挿話 犯人は語る。

 絶対に許すことは出来なかった。だからこそ、こんなことをした。

 後悔はしていない。こうしなければ、納得がいかなかった。

 借りは返さなければいけない。


 秋月あきづきが誰が犯人か、調べ回っているらしい。

 俺の所にも一度来たが追い返してやった。

 彼女との時間を邪魔するやつは許さない。事件がどうだ、なんて関係ない。


 俺が何をしようが勝手だ。

 彼女さえいてくれればいい。後はもう、どうでもいいことだ。

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