崩壊世界と転生ドラゴン概念

第2話

個人的な感想なのだが便利な手段と言うのは可成り重要だ…それは所謂キーボードだったりマウスだったりと言ったコンソールだとか…何が言いたいのかと言うと私も仕事をするにあたって制御用のシステムを作る事にしたのだ。

そうだな…取り敢えずは…【system command】っと。

…これでいいか、細かい仕組みを作るのは正直面倒くさいし、必要に応じて弄ればいいだろう…多分。

崩壊した世界であるここにはプログラムで言う所のバグやエラーが其処らじゅうにある…具体的に言うならば空間に罅が入っていたり割れていたりと言った具合だ…地獄かな？…いや地獄すらないのか…ははは…笑えねぇ…はぁ。

取り敢えずこの状態を【version1】とする。

…ついでに記録を保存しとくか【system command：save】…【execute】…これで良いだろ。

エラーとバグの修正は…終わるか？まずはヤバそうなのだけ処理しとくか。

修正用…修正用…【world program：patch：version1.1】…ふぅ…やっと出来た…まさか300年も掛かるとは自分の低スペックさが嫌になる。

これじゃあ、世界が真面に運営出来るまでどれだけ掛かるかわかったもんじゃない。私の旅行も何時になるやら。

…そう言えば今気づいたが竜になったからか、長い時間を生きる事に違和感が余りない…永遠に対して発狂しないで済むのは可成り助かるが。

次は銀河でも創るか…宇宙はある世界とない世界、どちらも存在するが折角なので創る事にした…ないのは少し味気ないしな。

苦節5万年…やっと銀河の空間（テクスチャ）が完成した…正直アホみたいなスケールだなと思う。

疲れた、本当に疲れた、できれば300年くらい寝ていたい…まあ無理なのだが。

まだまだ仕事は残っているのだ…何時になったら休めるのか…泣きたくなってきた。

納期がなくても仕事が無限にあるのならどっちにしろ地獄だ。

ブラック会社ならぬブラック世界とか悪夢だ。異世界転生ってこう言うものじゃないだろう。

銀河を作ったのは良いが未だに星も光もない以上あるのは只管広大な暗闇だ。

世界を運営するのなら星々も必要だ。

生成プログラムの作成掛かる時間は200年くらいで済むだろう…済んでくれ、頼む。

…終わらなかった、終わらなかったよ…1800年は流石に予想外だった。

細かい調整が終わらない。まじで終わらない。

何で、何で完成する度に不具合が出てくるの？可笑しいじゃん作った時は特に問題無かったじゃん！リテイクに300回とかわかる訳ないじゃん。

我、元高校生ぞ、わかるか世界の作り方とか！

取り敢えずプログラムを適応させよう。