第46話
触手で背中を押す…いざやろうと思うとどうすればいいのか悩むわね…
とりあえずベッドにうつ伏せになって…身体に沿って腕を伸ばして手のひらを上に向けておけば…これで触手がお尻の横に来るのか…ここから動かしていけば背中からお尻まで届くわね。
「…何する気だ?」
ちょっとケイト…何やってんだコイツみたいな目で見ないでくれる?
「背中を押すのよ!さっきミヤマさんが言ってたじゃない…上手く動かせば背中も押せるって」
せっかく触手を実際に使ってる人の話を聞いたんだから参考にしないとね。
「上手く動かせばの話だろ?出来んのか?」
出来るのかですって?そんな事…
「分からないわよ!やった事無いんだから!それに、出来なければ練習すればいいのよ…て言うか、練習する為にやるんだから出来なくていいのよ!」
初めてなんだから出来なくて当然よね?
「そうか…まあ、頑張れ」
ケイト…感情がこもって無いわよ…
「ケイトに言われなくても頑張るわよ!見てなさい…」
確かミヤマさんがキャシーさんを押してた時は、背中から初めてたわよね…触手の先端を背中に当てて…こうかしら?
「おっ、出来てるじゃねーかよ」
ケイトからはそう見えるのね。でも…
「…ん〜、あんまり気持ちよくない」
気持ちいいのは気持ちいいのよ?それでも昨日ミヤマさんに腰を押して貰った時と比べると…ねぇ…
「そうか?押す場所はあってそうだから、押し方の問題じゃねーか?」
「押し方って言われても…何が違うのか分からないわね…」
ミヤマさんが手で押すところは見たけど、一回見たくらいじゃ分からないし…そもそも手と触手じゃ違うし…
「練習なんだろ?色々試してみろよ」
「やってみるけど…」
背中ばっかりやってても仕方ないわね。次は腰だったわよね?私が押して貰った時は横から押してたから…こんな感じかしら…
「あ…これいいかも…」
何だかいい場所に当たってるわね。ピタッと収まってる感じがあるわ…軽く押すだけで効いてる…
あー、気持ちよかった…次は…
「お尻はあんまりね…」
お尻も押してみたけど、腰ほど気持ち良くは無いわね。
一通り押してみたけど、腰だけは上手く出来たわ。腰は気持ち良かったんだから、他の場所も上手く押せれば気持ちいいはずよね。
「あ、楽になってる…」
ベッドから起きて腰を動かしてみたら、楽になっていたわ。そんなに気持ち良く無くても効果はあるのね。
背中もお尻もちゃんと押せる様になったら、もっと楽になるのかしら?
もっと練習して試してみなくちゃね!
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