第8話 相方さんにベルトラを教えてもらう
イータスも完了したので、早めにアルバイト先に休暇の申請をしなければ。
と勤務先の上司と、私と交代で一つの業務をしている相方さんに連絡をとる。
上司は、とにかくいつもお優しいし、相方さんは、私と違ってアメリカに住んでいたこともある英語バリバリの人で、年に数回海外旅行へ行くお人なので多分どちらも快く了承してくださると期待していた。
結果は、期待通り。
なんとお休み中の私の業務は、上司御自らと前任の方がしてくださるとのこと。
ありがたや。
相方さんは、オーストラリアは、留学も経験済で庭とのことで『ベルトラ』という現地ツアーの会社を教えてくれる。
「『ベルトラ』って検索したらすぐでてくるから。
私も何度か使っている信用できるサイトで、もし条件が合わなかったら無理に申し込まなくても良いから、現地でもオプショナルツアーの申し込みはできるから。
ただ、このサイトを見たら、この観光地でこんなアクティビティができるんだ。
って凄く参考になるから、是非検索してみて」
とのこと。
何度も楽しい海外旅行の話しを聞かせてくれる相方さんお勧めなので検索してみた。
オーストラリアだけではなく沢山の国と地域でのオプショナルツアーが紹介されていた。
その中で、今回行く予定のケアンズの『アサートン高原日帰りグルメツアー』という、朝7時にツアー参加者のホテルへ迎えに来てくれて、観光地と朝ごはん、お酒付き昼ご飯、チーズ&ナッツ、スピリッツ、アイスクリームをそれぞれ飲食させてくれる場所など6カ所以上回ってくれるツアーが、食いしん坊の私の目を惹きつけた。
お値段は、AU$235(現在の日本円で2万3千円くらい)と少々お高めだが、今ならモニターツアーがあって、2名以上参加限定で、帰ってきて体験談を投稿すると1名分キャッシュバックとなっていた。
コドオに相談すると
「ええなぁ」
とのこと。
「ただ問題点が一つあって、ツアーの出発曜日が特定されていて、私たちの日程では到着の日に飛行場から直行って感じ。飛行機が遅れたりしたらホテルでの待ち合わせに間に合わない可能性があんねん」
というとコドオが
「そのツアー会社にメールして、直接飛行場に迎えに来てくれるか尋ねてみよか?」
と頼もしいことを言ってくれる
「できたらよいね」
という会話があって、翌日
「ベルトラからOKのメール来てるよ」
とドヤ顔のコドオ
「凄いね良かったね。コドさん英語力あげたね」
「日本語力やろ。相手ベルトラの日本人スタッフさんやで」
「ガクッ。せやな日本語のホームページから問い合わせしてんねんもんね」
「うん。ゆうたやろ割と旅行業界ってダメ元で問い合わせたらなんとかなること多いんよ」
「そうなんや。とにかくありがとう。楽しみやね。
ほな、先に予約してるHISの日程が変わるか確認して、ベルトラを申し込もう」
「オカンは、悪いけどHISに連絡して。わたしは、メールの流れでベルトラに申し込んでおくわ」
「悪ないよ。そうしよう」
とそれぞれのパソコンに向かった。
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