第4話遠い昔の・・・。

エブリンはアフガンに留まったが、クシュ山麓に蔓延るタリバン制圧チームのリーダーとして加わった為、山分けした箱はそのままキャンプに置いている訳には行かず安全な場所を探していた。

 何時タリバンの攻撃が基地にあるかも知れないからだ。と、書いていた。が、この件は素直に肯定出来ない。

 合衆国が親切に大金を掛けて彼らを雇い母国の財産を護らせようとしているのに一斉に背任してどうする!? 

 同じ穴の狢達は国家を欺き薄暗い巣穴へ潜り肩を寄せ合ってお互いの傷を舐め合いお互いの身体を摩り合いお互いの罪を頷きほくそ笑みながら擦り合う。

 悪心が込み上げ吐き気がしてきた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る