第3話 奥さんこの写真どうしましょうか…?の対処法
ふう、今回の憑依は…ん?事後?
俺生まれたままの姿やん。てかここマンションの屋上じゃん。え?今回NOTNTRかな?今までで初ケースだ。でもお巡りさん居たら怖いから周囲確認しと……何かすげぇ太ったオッサンがスマホを……そして目の前には満足そうな生まれたままの姿の女性……。
おいこれNTRじゃねぇか!
ざけんな何でNTRゲ世界にばっかに憑依するんだ俺は?
まぁ来ちまったもんはしょうがない…。
今回は対策も可能だしハッピーエンドで終わらせますか…。
sideデブジジイ
屋外でやるとかバカだろあいつら…。
普通に盗撮しといたが…。
これイイことに使えそうだなぁ。
ピンポーン
「すみませーん。」
「はーい。」
「あのぉ○○さんのお宅ですか?大家なんですが。」
「はい、どうされましたか?」
「いやぁ、あのですねぇ先日こんなものを見たのですが…」
「何で…コレを…。」
「いやぁ散歩をしていたらつい見つけまして。いやぁ公然わいせつ罪ですよねぇコレ。」
「何がいいたいのでしょう。」
「訴えますね。」
「ッ…!」
「まぁ、奥さん次第では考えようがありますねぇ…。」
「…」
「私と…。」
※
「準備は出来ましたか?」
「…はい。」
「それじゃあ…」
と大家が服を脱がそうとシャツを掴み上に捲りあげようとし、胸を触ろうとした瞬間。
「ただいまー!」
ビクンッ!と驚く大家。
真顔の嫁。
そんな2人がいる中俺は満面の笑みで大家の本へ行く。
「あれ?大家さんどうされました?ウチの嫁とナニをヤッてました?」
「な!どうしてココに!アンタ仕事だろ!?」
「いや、アンタみたいな目立つ体型してる人間が盗撮してるのを見てしまいまして…そして念の為カメラを置いて逐一チェックしてたんですけど…」
いやぁまさかコレやって脅迫罪とわいせつにあたるよ考えてないやついないのかな。
「アンタ人妻に手ぇ出したら社会的地位失墜するのわかっててやってる?」
「ふーん、社会的地位の失墜ねぇ。
アンタらが屋上でサカってるのバレたらどうなるか…」
「あ、ちなみにですけど大家さんの言動をビデオ撮影してるんですよ、玄関から。コレ脅迫罪ですよね。しかもこれ強姦未遂ですよね?」
「え?…いや!その前に俺のマンションでのわいせつ行為…。」
「お前の罪を数えろ。」
「え?」
「まずお前がやった罪は盗撮、そしてそれをダシにした脅迫罪、そして強姦未遂だ。
お分かり?」
「…。」
「お前が、俺たちの行為を訴えたとしてお前の方が罪は多いぞ。」
こうして諦めて帰った大家を尻目に俺はそのシーンをツイートしていた。(モザイクあり。)
それは他の住居の方にもバレていたようだ。
大家にはブチ切れられて訴えられたが裁判はギリこちらの勝ち。勝てるかは怪しかったが何とかなった。
そして大家にも奥さんがいたのだが完全にブチ切れられて離婚していた。
スッキリしないがオッサンはもう人生詰んでいるので我慢しよう。
また来た時に別の遊び方すればいいだけだもんね。
NTR作品を現実的に対処するとこうなる。 DOMAN @Ryui2007
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