第42話クラス、日常

(小湊君)

昼休み弁当も食べ終わって、予定も無いので、自分の席で、ボーとして居ると、委員長が話しかけて来た。

(委員長、どうした?)


(小湊君、君も粋な事、するね)


(そうですか?)


(そうだよ)


(そりゃ、良かったです)


(そうだね)


(あ、でも騙すのは、戴けないな)


(反省してまーす)


(反省して無いな、(笑))


(ハハハ、お見通しか)


(何だよ、人の彼女と楽しそうに話すなよ(笑))

委員長と話して居ると、古賀が割り込で来た。

(何だよ)


(やっほー、唯斗)


(よお、咲)

2人を見ていると、改めてお似合い何だなと、思った。

(仲いいですな〜)


(そうだろ)


(えーえ、本当に(笑))


(まぁそんな、恩人の小湊君には、これを)

そう言いうと、古賀はメロンパンを、渡して来た。

(ありがとうよ)


(良いて事よ)

古賀の笑顔が、めちゃくちゃ眩しい。

(古賀、眩しいは)


(はぁ?)

古賀は何の事か、分かって無いよだ。

(フフ)


(どうしたの、委員長?)


(いや、2人とも本当に仲いいなて)

確かに古賀と話すのは、とても楽し。

(2人とも、何時から仲いいの?)


(何時から)


(何時から、だろうな古賀)


(うん、確かに)

しばらく2人で、考える。

(うーん)


(うーん)


(あーああの時かな)

突然古賀が、声を出した。

(どうした)


(ほら、あの時)


(あーあ)


(ちょっと2人だけで、納得しなでよ)

委員長の言う事は、ごもっともだ。

(ごめん、ごめん)

そお言いうと、古賀が話し始めた。

(こいつとは、1年の時から同じクラスだっただよ)

(まぁ〜今以上に暗くて、怖かったけどな(笑))

古賀は、笑いながら話す。

(確かにな)

あの頃の俺は、自分でも怖いくらいに、めちゃくちゃ尖っていた。

(それでな、その日の昼休みふと隣りをみるとな、何時にも増して、暗かっただよこいつ)


(それこそ、人でも殺したくらいに)


(確かにな)


(まぁ、今も目つき悪いけどな、(笑))

軽く失礼な事を、言って古賀が話をつづける。

(それで隣で、そんな顔されていても、たまらないから、思いきって話しかけたんだよ)

(嫌だったけど(笑))

先ほどから、めちゃくちゃ失礼だ(笑)。

(どうした、だよて)


(そしたらよ、そしたら、ぶふう)


(確かに、ふ)

不覚にもめちゃくちゃ、笑ってしまった。

(何よ、早く話してよ)


(悪い、悪い)

委員長に、急かされて古賀が話を、続ける。

(でどうしたて、聞いたらよ)


(聞いたら?)


(こいつ、弁当忘れて、腹空いてたて、言っただよ)


(本当なの、小湊君)


(本当だよ)

めちゃくちゃ、恥ずかしいわゆる黒歴史だ。

(それで、メロンパン奢ったのが、出会いかな)


(そうだな)


(へーえ)


(本当に、その節は)

取りあえず、謝った。

(まぁお陰で、可愛彼女出来た、だけどな)


(そんな、事ねえよ)


(ハハハ)

こんな普通の会話も、出会った頃には、考えられなかった、そんな小さな幸せと、2人の末永い、幸せが続けば良いなと、思うのだった。










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