第6話南極観測隊

「南極観測隊を募集してますから須崎さんも応募出来ますよ?教員免許を持っていますし、今は現役の看護師なんだから、給料が200万円は、有るんでしょうね?」

キキーッ!

「マジっすか?」急ブレーキと同時に口から出ていた。

 女子大生の様眼が蘭々と煌めいていた。

「こ、この人本気や・・・。」

大曽根は、たじたじとしながらも気丈に答えた。

「ええ、海上自衛隊が同行してくれる筈ですから。」と、言うに留まった。

「なるへそ・・・。それなら篠山さんも行けるんじゃないですかね?」

元の須崎八代に戻っていた。

 なんで僕じゃないの?よりによって篠山さんとは・・・。

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