第4話
「これ位で良いだろう…戻ろうか。」
「うん。」
早瀬と健児は薪拾いをしていた。今西姉弟を第三者に迷惑が掛からないようにハント機関が用意した山荘に避難させていた。
早瀬は束ねた薪を背負う。健児も抱えられるだけの薪を持って付いてくる。
「大丈夫か?」
「ハハッこれ位平気さ。」健児は慣れない山道に一生懸命後を付いてくる。
「でもさ、変身すれば大木だって簡単に運べるだろう。」
「俺はサイキックじゃない。アレは強化服さ。」
「今は使えないの?」
「あくまでも対サイキック用。濫用出来ないようにAI管理されているのさ。」
「結構不便なんだね。」
「そうでもないさ。必要以上の力を持ってても碌な事にならないのを間近で見てるからな。」
健児が表情を曇らせる。「姉ちゃんもそうなの。その…不思議な力を持っているの。」
「そうだな。連中が執拗に狙ってくるという事は理恵子さんには潜在的にサイキック能力があるのは間違いないだろう。」
「…」
「ん?姉さんがサイキックという事で怖くなったか。」
「違うよ!ただ…」
これまで元気に振る舞っていたが、やはり不安を感じていたのだろう。早瀬は足を止め、健児の方に向き直る。
「いいか、俺は奴らから守ってやる事は出来る。たが、支えてやれるのはお前だけなんだ。」
「うん、わかった。」健児は力強く頷いた。
健児の肩を叩き、「さあ、早く戻らないと姉さんが心配するぞ」と、言った。
山荘では、理恵子が夕食の準備をしていた。
「あ、健ちゃん。早瀬さんのお手伝い出来た。」
「うん、薪を沢山拾って来たんだよ。」
「ふふ、良く頑張ってくれました。」
早瀬は微笑みながら健児の頭を撫でる。スマートウォッチからのバイブレーションに顔が引き締まるが、直ぐに笑顔に戻った。
「雨が降るかもしれない。薪を移動した方が良いだろうな。」
「僕も行くよ。」
「大丈夫。姉さんの手伝いをしてくれ。」理恵子の方に目配せしながら言った。
「そうね、お願い、健ちゃん。」察した理恵子は健児を連れて台所に向かう。
山荘を出た早瀬は静まりかえった森の中を歩く。耳に入るのは風に吹かれ僅かに枝がそよぐ音だけ。そこに中に異音が混ざる。それは足下から響いて来た。
地面から灰色の獣が飛び上がって来る。光着した早瀬は跳躍して、付近の巨木の枝に飛び乗った。
(鮫…だと。)
人の頭くらいは丸呑み出来るであろう大顎を鳴らして鮫は地面に潜った。
強化服のセンサーを起動する。基地に転送された情報からタローが解析を伝える。
(対象サイキックノ能力ハ分子透過デス。ソノ能力ニヨリ地中ニ潜行シテイマス。)
「有効なタイプは?」
(潜行中ノサイキックニ有効ナ攻撃手段ハアリマセン。)
「クソ、飛び上がった所を狙うしかないか…タイプMG(MachineGun)で行く。」
強化服の両腕にマシンガンが形成される。威力は高くないが、速射性能を重視したタイプだった。
地中の鮫が飛び上がるのを警戒する早瀬。バイザーに映る背面モニターにもその気配は無い。神経を集中している余り乗っている巨木が根本から揺れてバランスを崩し掛ける。下を見ると鮫の背ビレが巨木を登って来ていた。慌てて跳躍すると、鮫は乗っていた枝を噛み砕く。
(分子透過能力ハ地中ダケデナク、木ニモ潜ル事モ可能デス。)
「そういうことは早く言えよ。」
地面に着地した早瀬はその勢いを止めずに前方に跳ぶ。早瀬を追う鮫は大顎を開けたまま地面に潜った。
「ソナーで位置の特定は出来ないか。」
(左方向ニ音源アリ。)
早瀬は左を向くと地面に背ビレが現れていた。早瀬は射撃を行うが、弾丸は地面に無意味に食い込んだだけで、背ビレは直ぐに引っ込んだ。
(音源ハ後方ニ移動。)
振り向き様にマシンガンを撃つが、反応は無い。
(右…)
タローの指示より早く飛び上がってきた鮫に、咄嗟に身体を捻って頭部は回避するが、右肩を噛み付かれる。鮫は強化服の一部を喰い千切り地面に潜る。
(右腕部ノ強化筋肉ヲ欠損ニヨリ、パワーハ20%減少。)
早瀬は右肩の痛みに呻く。強化筋肉を兼ねている装甲が引き裂かれ無残な状態になっている。露出したシャツに血が滲んでいた。
「長引けばこちらの方が不利か…」
早瀬は無事な左腕のマシンガンで周囲に威嚇射撃を行いながら走りだす。盲滅法に跳躍しつつも射撃は欠かさない。
鮫はサイキック特有の超感覚により、地中にいながら、発砲音を正確に把握出来た。不規則に動く獲物も障害物の無い地中ならば真っ直ぐに近付く事も出来る。
獲物は移動を止めてひたすら周囲に弾をばら撒いていた。獲物の反応に満足気に笑う鮫。恐怖に駆られた獲物にとどめを刺すのが最高の瞬間だった。発砲音の元に飛び上がり牙を突き立てるが、いつもの頭部を砕く感触とは違和感があった。
(囮か…!)
鮫が破壊したものは銃座に設置されたマシンガンだった。遠隔操作発来るように改造されている。早瀬は予め山荘の周りに用意しておいた仕掛けの一つだった。
愕然とする鮫は電磁ネットに包まれる。分子透過能力を無効にされ、潜る事も出来ずもがく。
「貴様…何の能力も無い猿だからこんな小細工しか出来んのだ。」
苦し紛れの負惜しみにも早瀬は素直に答える。
「その通りだ。まともにやってたら勝てなかったろうな。」
早瀬は銃弾を鮫の頭部に撃ちこむ。
「どんな小細工を使おうが、勝たなきゃならない。勝たなければ守れないからな。」
そのサイキックは海上ドッグをゆっくりとよじ登ってきた。
ナンバー19はロケットランチャーを撃ち込む。そのサイキックにロケット弾が命中し爆発する。煙がはれると神話のゴーレムを思わせる巨大な石の身体には微塵も傷は無かった。
ゴーレムはゆったりとした動きで、拳を振り上げる。ナンバー19は、タイプRL(RocketLauncher)を解除して、後方に跳躍した。左肩にロケットランチャー、両脚にスタビライザが装備されたこのタイプの敏捷性は高くない。ゴーレムが振り下ろした拳を中心にクレーター状の穴が出来る。ゴーレムは分断を図っているらしく、別動隊と交戦するナンバー50の間に立ち塞がった。
ナンバー50の相手も巨大な恐竜の形態を持ったサイキックだった。強化服で1トンに増幅された打撃も白亜紀最強と言われたティラノサウルスには苦戦する。
「ナンバー50、分かっていると思うが…」
「はい、こちらはなんとかします。」
緊張はしているが意外としっかりとした返事にナンバー19は満足気に笑う。
「では、こちらも目の前の壁を対処しよう。」
その石壁の高さは5メートルを超える。鈍重にのっそりとゴーレムは迫ってくる。
「タイプGSだ。」ナンバー19はAIに指示を送る。
(ソノタイプハ試作段階ナノデ実戦投入ハ許可デキマセン。)
「タロー君。現状のタイプで、最大火力のロケランでも傷一つ付けられない。他にこのサイキックに有効なタイプがあるのならそれを、無いならば指示通りのタイプに切り替えたまえ。」
(コノサイキックニ有効ナタイプヲ検出デキズ…タイプGS(GreatSword)ニ切リ替エマス。)
ナンバー19の強化服に大剣…グレートソードが装備にされる。大剣の全長は5メートル、幅は30センチ、サイキックの大型変身体に対応する為に開発された。あまりにも巨大過ぎる為、強化服のパワーでも自由に振り回す事が困難だった。急遽先端に増設した制御用のスラスターにより総重量は3トンを越え、劣悪なバランスからテスト中事故が続出し、結局正式採用は見送られた。
ナンバー19はそのいわくつきの大剣を軽く振るう。スラスターによる急加速により大剣がゴーレムに叩きつけられる。ロケット弾にもビクともしなかったゴーレムの体がぐらついた。大剣を戻そうとするナンバー19の体が反動で吹き飛ばされる。このスラスター制御の困難さがテストメンバーに打撲や骨折を負わせた原因だった。
だが、ナンバー19は空中でバランスを整えて、着地する。
「ふむ、この程度で制御難と判定するとはテストメンバーを見直す必要があるな。」
ナンバー19は大剣のスラスターを徐々に上げていき、正眼の構えを取る。ゴーレムは地響きを立てて近づいて来た。ナンバー19は大剣を、ゴーレムは拳を、それぞれ振りかぶる。特殊合金の大剣と石の拳の激突。ナンバー19の腕にも痺れが走るが、ゴーレムの一撃を受け止める事に成功する。
ゴーレムが態勢を整える前に大剣を振り戻す。今度は完璧にスラスター制動を行い、二撃目をゴーレムのコメカミに叩き込む。ゴーレムの頭を粉砕した感触に、一瞬警戒を解いたナンバー19は眼前に迫る石の拳を辛うじて大剣で受けるも吹き飛ばされる。背後のコンテナに激突する寸前に大剣のスラスターを利用してバランスを取る。
頭部を破壊されてもゴーレムは変わらず近付いて来る。動揺しながらもナンバー19は大剣を左側から斬り上げる。ゴーレムは左腕で受け止めて、右足を蹴り上げる。ナンバー19の視界いっぱいが石の塊になる。直撃すれば、強化服を装着していても全身打撲は避けられない。
ナンバー19は大剣のスラスターを全開し、反動を利用して跳躍しながら、ゴーレムの動作に違和感を覚えていた。
「そうか…」
ナンバー19は空中で、大剣を右袈裟に振るう。ゴーレムは左腕を構えるが、それはフェイントだった。大剣の軌道を巧みに変更して、左袈裟に切り替えて右肩を砕く。ゴーレムは全身が震え出した。
ナンバー19の違和感はゴーレムが自身にとって右側からの攻撃を左腕で不自然に防いだ事だった。それは右肩を庇う動作だった。ゴーレムは塵と化す。後には茶髪の青年の死体が残る。
「頭脳を肩に移動させるとは詰まらん小細工を…」
人間っていうのは生き残る為にはがむしゃらになる、という同僚の言葉を思い出し、小細工に不覚を取られそうになった事に自嘲気味に笑うが、直ぐに表情を引き締め、後輩の方に向う。
恐竜型のサイキックに打撃が無効と判断したナンバー50はタイプDD(Drill&Disc saw)のドリルとディスクソーで、切り掛かるが、前肢の2本の鉤爪で防がれる。意外と俊敏な動きの前肢に両肩を掴まれてしまう。強化服をフルパワーにしても振りほどく事が出来なかった。
ティラノの凶悪な顔がニヤリと笑う。獲物を嬲るようにじわじわと力を込めていく。
その背後をナンバー19が大剣で、薙ぎ払おうとするが、尻尾を振り回されて迂闊には近付けない。滅多に表情を変えないナンバー19の顔にも焦りが浮かぶ。
強化服の耐圧機能にも限界が来る。窒息寸前のナンバー50の視界が霞む。唐突に圧力が消えた。ナンバー50を掴んだ前肢を引き千切った男は全身を白色の装甲服に覆われている。
驚くサイキックが尻尾攻撃を止めた隙にナンバー19は跳躍する。倒れ掛けるナンバー50を支える。
「蜥蜴料理は任せたまえ。」流暢だが僅かに訛りのある日本語だった。
「…米軍か。」
「SRS部隊のパンサーだ。」フルフェイスメットで顔は分からないが、陽気そうな男の声だった。
怒りの表情になったティラノは歩みよって来るパンサーに尻尾を巻き付ける。強化服のフルパワーにも耐える強靭な尻尾だが、パンサーが力を込めるとあっさりと引き千切られた。
「スーツの性能の差か…」
ナンバー19は強化服のサーチ機能をパンサーに向ける。
(いや…そういう事か。)サーチ結果に頷くナンバー19。
前肢と尻尾を失ったティラノの表情には傲慢さが消えさり焦りしかない。最後にして最大の武器である巨大な顎で、襲い掛かる。噛み付かれたパンサーは上半身がほぼ顎に飲み込まれたが動ずることもなく、上顎を右手で、下顎を左手で掴んでこじ開けていく。嫌な音がして顎が外れるが、パンサーは躊躇せずに更に力を込めていく。海上ドッグにティラノの悲鳴が響く。
「滲みますか。」心配そうな理恵子。
山荘に戻った早瀬は肩の手当てを受けていた。
「いや、慣れっこですから。」
「あんな…スゴイものを着ているのに怪我なんてするんですね。」
「もっとスゴイ怪物が相手ですからね。」
「私もその怪物なんですよね…」
「…」早瀬は無言でシャツを着る。
「元は普通の人だった筈のに…どうしてあんな風になってしまうんでしょう。」
「サイキック能力があればバレずにどんな犯罪でも出来ちまう…あっけなく人間ていうヤツはタガが外れてしまうんですね。」
早瀬はこれまでに戦ったサイキックを思い出していた。昨日まで善良な一市民が、暴走して破滅していった。
「私はどういう処遇になるんでしょう。」
早瀬は逡巡したが、正直に伝える事にした。
「これから政府の監視に置かれる事になるでしょう。」
「場合によっては隔離されるかもしれないと…」
理恵子は天井を見上げた。2階では健児がいる。疲れが出たのか泥のように眠っていた。早瀬は理恵子の肩に手を置いた。
「すみません、下っ端としては、当面の危機に対処する事しか出来ません。」
「いえ、早瀬さんには感謝していますわ。こんな怪我までしてまで守って下さって。」
「俺の方はもう大丈夫です。健児の所に行ってあげてください。」
「分かりました、先に休ませて頂きます。」理恵子は頭を下げる。
理恵子が階段を上がっていく足音を聞きながらスマホを取り出す。
「定時連絡の時間は過ぎてるぞ。」盛田の声は苛立っている。
「鮫野郎以降の襲撃は無し。報告は以上ですよ。」
「君の任務は護衛だけではない。彼女に能力の発現は。」
「今の所は…」
「方舟の連中は貴重な戦力を割いてでも彼女の確保しようとしている。彼女の能力こそが組織の計画に欠かせないのだろう。」
「監視の方が本来の目的という事ですか。」
「当然だろう。海上ドッグの警護に猫の手も借りたい位だ…不服か。」
「いや、安心しましたよ。」
「何…!?」
「正直海上ドッグの警護に回されるんじゃないかと心配してましたよ。本来の目的がなんであれ、あの姉弟を護れればそれでいい。山田の野郎はいけ好かないが、腕は確かだ。そちらの方は大丈夫なんでしょう。」
「ああ…在日米軍も乗り出して来た。」
「ははぁ〜」早瀬は上司の不機嫌さを理解した。「それはアメさんに出しゃばられて面倒くさくなりそうですな。」
「ふん、そちらに救援は出せんぞ」
「端から期待しちゃいないませんわ。」
「…私だってその姉弟を心配してない訳じゃない。頼んだぞ。」盛田は通信を切った。
夜の海上ドッグは静けさに包まれていた。遺体は全て回収され、激しい戦いがあった痕跡は無い。
その端にナンバー19とナンバー50、パンサーが立っていた。
パンサーの素顔は、軍人らしくGIカットに日焼けした精悍な顔付きの白人男性だった。
「改めて自己紹介させて貰う。SRS部隊所属…名前はパンサーと呼んで貰えればいい。」
「私はナンバー19。所属機関については既に説明を受けているでしょう。」
「ああ、日本にも仕事の出来る機関があった事に正直驚いている。」
「出来ない連中に任せておけないとあなたが出張って来たという訳ですね。」
パンサーと握手するナンバー19は皮肉っぽく笑う。
「まあ、そう気を悪くしないでくれ。お偉いさんのノアの方舟を厳守せよ、と命令を受けて飛んで来たんだ。」
パンサーはナンバー50に手を差し出す。「宜しく頼むよ。」
「私は…50です。先程はありがとうございました。」
ナンバー50はパンサーの手を握った。手袋をしたその手に視線を落とす。握った感触に違和感があった。
パンサーは笑いながら手袋を脱ぐと精巧な義手だった。
「あなたは…サイボーグ…」
「おいおい、最先端の強化服を装備していて、それ程驚く事もないだろう。」と、ナンバー19が言った。
パンサーは両腕、両足を広げた。「この腕と足は合衆国の支給品。元はアフガン駐在中に吹っ飛んでしまってね。」
ナンバー19はそのパンサーの肩に手を置く。
「我々の強化服同様に、戦闘時にはサイバーリムズ(CyberLimbs)に遠隔送電される事で高出力を発揮出来る。」
「でもそれでは…」ナンバー50の疑問。サイバーリムズの高出力に元の骨格が耐えられない筈だった。
「あの装甲服は外骨格の代わりで、反動を吸収してくれる。安心して3トンのパワーを奮えるという訳さ。」パンサーが答える。
米軍にとって戦地で手足を失った兵士を現場に復帰させる為に、サイバーリムズの開発は急務であり、それがソルジャーリサイクルシステム(SoldierRecycleSystem)計画だった。
「そんな…兵士の再利用なんて…」青ざめるナンバー50。
「中々良く出来たシステムだと思うぞ。実に米軍は合理的だ。」ナンバー19はパンサーの肩をポンポンと叩く。
「ナンバー19…流石に無遠慮ではないですか。」窘めるナンバー50。
だが、パンサーは朗らかに笑った。「いや、実際この手足は良く出来ているよ。その上給料も割り増しだ。」
「…」複雑な表情のナンバー50。
「おかげで、故郷に牧場を購入出来た。このミッション完了後に除隊して、戦闘機能をオミットしたリムズに付け替える事になる。」
ふっとパンサーは海に視線を移す。「お偉いさんがあの方舟を利用する事になるその時までは静かに余生を過ごすさ。」と、言って2人に視線を戻した。
「いや、すまない、こんな助っ人で失望したろう?」
「とんでもない。ハリウッド映画に出てくるような暑苦しい軍人さんでなくて安心しましたよ。」と、ナンバー19が真顔で言った。
「無事隠居出来るよう協力致しましょう。おそらく次の攻撃が最大規模になるでしょうからね…」
ナンバー19も海に視線を向け、夜の闇を凝視する。
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