第96話
「当てはあるも何も…メグだって知ってるだろう?サラとキャシーだよ」
サラさんとキャシーさん!あの二人なら確実に私より強いわね!
「あの二人ね…知ってる人なら安心だわ」
強くても知らない人だと、何かあった時に助けてくれるか不安だもんね。
「そうだろう?あの二人は強えしな…このギルドでなら上から十本の指に入るんじゃねーかなぁ?」
「あの二人ってそんなに強いの!」
確かにビキニアーマーで堂々としてる佇まいは強そうに見えるけど…
「まあ、上から十本てのは俺が王都に行く前までの話だけどな。
あれから強いやつが増えてたら十本からは漏れてるかも知れねーが、それでも強え事には間違い無い」
ケイトが王都に来たのは…私の専属メイドになった時かしら?
それなら三年前だけど…そうだとしたら、サラさんとキャシーさんは三年前に強さのトップ10に入ってた実力者って事になるわね。
「お尻触られて喜んでるだけじゃ無かったのね…」
特にキャシーさんはミヤマさんにお尻触られて喜んでる節があるわよね…
「…あー、回復の時はあんなだけど、ほんとに強いからな?」
ケイトも苦笑いしてる…
「別に疑っては無いわよ。それより、あの二人は助っ人って引き受けてくれるの?」
期待させといてダメでしたなんて事になったらガッカリなんだからね?
「ドロップの取り分とかは考えなきゃならねーが、大丈夫だろう。
まあ、それもあくまで予定だけどな。養殖だっていつやるのかも決めてねーし」
助っ人に来てくれるか不明、養殖をいつやるのかも決めてない…それって、全然計画立てて無いのと一緒じゃない?
「第十一階層に行けるようになったら直ぐじゃ無いの?」
せめて時期くらい決めといてもいいのに…
「いや、タイミングがなぁ…第十一階層に行けるの様になるのって、明日か明後日かってとこだろう?
回復で『アレ』が解けたら一度は王都に帰るからな。養殖はその後だろ」
明日の第十階層での探索が順調に進んだとしたら、明後日からは第十一階層に行ける様にはなるけど…
「そっか、、回復は明日だもんね」
明日の回復で呪いが解けたら、お父様とお母様に報告はしたいもんね。先に王都に行かなくちゃ…
「そういうこった。明日の回復が上手くいった里帰りだから、メグもそのつもりでな。
よし、そろそろ潜るか。第九階層でメグの武器が通用するか楽しみだな」
「楽しみって…私はそれどころじゃ無いわよ。まあ、いいわ…行きましょうか!」
倒すのにナイフで三回攻撃しないといけない魔豚に、触手が通用するかは分からないけど…頑張ってやってみるわ!
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