第40話

シャネルかー。俺の持っているお金じゃ一個買えばほとんどのお金がなくなるな。それを買いたいから買うって思うほどお金を持っているるんはすごい。まぁ努力の結晶だろうが。人気もねるに次いでトップレベルだし。ダンスもキレキレでセンターを務めることもある。人気も実力も抜群だ。


「薫先輩は清楚な方が好きなんですか?」


「まぁな。男の大半は清楚なやつが好きだと思うぞ。芸能人清楚で売り出してるのは信用できないが」


清楚で売り出しているのに不倫をしたりとかしてるからな。それにそれで売り出すと恋愛ができなくなる。恋愛すると人気が落ちて、叩かれることもある。ガチ恋してる人も多いからね。だからその売り出しかたは正直好きじゃない。

だがそれが1番売れる売り出しかただから文句はいえない。


「そうなんですね。櫻坂も清楚で売ってる人が多いのもその影響ですかね」


「るんはリアルでも清楚だから問題ないが。後のメンバーは分からないからやらかした時がこわいな」


大体のメンバーは休業してそのまま卒業する。そいう人をアイドルファンをやっているとたくさん見てきた。アイドルとは偶像崇拝だ。だから何かやらかすとそれが崩れ思ったのと違ったと叩かれる。るんにはそうなってほしくない。るんにもガチ恋してる人は結構多いからな。


「何人かそれで卒業しましたしね」


「恋っていうのは怖いもんだからな。るんも気を付けろよ。ストカーだってアイドルにはいるんだし」


「そうですね。でも私の好きな人は何があっても守ってくれます」


るんはやっぱり好きな人がいるのか。残念に思う俺がいる。その気持ちに俺は驚いた。だって俺は天が好きだったはずだ。助けられたことで多少の好意を持ったのか?でもやはり天が1番だから、付き合いたいとは思っていない。


「そうか結ばれるように頑張れよ。るんならどんな男でも落とせるはずだ」


「、、、、鈍感だし、好きな人いるから落とせないんだよなぁー。薫先輩が振られれば吹っ切れるんだろうけど、そもそも勝ち目のないものに挑戦したりする性格じゃないからなぁー」


「なんか言ったか?」


「いや薫先輩鈍感だなぁーと思っただけです」


「俺結構敏感だと思うが。特に悪意とか」


「好意には全く気づかないじゃないですか」


そもそも俺に好意を向けるやつなんているのか?いないんだから気づきようがないと思うんだが。勘違いしていたことはあるが。結局その子は違う人に告白して付き合っていたが。


「好きな人と付き合えれば別にモテなくてもいいだろ」


「それモテない人が諦めていう言葉ですよ」


くっ俺の心臓を刺してくるな。実際にモテないやつが言い訳に使う言葉上位にはいるな。でも本当に好きなやつにだけモテればいいと思っているぞ。負け惜しみなんてしてないんだからね!イケメンとリア充は爆発しろと思っているが。あいつら見せつけるようにいちゃいちゃしてくるからな。バイト中とかめちゃくちゃムカついている。まぁたんなる嫉妬だが。


「まぁモテないからな。別に天が好きだからいいんだが」


「上川先輩が付き合ったらひとりぼっちですよ。今なら私がフリーですよ」

 

「アイドルと付き合ったら人生終わるわ」


るんと付き合うのもありと思ったが、それこそ中途半端だとファンに失礼だ。付き合うなら好きになってからだ。まぁるんは冗談で言ったんだろうけど。好きな人いるって言っていたし。


「むぅー。やはりそう簡単に落ちませんか」


むうってー可愛いな。特にほほを膨らませるところとか最高だ。これをあざとくではなく自然にやるんだからさすがトップアイドルだよな。男を無意識に刺激させている。


「俺は天が好きだからな。それをやるなら好きな人にやれば一ころだと思うぞ」


「いや薫先輩が落ちないなら好きな人も落ちません。、、、、好きな人が薫先輩なんですから」


なんか小声で言っていたが、悪口ではないだろうから深く聞いたりはしない。あまり聞かれたくないことかもしれないし。そんなことを話していると店についた。


店構えからして高級感が漂っている。ヤベー場違い感が半端ない。高校生が来るような店じゃないだろ。なんか港区女子がたくさんいるんだが。るんは気にせず入っていた。俺も続いて入る。入ると内装からしてお金をかけてるのが分かる。さすがハイブランド俺じゃ買えないな。


そしてるんはバックを眺めている。どれも高級そうで手に取るのを憚れる。デザインもどれもすごくいいように思える。ロゴがガッチリついてるのを俺が持ってたら成金に見えるだろうな。だがるんが持っていたらどれも似合いそうだ。芸能人ってすごいな。


俺はできるだけ振れないようによさげなバックを探す。値段は気にしない。だってどんなバックでも何十万もするだろうしな。気にしても変わらん。


るんは俺のことを笑顔で眺めている。合いそうなのを選べってことか。どれも合いそうだがな。可愛くも上品さを醸し出してるのがいいよな。うーん迷うわ。ロゴが目立たない方がシンプルでいいよな。ロゴが目立つと盗まれる可能性もある。それに同級生から嫉妬を買うだろう。


俺は色んなのを眺めていると、あるバックが目に入った。これにしよう。俺はそれを取ってるんに見せた。










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