第5話 愛の呪いの始まり

晴れてカップルになったことを小川に伝えた。『 まじか!これでダブルデートできるな!』小川も恋人がいたらしい。僕達はそこから長い惚気話をした。長い6限が終わりLHRが終わり帰る時教室のドアからこちらを覗いて手招きをしている彼女がいた。

『 一緒に帰ろ!』

嬉しそうな顔をしながらそういった。学校の帰りは一味違った、その時だけ別の空間にいるような特別な感覚だった。帰ってると手に何かが触れていた、彼女の手だった。

僕はその時初めて彼女と手を繋いだ。暖かった、愛する人の温もりは他の誰よりも暖かった。この温もりに一生浸ってたいと思いながら2人で駄べりながら帰っていった。

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