第5話 凛視点

学校のトイレ掃除で芽依が滑って意識をなくしたとき、私は誓った。

この子は誰かに守ってもらう必要がある。

それは私でも良いし、結菜でも良い。

選ぶのは芽衣だ。


ただ、芽依と結菜が一緒にいると、変な気持ちになる。これが嫉妬というものだろう。

熱い視線で芽依を見てしまう。普通の容姿なのだけれども、あの雰囲気にやられてしまうのだ。


卒業旅行の段取りで私は考えた。

このハウステンボスのホテルに宿泊中、ベッドで結菜を本人同意の上で致して気絶させる。

その後、芽依をゆっくりじっくりといじりまわす。

そう上手くいかないと思うけれども、やってみようという価値がある。


夕食をとって1人で結菜が歩いている時に私は声をかけた。


「結菜」


「何よ凛!」


私は、結菜の手のひらをすーっと触れた


「なんてことをするのよ!あなたとそういう関係はゴメンだわ」


私は見た。結菜の頬は赤くなっていた。

これは…、チャンスだ


私は結奈を引き寄せた。

そして、キスをした。結菜はボーッとしていた。

「ここでは恥ずかしいから、ベッドへいきましょう」


そして、私の愛のない、結菜は朦朧とした行為が始まった。



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