第41話寄り道
(真二)
放課後、帰りのかと準備をして居ると、友人の、古賀が話しかけて来た。
(何だよ)
(良くも、土曜日騙したな(笑))
そお言いながら、少し小突いて来た。
(すまん)
(本当によでも)
(でも?)
(でも、ありがとうな)
(良かったは)
(幸せに、しろよ)
(お前も、自分の彼女、大事にしろよ)
(はいよ)
(じゃ、帰るは)
(はいよ)
古賀に挨拶をして、クラスを出る。
心の中で古賀達に、エールを送りつつ階段を降りて、何時もの待ち合わせ場所の、下駄箱に向かった。
下駄箱に付くと、やはり何時もどうりに、由衣が先に、来ていた。
(お待たせ、しました)
(大丈夫よ)
何時もどうり、冷静に由衣が返して来た。
(帰りますか)
(そうね)
靴を履いて、外に出た。
学校を出て、しばらくして、由衣が喋り始めた。
(真二)
(どうした、由衣?)
(古賀君と、飯田さん、どうだったの?)
やはり由衣も、気になって居た見たいだ。
(無事に付き合えた、見たいだよ)
(そう、良かった)
(由衣、こう言うの、興味あったっだ)
(あら、そりゃ少しは気になるわよ)
(そうなんだ)
(そうよ)
(あーあ、何か安心したら、お腹空いたな)
(そうなのか)
(そうよ)
(お腹空いたな〜)
(はいはい、行きましょう)
(そうよ)
こうして由衣の提案で、クレープ屋に寄り道をする事になった。
(たのしみだな)
(そうかい)
由衣はめちゃくちゃ楽しそうだ。
そんな、楽しそうな由衣を見ながら、歩く事5分、目的地のクレープ屋に付いた。
由衣は、バナナクレープを、俺はプリンクレープを頼んで、食べながら、駅の方に歩く。
(美味しいわね)
(そうだな)
ゆっくり歩いて、15分駅の近くに付いた頃には、クレープも食べ終わって居た。
(美味しかった)
(そうだな)
駅の中に入ったら、由衣が話しかけて来た。
(もう一つ、寄り道して良い?)
(良いいよ)
(悪いわね、欲しい本が、合って)
(それなら、丁度良かった)
(それは、良かった)
(行くか)
(そうね)
少しだけ歩いて、デパートの中にある、本屋に付いた。
(じゃまた、ここで)
(おう)
そうして、俺は欲しい、漫画のコーナに行って漫画を買って、一足先に入口で由衣を、待つ事にした。
待って居ると、やはり人の多さに、目が持って行かれる。
小さい子ども達が、ランドセルを買って居る、風景を見て居ると、由衣と俺も将来はこう言う買い物をするのかなと、言う気の早い、妄想をして良いると。
(お待たせ)
(おう)
(何よ、ニヤニヤして、気持ち悪いわよ)
(何でも、無い)
(変なの)
(帰ろうぜ)
(そうね)
由衣と2人並んで、駅の方に戻る、こんな些細な、幸せがずっと続いて、欲しいと思うのだった。
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