第40話恋の手助け
(どうしたのよ、お弁当、口に合わない、かしら?)
(どうして、美味しよ)
(だって難しい、顔していたから)
(あーあ)
(いやーその)
(どうしたのよ?)
(実は、)
(実は?、早く言ってよ
(実は古賀が、)
(古賀君が?)
(古賀が、委員長の事好きで)
(そうな)
(古賀の手助けを、したくて)
(あんたが?)
(そうだよ)
(プッ)
(何だよ)
(だって、あんたが、ぐふ)
由衣は、我慢する事なく、笑って来た。
(何だよ)
(だって、あんたの友達て、めちゃくちゃモテるじゃない)
(あんたが、何の手助けするのよ?)
(確かに)
由衣は核心を、付いて来た。
確かに古賀の方が、絶対にモテる、モテるんだが。
(でも)
(私も手助け、する)
(ふぇ)
こちらの言い分を、話す前に由衣の口から、出た言葉に、変な声が漏れてしまった。
(今なんて)
(だから、私も手伝うて、言っての)
2度聞いても、全く持って信じられない。
由衣が人の、恋路を手伝うと言うのだ、面倒事に、首を突っ込まな、あの由衣がだ。
(由衣がか?)
(そうよ)
(面白、そうだし)
(それが、理由かよ)
(そうよ)
意外と由衣にも、普通の女子の様に、こう言う出来事が、楽しく見えるらしい。
(でも、どうする)
(それなら、私に良い考えが)
(どうするだ)
(まずは、貴方は古賀君を、誘って)
(方、それから?)
(私は、飯田さんを委員会の時にでも、古賀と同じ所に誘うわ)
(それで、私達はそこに、行かないで、2人きっりにするの)
(これなら、愚痴を話しのきっかけに、出来るでしょ)
(名案だな)
(そうでしょ)
由衣は、誇らしげに喋って来た。
(まるで、昔話みたいだなあ)
(そうね)
(そろそろ、時間ね)
(そうだな)
そうして、クラスに戻り、午後の授業を受けながらも、色々気になって集中出来ない。
そんな集中出来ない、授業が 過ぎて行って、放課後になった。
(なぁ古賀)
(どうした、真二)
(明日、暇)
(暇だけど、どうした)
(明日、遊ぶべ)
(どうした、彼女とは何も無いのか?)
(実は..)
(いや、すまん)
(何てな)
(何だよ、心臓止まるかと、思ったは)
(ドッキリ大成功)
(何だよ)
古賀に少し、小突涸れた。
(すまん、すまん)
(で、どこで待ち合わせる)
(そうだな)
場所は由衣と話して、決めてある。
(海岸はどうだ)
(また、オシャレやな)
(せやろ)
(男2人でか)
(そうだよ)
(まじか、だいぶむさいな(笑))
(で行くのか?)
(分かったよ、行くよ)
(そうか、ありがとう)
(じゃ、俺帰るは)
(そうかよ)
(じゃな)
(おう)
古賀に挨拶をして、委員会終わりの由衣と、合流由衣の方も、無事に誘えたみたいで、良かった。
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