外伝だ〜✨
と気軽な気持ちで読み始めたのですが、一話目から心を持っていかれました。
(「おハネちゃん」のくだりから既に涙が……)
最初から最後まで、とても面白かったです。
レオンハルトがどこまでも彼らしくて。
温かく、強くて……どこかもどかしい感じ。
でもそれが彼の愛し方で。
涙が止まりませんでした。
本編の時から、チェザーレでもいいんじゃないか? という気持ちもあったので、実は前篇を読んだ時に密かに期待をしてしまったのですが、想像以上の真相に、そこでも泣きました。
幸せのような、切ないような。でもきっとそこにちゃんと愛もあって。なんだろう、私の単純な言葉では言い表せない関係……。
チェザーレ…… ( ˃ ⌑ ˂ഃ )
この物語を読んで、彼の事が更に好きになりました。
とにかく好みの物語でした。
ストーリーもキャラクターも、そして視覚にも聴覚にも訴えてくる地の文も素敵でした。
読めて良かったです。
いいお話をありがとうございました。
作者からの返信
碧月 葉さん
「貴方のもとに嫁ぐとき」から引き続き読んで下さってありがとうございます~! レビューもありがとうございました💕
はっ……
新規の読者さんだ……
と分かると、ドキドキします。
外伝ならもっと楽しいものを期待しますよね(;'∀')
この話はあらかじめ考えていたものではなくて、ふっと何かに呼ばれたように、自然に書き下ろしたのです。
なんとなくその後のティアナが気になっていたみたいです。
レオンハルトとチェザーレ、二人ともなんて……羨ましいですよね~。
レオンは年長者として、チェザーレは友だちとして、彼らもそれぞれにティアナに愛情を注いだのではないでしょうか。
年の差婚でしたが、レオンとはちゃんと夫婦になっていたと想います。
チェザーレとは恋人関係ですよね。
同級生と付き合う感じで、これはこれであって良かった関係なのでしょう。
あえて名は書きませんでしたが、傅役=バシリウス・フォン・ザヴィエンです。
男性キャラの中で彼を推してた方もいたんですよ~。
読めて良かったと云って下さって本当にありがとうございます。
「貴方のもとに嫁ぐとき」は、「魔女とりんごの花」という長篇が原点なのです。
そっちは男の子(魔法使い)が主人公です。
魔女りんにはテュリンゲン家は出てきませんが、本家のザヴィエン家は出てきます。←イケメン
白銀だの黒金だの、なぜクリスティアナがテュリンゲン家に嫁がなければならなかったのか、時間がある時などにチラ見で読んで下さると、背景がさらに分かるのではないかと~。
とはいえ単品として独立したお話ですので、魔女の物語を楽しんで下さって、ありがたいかぎりです。
ありがとうございました。
三番目から五番目…そうでしたか。
【家】と結婚したということかな。
特殊な事情だけど、それがこの魔法使いの世界。
チェザーレが家督を放棄した理由がわかりました。
全てを受け入れ、側にいる。守り続ける。
彼の孤独はとても切なく美しい。
本人が飄々としたイメージなだけに。よけい。
魔女の三作品の中でも、
一番綺麗な作品だと思いました。
どうやら、チェザーレに惹かれちゃったようです。
とてもとても素敵な作品でした。
読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
三寿木春さん
「魔女りん」から続くスピンオフ。通しで読んで下さる方も限られています。ここまで読んで下さる方は貴重です。ありがとうございます。
なぜ、クリスティアナのその後の生涯なんかを書こうと想ったのかはまったく不明ですが、気が付いたら書き始めていました。レオンハルトとは仲良く暮らしていたようです。でも男女の愛というよりは、レオンとは最初から家族の愛だったような気がしますよね。それでは少し寂しいかなと。
魔女としての若き日のロマンスの御相手は、チェザーレに担わせてしまいました。テュリンゲン家を襲った危機の中、二人で手を携えて乗り切ったのです。状況はまったく違いますがこちらもレオンハルトとヘタイラ・スヴェトラーナのような間柄ではないかと。
三寿木さんがチェザーレを気に入って下さって嬉しいです。そしてとても素敵な作品だと想って下さって本当に嬉しいです。
読んで下さってありがとうございました。
編集済
あぁ、素敵な物語でした。
走馬灯のように人生を振り返る様子が絵になって浮かび上がるようでした。
レオンハルトとの関係も山あり谷ありの中にも安らぎを感じて素敵でしたが、チェザーレ。すごいですね、このロマンスは。確かにそれがなかったら他の男性に魔が差したかもしれないというのも分かるなぁとしみじみ思いました。穏やかな愛情だけで一生を終えるのは難しい場合もありますから。
生まれた男子がみんな白銀の魔術師で良かったですね。黒でしたら悲劇でしたものね。養子に出した魔女ちゃんも幸せだったようですし。素敵な物語をありがとうございました(*´꒳`*)
※すみません、手違いでなぜか⭐︎が一つ少なかったですm(_ _)m こっそり足しました。
作者からの返信
葵 春香さん
ありがとうございます💕
この番外編は、本編を読んだ方にぜひ読んでもらいたいような、別にいいような。
内容が微妙なので。
レオンハルトとチェザーレの両方なんてというところがありますから、どうしても。
でも、大人の女性には「そうだよね」と深く受け止めてもらえるのではないかと……。
あとチェザーレも素敵なんですよと伝えたい、そんな気持ちがあったのかも。
厭々嫁いだ家でしたが、クリスティナはしっかり根をおろして、領主夫人として慕われながら人生を全うしそうですよね。
それを陰から支えたチェザーレ。
こちらの方が純愛かもしれません。レオンハルトは保護者愛。
でもレオンなりにティアナのことは、ティアナが考えるよりも深く愛していたと想うのです。最初は確かに娘を見守るような気持ちだったかもしれませんが。
どうなんでしょうね、やっぱり人によっては知らなくてもいい番外篇だったかもしれませんね汗