正拳は殴打ではなく突き(内容とは無関係です
「・・・んのぁああああ!!!クソガキッ!」
涙とはなぢでぐちゃりながら起き上がる。
「おいよせ」
「もう終わった」
終わってた。
え?一秒もたってなくない??気絶???
空手やってんのか、とかあっさり掴みやがって、などとユーミとルフィで只男臭いだけのビミョーな馴れあいが交わされている。
・・・はぁ、これでコッチでも前科と収監と罰金と減給か。
「エンリカ、慰め・・・」
目を向けたエンリカは獲物を見つけた全白眼状態。
ダレを見ている?
・・・ああ、ここでお膣じゃなくて、落ちるのか・・・
俺のキョニュウが・・・・・・
ハマミとバルフィンドでナシつけたようだ。
ルフィがケガもさせずにスマートにまとめたらしい。
ダナンとしてメンツが立たん、とツレとユーミでイキリ愛になるがまさかの味方(エンリカ)からのバックスタブ(メンツ?3VS1で殴り散らされて立て様があるの?と刺された)で俺ら三人は即死した。
つーかハマミがなんかいろいろ仕切ってんぞ・・・本編じゃとーぜんこんな展開じゃなく五人がかりでユーミを制圧し
「処刑屋が!」
MPとルフィを盾に「ずーるーい!ずーるーい!」とギャンギャン喚くおれらに投げられたユーミの罵倒に、ハマミとルフィが疑問の顔になる。
ハマミに視線を向けられたまだ名前のない二人のうち青あざイケメンが口をひらく。
「いや・・・なんかおまえら皇公臣族の生き残りを探して殺しまくってるのが我らだというウワサが、な」
そうそう、ウワサよウワサ。
決してデモったコロニーを爆破とかしてないから。
ちなみに最優先粛清目標であったマベランだかのザイオン公爵家御用看板をもつ洋菓子店は前大戦の英雄の熱烈な押しとレイジの家の暗躍・・・サポートでダナン他デカいとこは軒並み手が出せず、ヤクザがケツもちしてるラーメン屋みたいな感じになって個人も組織も手を出したちいさいトコロが全て死んだり行方不明になったり(そんならーめん屋あるか?)して今は宇宙一安全な子供の駆け込み寺のようになっているらしい。
「おまえ・・・等?」
ユーミくんがハマミに視線を送る。
そうそう、なんでコッチに居るんだって。
ハマミは腕を組み困り眉でフッ、と笑うと(かわいい)左腕を腰に、右腕をユーミへ突き出した。
「ひかえひかえ~~~い!神聖皇帝第256代今上陛下御一家の軒下、第二親等ザイオン公家三男が娘、公女ハマミとは我のことであ~る!」
想像してみて欲しい。
イキリ兄ちゃんとポリスでグダグダに殺伐とした現場で演戯系おゆうぎを始めた子供の姿を。
「?・・・・あっ、ちなみに皇位もあるのよ?たぶん・・・何位だかしんないけど」
違う、だれもそんなこと聞いてない・・・
つかナニにマウントとろうとしてんのよオマエ・・・
・
・
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「港湾局へはコッチで上げる(報告他)。なんかあったらルフィ・・・となりのバルフィンド中尉まで繋いで。ところでここらで食事とれるいいホテル知らないかしら。貴族高官ご用達みたいのがあったらそっちがいいわ」
「わたしはダナン士官のエンリカ。あなた、お名前は?・・・そう、ヴィダル・・・?ひょっとしてご家族がこちらに・・・あ、ごめん。詮索は不快よね、これはアタシへのパス。プライベートのエアコムだから・・・」
さっさとホテルへシケ込みたいハマミと頼れるお姉さんRPで押しまくる気のエンリカ達を背に、陰隠滅滅と意気投合した俺ら三人の男はお姉さん系の飲み屋へと向かうのであった。
みーちゃん・・・一人の女として巣立ちの季節を迎えた家族。
彼女との十年を振り返る。
・・・今夜は飲まずにはいられない。
五分後にはダナーンズつけ払いが効くお高いバー、クラブティル・ナ・
「ああああぢぐじょー!三人の妻は遠く、前世妻は親友と恋仲、キープちゃんは他の男へ巣立っちまったこのやるせなさ!おねーちゃん慰めてくれろ!!」
「ああ、そういう周りからフッ、て異性が消えるコトってやっぱありますよね」
「そっかー、お姉さんも同士か・・・個室無いのここ?」
「ウフ、それはもうすこしお話してから・・・あたし飲んでいい?」
「ガッパガッパいっちゃって!」
「おいジュリアン」
「んあ?」
「いま気づいた()んだが、午後からガムダルの実機搭乗訓練じゃなかったか?」
「ガムダル・・・?あ、ツァイか」
機体識別名レグナ・ツァイ。
通称ハンビオンマークIV
おもちゃ名ガムダルノワ
たしか世界設定にザイオンでおもちゃを売り出す際、敵のレア機体だったリーゼの名前がわからんので主役ロボット風の名前付けたらそれが宇宙規模の通称になっちゃったてあった。
前世のドイツ軍戦車シリーズみたいなもんか・・・
「おいおいこんな酔っぱらっちゃリーゼなんて乗れねえよ」
「まかせろ、効き抜群なプラセボ飴あっから!」
俺の異世界チート、神聖系の白魔法デトキッシュケアケアでこんなピンチはラクラククリアーだぜ。
女は悉く逃げてゆくけどな・・・
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