第6話障がい者枠の職員は……
僕は35歳の時に、老人のデイサービスの施設に障がい者枠で入社した。
仕事は、掃除と食器洗い。
最初から挨拶は欠かさずして、真面目に仕事をした。
その部長らしき人間が、帰り際に僕を呼び止め、事務所に呼ばれた。
「お前は、障がい者だが、こっちはワザワザお前を雇ってやったんだ。だから、帰りの挨拶は、『お疲れ様でした』じゃなくて、『今日も働かせてもらい、ありがとうございました』と、お礼を職員全員に言ってから帰れ、それと帰りは必ず俺の話しを聞いてから帰れ!」
と。
僕は怒りより悲しかった。そうか、健常者はそんなに偉いのか。
僕は失意のうちに、3日間休んで考えてそこの職場を去った。
また、その職場を紹介してくれたオバサン支援員は、そこの部長と以前同じ老健で働いていた過去があり、「辞めるなら、制服と菓子折りを持って謝りなさい」
と、言った。クソババアが!
このバカ上司に、誰が菓子折りなんか渡すか!
制服代は払ったんだから、返却する必要は無い。
こんなクズが、福祉の世界にいるとは。
僕は絶対にこの屈辱を忘れない。
これまで、書いてきたヤツラには復讐心しか無い。
みんなに共通することは、立場の弱い者に対しての理不尽な言葉や暴力。
何かで成功したら、コイツらに筆誅を喰らわせてやりたい。
このシリーズも長々と書いていると、自分が惨めになるのでここらでおしまい。
このシリーズ登場した人間の言葉や行動はありのまま書いています。
ここには書けない、もっと酷い目に遭ってきました。
だけど、それをネタに出来たのでこのクズどもに一応、ありがとうと言っておこうか。
あぁ〜、会社名と名前を書いてやりたい!
終
トリス君切り抜き・毒を吐く編 羽弦トリス @September-0919
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