エピローグ 大学3年・秋
冬の兆し
寒さにかじかんだ手で車のキーを取り出し、シリンダーに挿しこむ。
回すときゅるるとエンジンが唸り、こと切れたようにすぐに鳴き止んだ。
「んー、このぽんこつ」
何度か回してようやく火が点く。冬場のかかりづらさは常なれど、秋の終わりからエンジンが機嫌を損ね出すというのは珍しい。バッテリーの寿命かもしれない。あるいは今年が格別冷えるのか。
もっとも、秋冬にかけての冷えこみはたい焼き屋には追い風である。うちのような自転車操業の個人店にはなおさらの話だ。月の売上が駐車場代と燃料費だけで消えていく以上、年間保険料と車検代はこの時期に稼がなければならない。
吹けば飛ぶようなキッチンカー、せめて風に乗らないとやっていけない。フロントガラスから覗く朝陽の弱々しさに内心ほくそ笑み、しかし雨だけは降らないようにお祈りし、アクセルペダルを踏みこむ。
キーにぶら下がったキーホルダーとラビットフットが小刻みに揺れる。
しばらく車を転がして、本日の出店場所に到着した。
群馬は北西部の外れにあるローカルスーパーの店舗の前。遠く東に赤城山を望む見晴らしの良いスポットだった。
車から降りて、マーカースタンド等の機材一式を配置する。道路沿いの樹木は紅葉を終えてすっかり葉を落としきっていた。
「よし、今日も一日やっていきましょう!」
軽く伸びをして気合を入れると、山おろしが一帯を吹き抜けた。
台風ばりの強い風を受けて機材がバタバタとなぎ倒される。
「……さぶっ」
転倒防止の重しを入れ忘れた。徒労感が肩を落とした。
**
手持ち無沙汰にならない程度の営業はお昼過ぎまで続いた。客の流れが途切れてひと息つくと、スマホが着信を知らせた。
ポケットから出して通知をスワイプする。メッセージアプリが起動し、短文と共にぱっと華やかなスイーツの写真が表示された。赤緑のコントラストが美しいイチゴとピスタチオのフレジェ。工芸品のような飴細工と小粒のベリーもあしらわれている。
『冬の新作(仮)! ここからオーナーさんたちとレシピ詰めてくよー!』
「ここからまだレベルアップするんだ……」
見た目に留まらない味の良さが小さな画像からも伝わってくる。同い年とは思えない凄腕ぶりにはいつもながら驚かされた。
(それに比べて私ときたら……いや
焼き置きのたい焼きを保温しているホットケースに視線を移す。
お客さんがいないのを確かめて、昼食代わりに一枚つまむ。
「んー」
丹念に咀嚼し、自分自身で組み上げたレシピを分析する。
美味しいといえば美味しい。素材のチョイスも調理も申し分ない。小豆の旨味を凝縮しつつも上品で後味の良いあんこをサクっと軽い歯触りの皮で包んだ過不足のない一丁焼き。自分なりに考え抜き、四年の試行錯誤を重ねた一品だ。
けれども、あの『星』を知る私の心にはいまいち物足りなかった。
(行ったことのあるお店の味を全部足して割った感があるんだよね。ピントが定まらないというか、あまりにも没個性的というか)
どこまでも青い秋晴れの空を見上げ、カウンターに頬杖をつく。
どうやら私には根本的に独創性が足りていないらしい。
江津さんとルームシェアをしていた頃にもこうした傾向はあった。いろんな具や隠し味を取り入れたカレーを試す彼女に対して、私は箱の裏に書かれたレシピ通りにしか作ろうとしない。
たまに彼女に背中を押されて冒険するとたいがい失敗する。煮るのも炊くのも焼くのだってそう。型にはめないと美味しくならない。
たい焼きとて例外ではない。自力で組み合わせの妙に至れない。
くりすやの代わりの型――名店の平均値の真似事しかできない。
(結局、私に作りたいたい焼きがないのが問題なんだろうけど。そんなんどうすりゃいいんだよう)
肘をついたまま頭を抱える。追うべき理想のない味作りは、なりたい職業がない大学生の就活に似ている気がした。実は私も二十二歳だし謎の親近感を覚えたりする(一浪した)。
「……」
火床の端に置いてある、もらい物の真鍮の焼き型をちらと見る。
ヒツジヤの味と『星』を脳内で反芻し、ぶんぶんと頭を振る。
「あーダメダメ! まったくもう、とんだ誘惑が残っちゃったよ……」
いつかのきのはさんからのリクエストも『私の考えたたい焼き』だ。結果的に似たものならともかく、初めから狙ったコピーではない。そもそも勝手に他人の店のレシピで商売するのはまずいだろう。
それに当の私も、胸を張ってオリジナルを出したい気持ちがある。
ひとりの自立した職人として。
「うーん、しかしプロを参考にするのは誰もが通る道なわけで……だいだい商売云々言ったらももくり時代も終盤は人のレシピだし……星月さんにもらったメモどこやったっけ……いやいや……」
「……どったの? 頭痛いん?」
突っ伏したカウンターに額を擦りつけてうんうん唸っていると、頭の先から訛った声がした。
アルコールと、ほのかにミントの匂いもする。
「――」
ばっと顔を上げる。
店の前に背丈の高い女性が立っていた。
歳の頃は二十代後半ほどか。おそらくは酔っているのだろう、明るい茶髪に負けず劣らずの赤々とした顔色をしている。肘に提げたビニール袋からは大量の空き缶が透けて見えた。
私は一瞬固まり、それからすぐに店主の自分を取り戻す。
「大変失礼しました! いらっしゃいませ!」
「なんだ生きてるじゃん。ここ何屋?」
「たい焼き屋です」
「カスタードある?」
「すみません、まだあんこしか扱ってなくて」
「ふーん。まいいや、一個ちょうだい。お代はここ置いとくね」
気だるい調子で注文する彼女に私はにっこり笑みを返す。
「かしこまりました。少々お待ちください」
「え、待つん? じゃあいい――って、へえ?」
回れ右して焼き型を持ち、火床の横の卓上ミラーに目をやる。ワンオペでも外の状況をチェックできるよう設置した鏡には、驚いたように細い眉を上げた女性の姿が映っていた。
オイルポットから抜き取った刷毛で焼き型の内面に油をひく。
流しこんだ生地に餡を乗せ、上から生地をかぶせて蓋を閉じる。
「若いのに上手いもんねー。いつから始めたん?」
「高二の秋からですね。店は大学入ってからですけど」
「へー。その焼きゴテクッソ重くない?」
「重たいですよー」
「だよねえ。鍛えてんだ。……あのさ、焼きながらでいいんだけど聞いてもらっていい?」
「大丈夫ですよ」
「さっき彼氏にフラれちったのよ、アタシ」
女性がにへらと表情を崩す。酔いとは別種の赤みが頬にさす。
「まあお互い冷めてたし予兆もあったからびっくりはしなかったけど、後学のためにアタシのどこがダメだったのか一応聞いたわけよ。そしたらなんて返ってきたと思う?」
「えー、なんでしょう? 美人は苦手とか?」
「うまいねえアナタ。正解はこれ」
言うなり彼女は空いた片手でぺろんと服の裾をまくってみせた。
引き締まった下腹部が露わになる。
「身体つきですか?」
「ご名答。仕事柄バキバキになるのは当たり前なんだけどね。どうも彼には好かなかったみたい。あ、アタシスポーツジムのトレーナーやってるんよ」
「なるほど。シュッとしてますもんね」
「ありがと。……でもこれって、考えてみたら割かしおかしいんよね。だってそんなの今さらすぎるもん。アタシジムではへそ出しルックだし、アイツ元々はうちの客だし。五年くらい付き合ってて一度も嫌そうなそぶり見せなかったし。つーかじゃれるときよく触ってきたし。あれすげー鬱陶しかったし」
「さ、さいですか」
「好みが変わったにしても別れる決め手としては弱いっていうか。……だからこの理由はたぶん、テキトーな後付け。ホントはただ、アタシがアタシだから」
女性は自嘲気味に笑い、戻した裾の上から腹筋を撫でた。
焼き型の位置をちょっぴりずらす。火の当たりが少しばかり強い。
「それならそれで別にいいんだけど、ごまかされたのはなんかキツくてさ。すぐわかる嘘なんて要らないから、最後くらい向きあってほしかった。お前のこういうところが嫌いだ~ってグッサリ突き刺してほしかった。そうしたらアタシだって後腐れなく前に踏み出せたかもなのに」
(そういうもんでもないですよ。理由があってもつらいはつらいです)
「そいでムカムカしてそこのスーパーの前で座りこんで飲んでたの。そしたら店長みたいなおっさんにカエレ! って追い出されちって。酒代落としてんだからいいじゃんねー」
「よくはないですよ。家まで我慢しましょう」
「おっ客に説教かー? やんのかー? つーかたい焼きまだかー?」
眉を吊り上げてその場でシュッシュとシャドーボクシングを始める女性。どうやら久々にキレのいいダメ人間がうちに訪れたようだ。
口元にこぼれた苦笑が彼女から見えないよう小さくうつむく。
ガスの火が青く静かに灯っている。焼き型を引っくり返す。
「すいません、あと少しです」
「じゃあ焼きあがりまで付き合ってよ。店主さんはどーゆーふうに思う? はっきり言われたほうがマシじゃね? 性格ブスとか、生理的にムリとか」
「それ答えなきゃダメですか……?」
「ダメ」
酔っ払いが始末に負えないのはどこに行っても変わらないらしい。まずはその絡み酒を治すのが先ですよ、と言うわけにもいかない。
無難な答えを探して首をひねり、適当なものを見繕った。
「きっと彼氏さんはお客さんのことを傷つけたくなかったんですよ。だから雑な理由をつけたんです。最後まで嫌いきってはいなかった」
「……え、えー? 好意的に捉えすぎでしょ?」
「都合よく解釈していいと思いますよ。わからないことはわからない。なら考えても詮無いことです。自分の気持ちを楽にしましょう」
「こっちから訊いておいてナンだけど、意外と悟ってるね店主さん……でもそこまで殊勝な奴でもなかったはずなんだけどなー、うーん」
「どうしても知りたかったら今からとっ捕まえて吐かせればいいんです。まだどこかで生きてるんだから」
「いや、そこまでは……」
「それに」
頃合いを見計らい、火床の上から焼き型を手前に引き揚げる。
開いた蓋から出したたい焼きを経木で挟み、包み紙に入れる。
「それに?」
「私は好きですよ、筋肉。あると強くなれた気がしてきます」
再び身体を回転させるときゅっと靴が擦れる音がした。たい焼きを持ってカウンターに寄り、彼女の前に差し出して告げる。
「お待たせしました。熱いのでお気をつけてお召し上がりください」
「あ……うん。ありがとう。いただきます」
女性はぽかんとした顔でたい焼きを受け取り、そのまま口に運んだ。
その両目がひときわ見開かれる。
「んっ――」
(――んっ?)
彼女が浮かべた表情は私にも予想外の代物だった。
まん丸になった女性の瞳に、星屑のような光が散らばる。
あんこが覗く断面に目を落とし、素早く二回まばたきをする。確かめるようにもうひとくち食み、私の顔と交互に二度見する。
「――おいしい」
そこに在ったのは、私がたい焼き屋を開いてから初めて目にする、あの夏の日の遠い自分だった。
「何これ超おいしいじゃん!」
他人が『星』を見る姿を、初めて見た。
「ホントですか?」
「なんで疑うの! えーこのへんにこんな店あったんだ、知らんかったー……」
女性は興奮した様子で次のひとくちを大きめにかじりつく。熱さに身悶えしながらも目をつぶって幸せそうにうめくさまはまるで芸人さんのようだけど、誇張じゃないのも一目瞭然だ。
(……今のレシピってお酒と相性良いのかな? 試したことないけど)
彼女のお口にぴったり合ったらしいたい焼きに思いを巡らせる。
味覚というのは十人十色で、お客の数だけ好き嫌いがある。私にはピンとこないたい焼きが刺さる人だって当然いるだろう。
もちろん頭では理解できる。けれども心はついていかない。
私は、私が客だけに届くたい焼きを焼いた事実に戸惑っている。
「うーあちち、でもやっぱり美味しい。いっつもここで店開いてんの?」
口内で転がしていたたい焼きを胃に収めた女性が尋ねてくる。赤ら顔で目を輝かせている彼女に、私は笑顔で応じた。
「ありがとうございます。土曜日はここで、他の曜日は別の場所です。詳細はこちらのショップカードに」
「わ、ありがとー。前橋のほうでもやってんのね」
「臨休のときはSNSで告知しますのでご確認ください。よかったらまたお越しくださいね」
「うん! 今度はシラフで来るよ!」
それから女性は残ったたい焼きの尾ひれをぱくりと口に放って、たっぷり時間をかけて味わった後、吹っ切れたように空を仰いだ。
「うし、酔いも覚めた! ありがと店主さん、変な話聞かせてごめんね!」
包み紙は綺麗に折り畳んで空き缶を入れたビニール袋に、ショップカードは財布にしまい、はしゃいだ声で女性は店を去った。
冷たく乾いた北風が無人となった駐車場を通り抜ける。
「……」
胸に去来したものは達成感ではなく、さりとて不満でもなく。
人にあげた宝くじが一等だったような、ぼんやりした嬉しさ。
「でも、一応なれたのかな。足場に」
息をついて空の向こうを見る。抜けるような青さが目に沁みた。
出窓の外へと腕を伸ばすと、風が軍手越しに手指を冷やした。
私はこの同じ空の下で懸命に生きる知り合いのみんなと、まだ出会えていない、これから出会ういろんな人たちのことを想った。
果てしのなさも、今は怖くはない。
「……やっぱさぶっ」
腕を引っこめて火床の前に戻る。ストーブ代わりに手をかざしてのほほんと暖を取っているうちに、先ほどの女性への筋違いの羨望がむくむくと湧いてきた。
何しろ私は自分のためにたい焼きを焼き始めた人種である。
お客さんの足場になる~なんて大層な夢を掲げたところで自分の欲が消えるわけではない。無私でもないし悟ってもいない。
(なんで私の努力の結晶であの人だけ満足してるんだ? ズルい!)
ひとたびそう思った途端、お腹の虫が賛同の声をあげた。ぐおぉ~!
「いや、さっき食べたばっかだよねキミ」
ぜい肉のついたお腹をさするとぐぉぐぉと返事が聞こえてきた。『ちょこっと食べるとかえって胃が活発になってお腹が空くんだぜ』――意訳するとこんな感じか。相変わらずの欲しがりさんである。
ともあれ、当の私が満たされない味で店をやるのはやはり不健全だ。最終的にはモチベーションに関わってきそうな気配すらある。
ならばすべきことはひとつだった。作業台に置いた材料を見やる。
メニューに載せていない、試作中の白餡入りのタッパーを撫でる。
(道のりは長いねえ、本当に)
ひとまずは現状のレシピを軸にまた改良を重ねていこう。
さっきの女性と私の好みをまとめて満たす味を開発する。その間に同じように『星』を見た客がいたならそれも取り入れる。必要なら曜日ごとに使うレシピを分けてしまってもいいだろう。
納得のいくたい焼きを作れたら餡以外のメニューも増やそう。
サイドメニューでそれぞれの中身に合うドリンクを出してみてもいい。
ワンポイントで真鍮の焼き型を活かす術も模索してみようか。
オリジナリティーのない凡才でも、幸い時間だけはたっぷりとある。
「さて! 改めてやっていきましょう!」
温まったのでカウンターに立つ。また冬の匂いの風が吹いた。鼻先がツンとして、わけもなく拳を握ったり開いたりした。
「楽しそうやな」
声は視界の外から、風に舞う葉のように耳へと運ばれてきた。
冷えた空気に別の匂いが混じる。
「――――」
「顔合わせるんは四年ぶりやっけ? 久しぶりやなあ、アタシのこと覚えとる?」
音のする右側の頬だけが、先刻までとは違う熱を帯びる。
彼女はひょいっと景色の中に現れてこちらを覗きこんでくる。
細くて白い首筋を伸ばして、色素の薄い瞳を細めて。気まぐれな猫みたく、するりと心の内側に滑りこむように。
なんてことないふうに笑いかけてくる。
どうせまたカッコつけのくせに。
「――いらっしゃいませ。何になさいますか?」
「うわっシラ切っとる。いつかの意趣返しか?」
「冗談。でも予想より早く来たね。あと五年はかかると思った。それともやっぱり今が不安になったのかな? 心の舌バカさんは」
「どんだけザコく見積もっとるねん。気持ちの整理も、手に職もついたで」
「青ちゃんのときより成長してるじゃん。すごいすごい」
ぱちぱち手を叩くと、彼女は不満そうにその唇を尖らせた。少々バカにしすぎたか。「ごめん」と軽く謝って頭を下げる。
私は出窓に背を向け、火床の側へと歩きながら言葉を継ぐ。
「じゃあうちに求職希望でもないんだ。別に雇ってあげてもよかったのに」
「残念やったな。味作りに行き詰まったらアドバイスくらいしたるで」
予熱の済んだ焼き型の柄を握り、自分の心を確認する。
誰しもの瞳に『星』を映すという、広大すぎる夢物語。
元よりひとりで叶える覚悟も気概も備えているつもりだけど。
「うん、その時は応援よろしく。気が向いたら一緒に作ってね」
人の手を借りることに抵抗はない。それは初めから変わらない。
いつだって私は、みんなの力を頼りに進んできたのだから。
「なんや昔よりええ性格っちゅーか、柔っこくなったんやないか、桃」
熟した実でも評するかのような言葉と共に滝野は微笑んだ。
「……ところでさ。ひとつツッコんでいい?」
「どうぞ」
「何そのショッキングピンクな髪!? 似合ってない! 目に痛い! キツい!」
「なっなんやと!? ええか、こん髪はベーシストの魂の象徴でなあ」
「めっっっちゃフラフラしてんじゃん! 何いきなりバンドマンになってんのバカ!」
「バンドマンの何が悪い! つーか趣味や趣味! 本業は別! デスクワーク!」
「その髪で!? 大らかな職場だね!?」
「球団の知り合いばっかやしな! つーか普段はウィッグで隠しとるわー!」
おしまい
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