第7話世界大戦勃発

プロレスの勝負に真剣勝負を見た! 9歳の時だった。思い出は尽きぬ・・・。


ある6歳の夏休み前の事、自宅北側にある日曜学校には、アメリカ人の子供が常駐していて、たまに顔を出したかと思うと30秒程度で屋内に引っ込む。

 一緒にあ錆びたいのだが言葉が通じなくてすれ違いになっていた。

今朝はこの日曜学校に生えているに常緑樹のハイノキに留まるクマゼミを採集に来た。

 見上げれば、3mの石積みの擁壁に2mのフェンス。フェンスを突き抜けハイノキの幹が天に伸びる!その枝葉に数十匹ものクマゼミが留まっていた。

 白い虫取網の竿部分を長く伸ばして、日曜学校用の虫取網を改良した!だから取れない筈は無かった。

調子良く数匹はモノにして虫かごにいれたその時、見馴れたアメリカ人の子供がフェンス立端から顔をだした。

「おっ!あの子やでじいちゃん?」といった刹那! 

ブルーのポリバケツを持ち上げひっくり返した! 

 ザッバーン! ナニが起こったのか、暫くしないと、分からなかった!

僕の横に立っているじいちゃんチラ見したら頭から足の先までずぶ濡れだった!

 顔は真っ赤な茹でダコみたいに頭のテッペンから白い湯気が出ていた!

「私達のセミを取らないでくださーイ!」片言の日本語で言われた。

「お前らセミに名前でも書いとんか!これは戦争やぞ!第三次世界対戦や!」

僕は本気で戦争が起こると信じてお父ちゃんとお母ちゃんに話をしたが・・・。

「ふうんそうなん。」と言って余り相手にしてくれなかった。

後日、小学校に登校途中、見た事の有るそばかすの金髪アメリカンが道向こうからやって来るではないか!3人くらい居た。

知らん振りしておこうと、真っ直ぐ前を向いて足早に通り過ぎようとした時、ソバカスの金髪少年が僕を降り向いて「セミを採らないでくださーい△※~○♯×。」

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