第13話氷の女王と心情

相変わらず向こうからは好かれませんね

幹部クラス以上はそうでも無さそうな

気がしてるが。


根夜。なぜあなたが?

相変わらずクールな子。

そんな冷たい目で見つめないで。

心の底から凍ってる氷の女王よ。

うるさいこれ以上話しかけないで。


お前にそんなに酷い扱いをしたか?

不良魔族の事を本当の意味で理解していない

あなたはまだ嫌いと言う形を

捉えさせてもらいます。


いくよ。冷葉。


おいおいちょっと待て。

今、別の名前で呼ばれてなかったか?

こんなに近くにいたとは。

やはりスパイとかか?

あなたには知らなくていい事。

私には私の目的がある。

だから魔王軍からは抜けるわ。

もう隠す必要もなくなったから。


あの子は敵だったのか。

まさか盗み聞きとかされてるんじゃない?

作戦とかもダダ漏れの可能性だってあります。


へぇ。冷葉ちゃんにあったんだ。

まさかのアクシデントだったでしょ。

まさか身内の呼び方でバレるとはね。


不良の王、まさかバレる事も想定して

動かしていたのか。二段構えとは。

あなたは慎重に動くんだな。

さすがに驚きは隠せない。


そう。冷葉ちゃんは魔女は青。

担当色でもある。

イメージカラーでもあるね。


あなた。実は僕の知り合いだろ。

なぜか知らない者には思えない。

あんたからは同じ匂いがする。


へえーそう感じるんだー。

まぁそんな事どうでもいいけど。

話は済んだかな。


一ついいか。強さの時代は終わったと

思ってる。俺強い、私最強でした?

そんな考えでは飽きられるぞ。

はいはい十分分かりましたよ。

もう見飽きました。

どうせまた似たようなパターンだろ。

そういうウワサが冒険者で言われたからな

強いのは構わないが、ここの辺の国民は

オタク文化によってるからな。

言い争いが可愛い論争があったくらいだし。

まぁあなたには関係ない話か。


せいぜい足掻くよ。

あなたに認められるように

外で冒険者やってくるからよ。

不良の王様。


うざいうざいうざすぎるあいつ。

絶対にぶん殴ってボッコボコにして

息の根を止めてやるからな。

覚えて嫌がれ。

あんな魔王は認めない。

私が優しいうちに従っておけば良かったのに

どうやら絶望がお似合いのようね。

姫葉。

はい。主。

あいつをぶっ壊してこい。

コテンパンにして、首でもいい。

あいつを黙られせてこい。

舐められぱなしはイライラするからな。

失敗は許されない。

不良魔族の威厳をみせろ。

私の気が晴れないからな。

始末するのが役目だ。


いらだってますね。我が王よ。


ヤナギあなたはどう思う?


そうですね。従わないものは

排除すべきかと。

人数が増えたら厄介ですから。

手に負えないうちに若い芽は潰す。

雑草のように、動き出したら面倒ですから。


あーそうだな。やはり選択しは

間違ってなかったようだ。

あいつに行かせたが大丈夫だろうか。

まぁ少しだがあまり期待せず信じてみるか。

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