第7話ナチュラル
元の須崎八代に戻っていた。
なんで僕じゃないの?よりによって篠山さんとは・・・。
高齢者じゃないか! 観測船(しらせ)に搭乗するも南極は、貿易風がキツイだろうし、極寒であろう事は誰もが知っている。
「なんで篠山さんを?」
この問い掛けに意外な返事が返って来た。
「それはね・・・。高学歴者だからです。今回の一般募集は教員免許所持者ですよね?誰でも応募して教員免許を所持しているから合格、てな訳にゃあ行かんでしょう?全員厳正なる審査があrつい筈です。
それに時間を掛けなくても良いように私は篠山静夫さんを推薦しますよ?慶応大学、文学部。出身、高校の校長先生もやっておられた。文句無いでしょう?」
両手を洗い消毒しながら八代の話しを聴いていた。
時折、「ふんふん、なるほどね・・・。」と、相槌を打ちながら八代の眼を観た。
透き通るような瞳に切れ長の上がり眉。
チャーミングだった。
最近はトキメキの事をパルピテーションという日本人が増えた。
人口の何千万人が朝ドラを観ている証拠だった。
証拠の
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