるのは目に見えていた事態だろう』


 ヴァルキュリアはあくまで事務的とばかりに、淡々と告げる。

 相反する物? 恐らく【龍王】はこれまでの言動から察するに人類を滅ぼしたい側の存在だ。それに対して相反する物って事は、人類を守りたい側とも取れる発言なのだが……守る為に来たわけではないと言っているのはどういうことだ?

 ……もしかしたら粛清の代行者の中でも派閥があるのか? 代行者の中には興味本位で試そうとしている奴も居るってあの黒ローブも言っていた事だし、その可能性は高いかもしれない。

 そもそもヴァルキュリアの起動条件は恐らく『カルマ値』という秘匿された数値マスクデータによるものと推測されていたが、カルマ値はプレイヤーに与えられたペナルティ数値の筈だしそれがなんで【龍王】にも適用されているんだ……?

 ああ駄目だ情報処理が追いつかねえ、【二つ名】関連の話題になるとどうしても情報量が多いんじゃい!!


 【龍王】はその真紅の瞳を細めると、牙を剥いて獰猛に嗤う。


『鉄屑の分際で龍の祖たる我に歯向かうと?』


『そう言う事になるな』


 途端、ビリビリと肌がひりつくような威圧感が両者から放たれる。

 おいおい、マジでここでやり合うつもりなのか!?


『精々塵と化してから後悔するが良い』


『はっ。ほざけ、ただ図体が大きいだけの蜥蜴如きが』


 えっと、ヴァルキュリアさん……? そいつ、一応龍の頂点的存在なんですけど……?


 ヴァルキュリアが身に纏う赤いオーラを噴出させると、口を開く。


因子recoll解明ection:『英雄王albart』=魂幹改竄install


 ヴァルキュリアが謎の言葉を紡ぐと同時に、数字と文字が不規則に羅列した魔法陣がヴァルキュリアの周囲に展開。続けてレイピアが純白の粒子となって解け、解けた粒子が別の形となって収束。その細身に似合わぬ無骨な深紅の大剣が構築され、柄を力強く握りしめると大きく振りかぶった。


『【龍王の息吹ドラゴンブレス】』


『【天喰アマグライ】』


 龍王のブレスが放たれた瞬間、天を割くような強烈な斬撃が放たれる。一拍置いて激突すると、轟音と共に凄まじい爆発が巻き起こった。

 ヴァルキュリアはその爆心地に自ら突っ込んでいくと、【龍王】の眼前に躍り出る。


『【天翔覇斬】』


『【深淵なる闇の中へイントゥザダークネス】』


 【龍王】が魔法陣を展開すると、ゴポリと空間に突如として真っ黒な液体があふれ出し、斬撃を放とうとしていたヴァルキュリアの真紅の大剣を呑み込んだ。

 真紅の大剣は黒の液体に触れると、ぶつぎりになったように剣身が消滅した。

 それを見たヴァルキュリアはチッと一つ舌打ちをして、そのままヴァルキュリアごと呑み込もうとしてきた漆黒の液体をすんでの所で回避すると、空中を踏みしめて跳躍する。


因子recoll解明ection:『蹴撃王exe』=魂幹改竄install


 ヴァルキュリアが手を振りかざすと、先ほどの【龍王】の攻撃によって呑み込まれてしまった剣が消滅し、剣を構成していた粒子がヴァルキュリアの下に殺到する。

 粒子はヴァルキュリアの足元に収束し、翡翠色のレッグアーマーが構築された。


『【空間跳躍】』


 ヴァルキュリアが再び空中を踏みしめると、まるで瞬間移動でもしたかのように【龍王】の顔面へと肉薄する。


『──ッ』


『【流星蹴撃エグゼ】』


『グオオオオオオォォォォオオオオ!?』


 ヴァルキュリアが纏ったレッグアーマーが輝くと、目にも止まらぬ速さで足が振り抜かれる。

 ズドンッ!!っと顔面を覆う鱗を粉々に蹴り砕く程の強烈な蹴りによって【龍王】の顔面が大きく吹き飛び、そのまま体勢を崩して……!?


「おいおいおいおい嘘だろ!? 体重差どんだけあると思ってんだ!?」


 ズドォォォォォォオオオオオオオオン!!!!


 驚くべきことに、ヴァルキュリアが放った蹴技によって【龍王】はそのままフォートレスを巻き込む形で倒れ込んだ。

 ヴァルキュリアは顔色一つ変えず地面へと降り立つと、ふんと鼻を鳴らす。


『衰えたな、陸の覇王とまで言われていた貴様が』


 その様子に、思わず引き攣った笑いを浮かべてしまう。


 ヴァルキュリアが相当強いのは前から知っていた事だけどまともにダメージすら与えられてなかった【二つ名】にダメージを負わす所か、タイマンでぶっ飛ばせると来た。

 ……今度カルマ値関連でヴァルキュリアにお世話になる事になったらへりくだるべきだろうか……。現状まともに一対一ワンオンワンしたら勝てるビジョンが見えねえ、いやマジで。


 【龍王】は地鳴りを起こしながらゆっくりと瓦礫の中から身体を起こすと、まるで憐れむかのような視線をヴァルキュリアに向ける。


『──力を渇望した果てに産まれた憐れな存在よ、それ程の力を得るまでに一体幾人の同胞はらからを犠牲にしたというのだ』


『……貴様には関係あるまい。因子recoll解明ection:『狙撃手eston』=魂幹改竄install


 ヴァルキュリアが再び何かを呟くと、レッグアーマーが粒子となって解け、今度は白く長細い武器が生成され始める。

 全体的にシャープで尚且つ先進的なデザインのそれは、どこか見覚えがあるような武器で……。


『おい村人、ヴァルキュリアが今生成したアレって……!!』


 ライジンが何かに気付いたのか、生成された武器を見て驚いたような声を漏らす。

 ああ、ここからも見えてるよライジン。だからこそ、驚きが隠せない。……


『最大威力算出、空間超越機構展開。【狙撃手の瞳イーストン】発動……【龍の炉心核ドラゴンハート】捕捉。──射撃準備レディ発射ファイア


 ヴァルキュリアが姿勢を屈めながらその武器の引き金トリガーに指を添えると、その武器の先端から幾重にも重なる魔法陣が展開された。

 その魔法陣が回転し出すと、武器が轟音を鳴らしながら何かを射出した。

 音速を超えて射出された物……は、抵抗する隙すら与えずに【龍王】の身体を穿った。


『グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!?』


『標的に命中を確認。【狙撃手の瞳イーストン】発動。──【龍の炉心核ドラゴンハート】に損傷を確認。即座に行動は不能と判断、追撃する』


 ヴァルキュリアが今しがた生成した武器の名は──『ネクサス』。Aimsにおけるの一つだ。

 距離が増す程に威力が向上するという恐ろしい性能を秘めた銃で、先のAimsにてSnow_menが用いていた銃でもある。

 その兵器は確かに今、SBOの世界に存在し、【戦機】ヴァルキュリアの手に握られている。


「──はは、また想定外が降って湧いてきやがった。Aimsの世界線とSBOの世界線は一緒だってのか? 仮にそうだとしても、ファンタジー世界に銃器を製造する技術がどこから湧いて出てきたんだ……?」


「……少なくとも、Aimsの世界にドラゴンは居なかったし、魔法とかのファンタジー要素は無かった。……Aimsのうん千年後の世界だとしても、辻褄が合わないと思う」


 シオンの言う通り、この世界がAimsのうん千年後の世界だとしても、あの惑星は既に荒廃しきっていた。あの惑星がこれほどまでに自然豊かに発展するとも思えない。それこそ、他の惑星に移住するとか以外には。

 ……ん? いや待てよ。……なんか、何かが引っかかってるような……。


 そんな考えている俺達をよそに、ヴァルキュリアは苦しみながら悶えている【龍王】にトドメを刺すべく、歩き出していた。


「あ、おい!? どこ行くんだシャドウ!?」


 その時、プレイヤーの内の一人が出していたシャドウが一人でに行動し始める。

 シャドウは【龍王】に追い打ちを掛けようとしていたヴァルキュリアの元へと近付いていった。


「何やってるんだシャドウ! 危ないぞ、壊されるぞ!?」


『……』


 主人であろうプレイヤーの言葉に応答する事無く、シャドウは滑空しながらヴァルキュリアの元へと近付いていった。

 ヴァルキュリアはそんなシャドウを一瞥するが、邪魔だと言わんばかりに首を一度横に逸らす。


『止まってください。……いいえ。、【戦機】ヴァルキュリア』


 シャドウがヴァルキュリアに声を投げかけると、ヴァルキュリアは歩みを止めて振り返った。

 そのまましばしシャドウをじっと見つめていると、シャドウの纏う雰囲気が一変する。

 

『貴女に伝達事項があります。……しかし、情報が凍結されている為、共有意識に接続を要求します。──接続完了。当機の干渉アクセス権限を【■■■グランドマスター】に譲渡致します』


 途端、普段会話している時のような柔らかな声音では無く、機械染みた無機質な声音で話し始める。


『個体名【戦機】ヴァルキュリアに通告。塔から課された指令オーダーを破棄。よって、それ以上の【龍王】への追撃は許可しない。確かに代行者同士の潰し合いは容認してはいるが、それは互いの覚醒を促すが為だ。益を齎さぬ衝突は、本来の目的を完遂する上で不要な行為である。速やかに帰投せよ』


『──了解』


『伝達事項は以上。共有意識への接続を切断します。──切断完了。当機の干渉アクセス権限はマヨラープリンスに譲渡されました』


 そう言ってシャドウは再び主人であるマヨラープリンスと言う名のプレイヤーの下へと戻っていった。

 ……あのプレイヤーが連れているシャドウだけが特別なのか? いや、そうではないのか……?

 ……少し、探りを入れてみるか。


「なあ、シャドウ」


「なんでしょうか、主人マスター


 俺の呼びかけに応じて、相棒であるシャドウが出現する。


「……ってなんだ」


「──申し訳ありません。禁忌事項に抵触している為貴方にそれをお伝えする事は出来ません。しかし、それを貴方は一度その眼で見ているはずです」


「一度見ている?」


 ……待て、塔なんて見た事あったっけ。……そんな分かりやすいランドマーク、忘れる事は無いと思うんだけどな……。

 と、その時隣に立っていたシオンがくいっと袖を引っ張ってくる。


「……傭兵、そこら辺の詮索は後にした方が良い。今のシャドウの会話から察するに、ヴァルキュリアは【龍王】に追撃しないらしい。……って事は、私達で【龍王】をどうにかしないといけないって事だよね」


「──ッ!」


 確かにその通りだ。先ほどのシャドウの発言の真意が何にせよ、今はそれに意識を向けなければいけない。

 下手したら、【戦機】と【龍王】の二体の【二つ名】と同時に戦闘を行わなければならないかもしれないのだから。

 張り詰めた空気の中、ヴァルキュリアはネクサスを担ぎ上げると、ふっと嘆息する。


『──三割、と言った所か』


『ほう?』


『全盛期の三割程度しか力を取り戻していないのだろう、貴様』


 ヴァルキュリアの発言に、その場に居た全員が凍り付いた。

 三割? 全力の三割しか力を発揮できなくて俺達はあそこまで蹂躙されていたのか?

 未だ底が見えない【二つ名】だが、そこまで実力差があるものなのか……!?


『……その通りだが、衰えた人類ゴミ共など、三割程度の力で十分だ』


『やはりそうか。だが、見通しが甘かったな【龍王】。貴様がかつての力を取り戻してさえ居れば、私など相手にすらならなかったのに。──貴様の悲願も、易々と成し遂げられただろうに』


『我を止めようとした貴様がそれを言うか。上からの指示で直ぐにころころと意見を変える傀儡は、全く可哀想な物だな?』


『過去と復讐だけに囚われた貴様も十分可哀想な生き物だがな?』


『アァ?』


『ハァ?』


 【龍王】と【戦機】が正面切って睨み合う。

 ただ睨み合っているだけなのにその重圧でこっちが圧し潰されそうなのはなんなんですかね……?

 出来れば余所でやってもらいたいもんなんですけど……?


のよしみだ、今この場で退くのなら見逃してやろう。先ほどの【龍の炉心核ドラゴンハート】の損傷で今は更にマナの出力が落ちているだろう。ここに居る咎人共らを相手取りながら街一つ滅ぼすのすら容易ではあるまい?』


『……言われなくともそうするつもりだ、傀儡風情が。……次に会った時、貴様の命も人類ゴミ諸共刈り取ってくれよう』


『ほう、それは楽しみだ。私は、私に本気を出させてくれる存在を欲している。そんな存在が現れた時、私の悲願は成し遂げられるのだから』


 本気を出させてくれる存在を求めている?

 そう言えば、串焼き先輩がヴァルキュリアの攻撃を初めて避けた時に、って言っていたような。……それと、何か関係があるのか?


『ふん、めが。それなら、自害でもすればいい物を』


『生憎、もうの身体はだけの物ではない。がそれを望んでも、がそれを許さない。そういう歪な存在なのだから、魂を全力で燃やし尽くすに足る者を求めているのだ』


 どこか異様な迫力がヴァルキュリアから迸る。

 ヴァルキュリアを突き動かす、謎の原動力。

 『カルマ値』に縛られた存在なのだと思っていたのだが、どうやらそれだけではないようだ。

 ……全く、どんどん気になる情報が増えていくな。シャドウ越しの通話ではライジンが無言だけど、多分あいつすっげー恍惚とした笑み浮かべてるだろうな。考察厨だし。


「ばっ馬鹿か! 手負いの【龍王】を逃す訳が無いだろうが!」


 と、どこからか声が聞こえてくる。

 確かに、ヴァルキュリアによってかなり痛めつけられた【龍王】をそう簡単に見逃す訳には行かない。それこそ、今が千載一遇のチャンスなのだろう。

 だが、それを許してくれる程甘くは無いのが現実だ。


『手負いと言えど、この蜥蜴は仮にも我らが【粛清の代行者】の一角だ。貴様ら全員を相手取りながら街を滅ぼすのはであって、な事には変わりはないのだ』


 そう、ヴァルキュリアが今しがた言った言葉は正しい。

 容易ではないだけであって、滅ぼす事は可能。だが、退かせることも出来る、言わばこれは──。


『つまり、これは一時的な停戦協定だ。貴様らがリスクを取ってこの蜥蜴を滅ぼすつもりなのであれば、この提案を無視して構わない。だが、その代わり私は粛清の代行者として貴様らを蹂躙せねばなるまい』


 その展開を想像して、ぞっとする。ただでさえ【龍王】に手を焼いていたのにも関わらず、先の数十秒程の戦闘で同等以上の実力を示したヴァルキュリアも相手取るとなると、勝てる確率はゼロだ。限りなくゼロに近いではない、不可能と断言しても過言じゃないだろう。

 ヴァルキュリアの言葉に一瞬怖気づきながらも、そのプレイヤーが再び吠える。


「そっ、それでも!俺達は!!」


『──舐めるなよ。貴様ら如き、幾千、幾万の束になって掛かってきても敵ではない』

 

 ヴァルキュリアが発した強烈な殺意に空気が一瞬にして凍る。

 乾いた喉の感覚が、余りにもリアルに伝わってくる。ヴァルキュリアの凍てついた瞳が向けられたプレイヤーは恐怖の余り腰を抜かしてしまった。

 マズイ、非常にマズイ状況だ。このままヴァルキュリアの反感を買えば、サーデストが滅ぼされる。

 幸い、俺は【不屈の闘志】のお陰でまだ身体が動く。今の内に俺が……!


「──はい。その提案、受け入れましょう」


 その時、一人のプレイヤーがヴァルキュリアに傅いた。

 その存在に焦がれてそれを模倣ロールしようと試みたプレイヤー、Rosalia氏だ。


「我々がこれ以上戦った所で、敗北は目に見えている。そちら側から停戦協定を提案してくださるのならば、それを受け入れましょう」


 それはまるで、懇願するように。

 これ以上の被害を産む前に、この戦いを終わらせないといけないと判断したRosalia氏の強い瞳が、ヴァルキュリアを真っすぐに捉えた。

 ヴァルキュリアはじっとRosalia氏を見つめ続けると、やがて首肯する。


『それでは【龍王】が退くまで私はこの場に留まろう。あくまで、公平であるべきだからな』


 ヴァルキュリアが視線を【龍王】に送ると、【龍王】が深紅の瞳を光らせる。


『思わぬ邪魔が入ったせいで今回はこのような結果に落ち着いたが、傷が回復したら再び滅ぼしに掛かる。……その事をゆめゆめ忘れない事だな』


 そう言い残すと、【龍王】は地面に向けてブレスを放ち、特大の穴をこじ開けると潜行し始める。

 そして、直ぐに魔法陣が展開されて魔法が発動し、地中が一瞬にして埋め立てられてしまう。

 これでは尾行のしようが無いな。流石にそんな隙を晒す訳が無いか。

 Rosalia氏がヴァルキュリアへと近寄ると、深々と頭を下げる。


「ありがとう、ございました」


『何故礼を言う。私はあくまで指示に従いこの場に来たまで。……本来、貴様ら咎人とは敵同士だからな。慣れ合いなど不要だ』


「そう、ですか」


『ではな』


 そう言い残し、ヴァルキュリアも瞬間移動してその場から姿を消した。


「…………」


 それから、しばらくの間その場に居た誰もが一言も言葉を発する事が出来ず。

  

 こうして、多くの謎を残したまま一回目の【龍王】討伐作戦は幕を下ろした。

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