第8話噂と幽霊の話

幽霊退治、これが今回の依頼。

幽霊の噂を知らないからなぁ。

ある場所に出るとされる幽霊。

えーと幽霊が出る屋敷はここのはずなんだけど、

すみません幽霊が出る場所ってここですか?

管理人さんすら近づかない場所。

誰もいないんですか?


はーいどちら様?


私は依頼でこの屋敷の調査に来た者ですが


私はここの管理人ではありません。

お客様でもありません。

私はこの部屋を借りてるだけです。


私幽霊の研究してる夢っていいます。


夢さんいい響き。以外に可愛い。


魔王様デレデレしてる場合ではありません。

目的を忘れないでください。


あっそっか。

幽霊の話って聞いたことありますか?


分かりました。是非噂程度なら

語りましょう

昔この屋敷は笑顔が絶えない家族が住んで

ました。しかしその子の父親には大きな借金があり、返済を頑張ろうとして残業してはまた早朝の仕事。そんな毎日のある日、借金が追いつかないと考え、まだ残りの借金を背負ったまま自殺を図りました。

その子の母親は幼い子を残し、病気が重く亡くなりました。

そしてその子のお兄さんは、ゴースト

ハンターになると言い残し、

帰ってくる事はほとんどありませんでした。一人残ったその子はお兄さんの残したものを

調べ幽霊について調べました。

なぜ突然ゴーストハンターになると

言ったのかその子には分かりませんでした。

なぜお兄ちゃんは急に飛び出しってたの?

教えてよ。

お父さんなら分かるでしょ。

私。お兄ちゃんの事知りたい。

同じ目線になれば、分かるかも知れない。

私。お兄ちゃんが残した

謎のメモに隠された意味を解き明かしてみせるから。

そしてその研究の結果ある事に気づきました。

お兄ちゃんが幽霊について調べてた。

この国には怪奇現象が起きてると。

それを証明しようと国民に伝えたが

誰も信じてもらえず、誰も理解すら

しようともしませんでした。

話しを聞いてくれない、聞く耳を持たない国民を拒絶し、姿を消しました。

そうしたある日、お兄ちゃんから

手紙が置かれていたのです。

妹がこれを読んでる頃には俺は

この世にはいないだろう。

俺は呪いが関係してると思った。

ずっと頭から仕事ばかりになった父さん

家族の事も考えられないほどに、

父さんは母さんに呼ばれたんだと俺は思ってる。

月日が経たないうちに急に、亡くなった

事がおかしい。だからこそ調べる事にした。

俺のやれる事、隅から隅まで調べてだけ調べし、やるだけの事もやった。

一つ勘違いして欲しくないんだけど、俺は

何気ない日常が好きだったんだと思う。

ゴーストハンターになった事も後悔はしてない。お前に許してとは言わない。

でもだからこそ、お前もお前の道を突き進んで欲しい。

この手紙を読みその時、その子の知らなかった事実を読み涙が溢れ落ちました。


それでどうなったの?


その子は兄が追ってた幽霊について

調べました。

そして、人を操れる謎の幽霊に辿りつきました。

そして今でもその幽霊の特徴など調べる

ために幽霊は元凶を突き止めるまでまだどこかでとどまってるのでした。

それが噂話の真実。

その妹さんは?

どこかにいるじゃないかなぁ。


その時は自分達はまだ知る事もなかった

事実。夢さんと繋がりが出来た事で

衝撃の事実を知ることなんて。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る