教職員の南極授業・・・。
朝イチの掛け合いで、大曽根が完敗していたからだ。
結局、その日のポーラスターの話題は南極観測隊の話で持ち切りだった。
大曽根甲の思惑は、思わぬ方向へとさ迷い、観測隊の参加の是非は有耶無耶になり、あれよあれよと大晦日がやって来た。
紅白歌合戦の時刻となって、新年もやって来るのが今年の煩悩も遠い昔の事と、記憶を向こうへ追いやり、こたつに入ってミカンでも剥いて、食べようとしたところ!テレビでは、こんなアナウンスがあった。
「南極観測隊の篠山静夫さんと須崎八代さんが、赤組を応援のメッセージを下さいました。」
「このお2人は、師弟関係にあり、須崎さんは看護師兼現職教職員で、家庭が有りながら観測隊へ参加して居られ、篠山さんは慶応義塾の文学部教授でした。
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