第5話依頼と冒険者の始まり

お待たせしました。

では依頼者の方がいらっしゃいましたので

事情は依頼者から聞いてください。


あのあなたがこの依頼を受けてくれた方?

この迷子の依頼をした母です。

それで迷子の子とはどんな子なんです?

黄色の帽子で服は水玉模様柄で、

歳は今年で六歳の子なんです。


名前はなんて言うですか?


鈴音って名前の子なんだけど。


鈴音ちゃん?どっかで聞いたようなーー

あー思い出したあの子か。確か聞き込みの時

親切に接してくれた子。

聞き込みをしその子っぽい子がいないか

辺りをすまなく探して、

路地裏に似た子を見たと商人にか情報を得た。

お母さんが心配してたぞ。

そこにいたのは、

また会ったね魔王のお兄さん。

なぜここに居たのかを聞くと、

もうすぐお母さんの誕生日なの。

だからサプライズしたくてプレゼントを

探してた。けど、お金が足りなくて、

代わりにきれいなお花を探してた。

これはサプライズだからこの事は

秘密にしてね。私とお兄さんとの

内緒の話だから。


そしてギルドへ戻り無事、

鈴音ちゃんを無事母親のもとに帰った。


万が一怖い大人の元にいるのでは?

とギルド内では思われてたらしく

一安心だ。と喜んでいた。


これで迷子の依頼は達成です。

まさか一日で見つけるなんて。

もう少し時間がかかると思ってました。


今度はゴブリン退治ですか?

続けてですが、体は大丈夫なんですか?


まぁ腕試し感が湧いちゃって、

みんな力が有り余ってる。

ずっと迷子探しで力試し出来るタイミングは

ありませんでしたからね。

燃えているのでしょう。


やる気に満ち溢れてる事はいい事ですが、

体力回復も大切なことですよ。


むしろ準備運動が終わった所ですよ。

こっからが、本番ってことで。

行ってきますね。


これがゴブリンの群れですか。

さすがに多いですね。

多いほど燃えそうですね。


おっおい。そんなでかい魔法使ったら

吹っ飛ぶ。


全然大丈夫。


身の安全じゃなくて、

この森が焼けかすになるって。

これは。穴か凹みが出来るやつだ。


もう遅い。やっちゃったわ。


オーガもいたのか。


どうするやっちゃう?

自然を破壊しない程度で頼みます。

注文難しい。コントロール不可。

私。一か百しか出来ない。


おい輝夜。お前の戦友どうなってるんだ。

あいつ、力加減しらないのか?


あの子は手加減ってものを知らないから

あの子にとっては全力以外、

出来ないかもね。


あの人見知りはどうしたんだか。

むしろのびのびしてる感じ。

本当に言ってた通り強いんだな。


グーじゃない。

しかもストレスがスッキリしたかの

涼しい顔してるぞ。


あの子はそう言う性格なの。

受け入れなさい。


快感。なんか気持ちいい。


まぁいいか。今の魔力量とスキルも

分かったし、ギルドへ戻るか。


すみません。災害の一歩手前になってしまい

ました。


あははは。


でもドロップアイテムや装備品は

無事なので大丈夫です。


まさか町外れに巣があったとは。

しかも想定外の数。

被害者の連絡もないので、

まぁよしとしましょう。


頼んだら災害レベルか。

やはり恐ろしいパーティーだ。

だから私はこのパーティーを行かせたんだ。


じゃあまた明日にでも来よう。

睡眠も大事って言うし。

じゃあ。

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