第3話初めての任務

1年後

「だから大丈夫だって!」

「嫌です!絶対に嫌ですから」

「任務だからお願い(>人<;)メイド服きてよ」

「嫌ですよ!僕男子ですよ?普通瑠月さんが着るべきですよ」

「だって…僕女子だもん」

(何も理由になってないじゃないかって?それは知らん( ˙-˙ )と言いたいけど…今回の任務はあまり知らせない方がいいだろうと思うのよね…裏切り者の抹殺だから…)

「ってことでお願いね」

「嫌だァ…」

いやだと言ったものの聞いて貰える気配もなく、着ることになってしまった。


「ん〜君が新人か…いいねჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)‪」

「よっよろしくお願いします」

いやだいやだ!逃げ出したい……瑠月さん、女子無理とか言ってたけどこの方女子じゃん……嘘ついた……

数時間後

「そこをそうしてって…飲み込み早いねぇ」

「だよね〜あの仕事に向いてると思うんだよ」

?!

「うんうん行けると思うってひっちゃんお久」

「お久〜樹葉」

「いや〜やっぱりひっちゃんの目はいいねぇ〜風くん最高だよ」

「それほどでもないよ」

チラ

「いっその事指名ありにしたら?(任務でさあの部屋使える?)」

「それはいいねぇ〜取らせるか。いつでも準備は言えるよ。(おk風には伝えたの?)」

「ありがとう〜(伝えてない。一応被害は合わせるつもりは無い。)」

(…そっか。でもごめん。私も伝えれないことが…)

「?…え?無理ですよ?」

「大丈夫大丈夫心配しないで安心していいよ〜」

(…これ拒否権ないやつだ…)



例の部屋

何…これ。おかしいでしょ!置いてあるやつ明らかにおかしい。逃げ……たい。でも仕事だし…

「君が風くんか……いいねぇ。君みたいな子好きだよ。」

ぅ気持ち悪い。何この人。変態?酒臭い…それに置いてあるものに戸惑って気づかなかったけど…ここ防音だ。助けを呼べない…

「何も知らなくてもわかってしまうような部屋だよねぇ。」

こっこわい…けどちゃんと話さないと

「あっ主(あるじ)様もそう思うのですか?」

「そう思うなぁ〜」

そんな言葉と同時に自分に手が伸びてくる。

助けて…そう心の中で思ってしまうほど怖かった。そんな時風が窓から入ってきた。あれ空いてたか?

「なんで窓空いてるのかなぁ?ちゃんと閉めな」

「なんで?それぐらい自分で考えなよ。」

「我は助けに来ただけ。あと強いて言うなら…裏切り者を殺すため」

声は聞き覚えのあるのに、その姿は似ても似つかない、戸惑う僕に気づいたのか彼女は僕に対し

「…大丈夫。心配しないで。君には危害は加わることは無いから。(僕だよ。ふぅ…姿は死者なだけ。)」

?!

「裏切りだと?どこに証拠がある!」

「我は君に話していい許可出してないけど」

ザシュ

「イッ…」

「ねぇ。質問に答えてくれる?夜桜と死者が同一人物であり使い分けてるとこも知ってる人は居るし、夜桜だけは誰もが知ってる。でも理由を知る人はいない。」

ッ…仲良しの僕でも怖いほどの殺気を出す彼女はまるでボスの言っていたあのことと関係してるのではという考えに至るほどすごい。

「俺がどうしたって言う!裏切りの証拠はどこにある!」

「…アハハハハ。あぁ面白い。ここまで自分の状況分からない人は初めてだよ。なんで自分が話せるのか頭にないみたいだね。四季はすぐに裏切り者は殺すのに。どうして会話しているのか。」

「俺は知らない!何も知らないんだ!。俺は言われた通りに夜桜の人に」

夜桜家って確か瑠月さんの本当の

「そっかそっか。やっぱりそうだったんだね。あの事件の生き残りでもあり、裏切り者でもあると」

「まぁどうでもいいや殺すし」

「はぁ?殺すだと?できる訳が無いだろ。ここはお店だ。こんなところで殺人事件が起きれば警察が来る。」

「何言ってるの?今までお店だからなんて言う理由で始末をしなかった時ある?」

「ある訳ないじゃん。だってここ四季団の店だよ。わざと防音になってるの。銃を使ってもバレないように。あとは怪しまれないために色々あるけど関係は無い」

「ってことで死んで」

ザシュ

「よし。帰ろうか」

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