第2話お互い家族持ち
運転している須崎八代をマジマジと見詰め思いの丈を伝え切った。
伝え切ったと、思ったが、「・・・そんなの・・・安心出来ません。」
虫の鳴くような小声で、耳を澄まして聴かなければ聴こえないくらいの音量だったが、キッパリと言い切られた。
「なんでですか?こんなに沢山須崎さんの事を好きなのに?」尚も食い下がった。
「・・・あのね八束さんお互い各家庭を持っているじゃ無いですか。」
真剣な眼差しで甲を観て、また前を見る。
優先事項が分かっていた。
「私の夫は、私に優しくしてくれて日々私の家庭を守ってくれているんですよ?」
「だから大曽根さんの好きですを受け入れてしまったら・・・。」
「夫
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