エピローグ 高校2年・秋
ふたつの名前
文化祭から二週間が経った十一月の頭の土曜日。
私は真っ白に燃え尽きていた。燃え尽きて家でだらだらしていた。
(江津さんから借りた漫画おもしろー。趣味がいいんだな趣味が)
両手で単行本を持ったままベッドでごろんと寝返りをうつ。宿題も家事も雑事もほっぽり出してひたすらに娯楽を貪る、この堕落と退廃がたまらない。休日とはかくあるべしである。
先刻まで朝陽だったはずの太陽は天高くへと昇りきり、白日と呼ぶにふさわしい輝きで美傘の街を照らしている。窓から覗く空は湖の水面を切り取ったようなブルー。からっとした秋晴れだった。絶好のたい焼き日和でもある。
腱鞘炎の注射も済んで、手首もすっかり復調しつつある。
お預けだった一丁焼きの練習も再開していい頃合いだ。
しかし妙にモチベが上がらない。しばらくたい焼きを口にしていないせいで意欲が減退したのか、はたまた心が別の幸せな何かで満たされてしまったのか。
ふっと栗須さん――もとい、滝野のあの日の言葉を思い起こす。
『その店が必要かそうでないか、が大事やねん。必要あれば通う。なければ通わん。行ったきりの観光地と同じや』
『好きが高じて必要になる奴もおる。でもそんなんレアケースや』
文化祭の日に彼女が言ったことが喉の奥に引っ掛かっている。
滝野の発言を縦に取るなら、今年の夏の私にはどうしてもくりすやが必要だったのだ。好きすぎたゆえか、それ以外の理由かは自分でもわからないけれど。
なら今は?
決まっている。
「んー、やるかあ」
単行本を脇に置いて、自室の天井を仰いで宣言する。
ベッドのバネを利用して上体を跳ね起こし、ぐぐいっと伸びをする。肩から背筋にかけての筋繊維が弦みたいにみしみし軋んだ。ぎゅぅ、と腹の虫が悲鳴をあげる。柊桃、健康体である。
軽く頭を振ると脳に血が回り、はたとその現実に気付く。
「製餡してないじゃん!」
ショックで声に出てしまった。出鼻をくじかれるとはこのことか。
今から製餡していたらたい焼きにありつけるのは夕方になる。内臓各器は早くもぎゅぅぎゅぅシュプレヒコールをあげ始めている。
絶対保たない。一時間以内に食にありつかなければならない。
食材の買い置きもろくにない。買い出しがてらにモールでコハナの今川焼きでも買っていこうか。レジで笑顔を振り撒く江津さんにちょっかいかけるのも楽しそうだ。
ベッドから降りて机の引き出しを開き、自転車の鍵を手に取る。
クローゼットから衣服を見繕っているとインターフォンが鳴った。
新聞か宗教の勧誘ならいつも通り居留守を決めこもう。窓から家の門扉を見下ろす。
「……は?」
ぎゅぎゅ? と胃腸も疑問符を打つ。
「店造るでー」
滝野がぶんぶん手を振っていた。さっぱりした笑顔だ。それはいい。
今ひときわ目を引くのは、彼女が乗ってきたと思しき車。
「……あのバイク、しばらく見ないうちにずいぶん鍛えたな……見違えたぜ……」
「何言うとるんー? 聞こえへーん」
我が家の路肩に停まっているのは滝野の愛車の二輪――ではない。
植木屋さんが使っているようなレトロで白い軽トラックだった。荷台には紐で縛った木材や箱が雑多に積みこまれている。
目蓋を閉じて首を上向ける。鼻呼吸で酸素を巡らせる。
ひとまずあの謎の軽トラックを家のガレージに入れてもらおう。その次は滝野を家にあげよう。一緒にブランチでも作って、つまみながら色々と話を聞こう。
寝間着のまま部屋を出て、重力に身を委ねるように階段を下りた。
山盛りのサンドイッチを挟んでリビングのテーブルで対面する。
「つまり、やるのは移動販売や」
できたてのたまごサンドを片手に滝野は計画を語り始めた。
「家賃が安くて人が集まって設備が整えやすい場所。固定店舗を構えるならこの三つの条件は押さえときたい。けど、んな都合のいい物件は美傘近辺には見当たらへん」
「このへんで人がたくさん集まるのって駅のモールくらいだよね」
「街の外れには県立大の美傘キャンパスなんてのもあるけどな。あの周辺のテナントは見事に全部埋まっとる。話にならん」
鼻でため息をつく滝野。だいぶ徒労を重ねたようだった。
なんとなく話の流れに予想がついたので先んじて切り出す。
「つまり、あの軽トラがお店になると?」
「せや。桃がどうしても嫌っちゅうならテナント探し再開やな」
「ヤじゃないヤじゃない。いいじゃん移動販売、なんかワクワクする」
「アタシもや」
頷くと滝野は椅子の横に置いたザックに空いた手を突っこんだ。
折り畳まれた紙を取り出し、サンドイッチの皿の脇に広げる。
「図面?」
B3サイズの方眼紙がテーブルの上に二枚並べられた。軽トラックの車体を部屋の間取り図みたいにした平面図だ。一枚目は俯瞰から、二枚目は前後左右から作図されている。
「床伏図と軸組図言うてな。ま、大まかな設計図や。まずこの図面を完成させる。それを元に業者さんに相談して、頼むべき箇所は頼む。造れる箇所は自分らで造る。いわゆるハーフビルドってやつやな」
「設計図……でもこれ、書かれてるの軽トラのシルエットだけだよ? 焼き場もシンクもないし、そもそもキッチンカーの形になってない。荷台の部分がお店になるんだよね?」
「細かい間取りはふたりで決めなアカンやろ、ふたりの店なんやから」
何を当然のことを、という顔つきで滝野はこちらに目を向ける。
「……ちょっと待ってて、定規とペン持ってくる」
「あっ持ってくんの忘れた。アタシの分も頼むわー」
ひらひら手を振る滝野を尻目に、廊下に出て階段を駆け上がる。自然と足取りが弾んでいた。胸の鼓動に同期するみたいに。
自室に戻ってペン立てと定規、加えてノートパソコンも抱える。世の中には同じようにキッチンカーを自作した人がいるはずだ。中には図面を公開している人だっているかもしれない。資料は多いに越したことはない。近いうちに図書館も回ろう。
再度リビングに足を踏み入れて、冷めてしまったお茶を淹れ直す。
それから私たちはあれこれと言いあいながら図面を書いていった。
「配線とガスと水回りは業者さんに整備してもらうべきやな。アタシらトーシロがDIYで組むんはちょいと危険なとこやし。ボンベやタンクの細かい位置は後でいくらでも調整利くやろ」
「滝野って身長一七〇あるよね? この車高だと天井の高さがギリギリすぎると思うんだ。立ち仕事だし、頭上気にしながら作業するの地味にしんどいでしょ。もっと高くしよう。あ、ほらこのブログ見てよ。屋根のトップを外せるようにして車検通すんだって。そんなのありなんだ」
「明かりは暖色灯一択や。車ん中で調理する以上壁や天井は絶対汚れる。掃除のことを考えると内装はできるだけアルミ張りしたい。で、白色灯やと反射光で目がチカチカしてかなわん。たぶん。そして何よりアタシは暖色灯のオレンジのが断然好きや。はい決まり!」
「そういえばトラックって塗装するんだよね。滝野は何色がいい? 私は白と青。空みたいな感じがいい。聞く耳? 持たないよ?」
「なんやと!」
「なにおう!」
店としての要件を満たすべく真剣に討議することもあれば、互いの嗜好を好き勝手に押しつけあい衝突することもある。時には不穏になったり気まずい空気が流れたりもするけれども、最後はなぜかゲラゲラ笑ってる。遊園地みたいなひとときだった。
空白だった間取り図が私たちの好きと個性で埋まっていく。
いつの間にか隣に座っている滝野の横顔を覗き見てみる。
長いまつ毛とさらさらの長髪、それからいつものミントの匂い。遠目から見ると年齢相応に大人びて映る彼女だけれど、今近くで浮かべている表情は同い年の子とそう変わらない。今が楽しくて、だから明日も楽しいと無邪気に信じきれている。あるいは明日のことなど忘れている。そんな幸せな子どもの顔。
それはきっと、私だって同じで。
「――っと、今日はここまでやな。なんやあっという間に時間過ぎたな」
気付けばとっぷりと陽が暮れていた。窓から遠く見える山の稜線がかすかに残照を帯びている。暗いはずのリビングは明るくて、点けた覚えのないシーリングライトが煌々と点灯していた。滝野が点けてくれたのだろうか。
思い出したようにお腹も鳴った。頬へと血が集まるのを感じる。
夕飯も作っていこか、と苦笑する滝野に首を縦に振った。迷惑かもしれないけど、なんだか無性に甘えたい気分だった。目尻を柔らかく下げて微笑むその面持ちは底抜けに優しい。慈愛に溢れたまなざしから逃げるように私は顔を背けた。
もし私に年の離れた姉がいたならこんな感じなのだろうか。
滝野はしばらく頬杖をついて嬉しげにこちらを眺めていた。居苦しくなった私が椅子を動かしてほんの少し距離を取ると、はっとした様子で軽く首を振り、普段の勝ち気な顔に戻る。
「明日は朝から図面作りの続きやで~。最低限の間取りだけでもちゃっちゃと決めて保健所に相談せな」
寸刻の甘ったるい空気は蜃気楼のように霧散していた。かすかな名残惜しさを覚えつつ、滝野の声の調子に合わせる。
「営業許可の見込みが立って初めて大工仕事に取りかかれる。でしょ?」
「他にもやること山ほどあるしな。キッチン周りの機材で足りない物は新しく工面せなあかん。衛生責任者の講習、先に受けといてよかったわー……せや、機材で思い出した。見せたいもんがあったんや」
言うと滝野は立ち上がり、ちょいちょいと私に向かって手招きする。
彼女の後について廊下から玄関を抜けて外のガレージへ。
「あれ、ガレージの電気のスイッチって玄関にあるんだけど。よくわかったね」
「何度か来てるうちに一階の構造は覚えてしもうたわ。二階は未踏の地やけどな」
やはり滝野がスイッチを押したのだろう。縦長の車庫には既に橙の照明が灯っていた。滝野が乗りつけてきたトラックは車庫の前方に停めてある。
「ほれ、これ見てみい」
「どれどれ」
言われるがままに彼女が指差す軽トラックの荷台を覗きこむ。
「あ、これ……」
「おっピンとくるか。さすがは毎日くりすやに通っていた女や」
息を呑んでいる私の隣で滝野がにんまり口角を上げた。
ステンレスのシェルフにも似たそれは、お爺さんがくりすやで焼き型を火にかける際に入れていた炉――一丁焼き用のガス火台だった。
「これも回収してたんだ……」
間近で見るのは無論初めてだ。ついまじまじと観察してしまう。
大きさは横幅が一メートル、高さはその四分の三くらい。正面から見るとちょうど漢字の『目』を横長に伸ばした形状だ。中段の棚には細いパイプ型のガスバーナーが並んでいる。パイプに細かく開いた穴から噴き出される青い炎によって鉄製の焼き型を熱するのだ。
代用品として用いていた私のバーベキューコンロとは違う、一丁焼き専用のガスコンロ。焼き型に続くプロのための器具。
ぶるっと武者震いなぞしてしまう。
「
「ホド。それって漢字でどう書くの?」
「火に床やな。鍛冶場の炉を指す単語でもあるらしいで」
鍛冶。いつか一丁焼きに抱いた印象とぴったり合致する。
(職人の世界、か……)
くりすやの火床に手で触れながら、お爺さんが焼いていたイメージに自分の姿を当てこんでみる。出来の悪いコラージュ写真じみた景色に思えてややぐったりした。
宝の持ち腐れにならないように腕を磨かなければならない。
改めて決意し直し、ふと気になっていた点について尋ねる。
「そういえば、お店で出すたい焼きはふたりで交代で焼いていくの?」
私の質問を聞いて滝野は両方の眉を跳ね上げた。
呆れたふうな声音で答える。
「なんでやねん、焼くんは桃ひとりや。アタシはあくまでジブンの目的達成の手助けをしたいだけ。仕込みには手え貸すけど一丁焼きの調理は桃の領分や。接客は任しとき~」
「でも、その、えっと……滝野のほうが上手いじゃん。いいの?」
文化祭の日の滝野の手腕は記憶に克明に刻まれている。彼女をレジに立たせて自分が焼くというのは少々気後れした。
「なーに弱気になっとるんや。ジブンの目的はあくまでジジイのたい焼きの味の再現やろ? 店は過程に過ぎんって自分で言うたやないか。気楽に焼けばええ」
「いや、でも……」
尻込みする私を見て滝野は仰々しく肩をすくめる。
「ったく……ま、くりすやの味ができたらその後は交代で焼いてもええかな」
「え、ホント?」
「アタシが今まで桃に嘘ついたことあるか?」
「それ嘘つきの常套句じゃんか……でも言質は取ったからね。約束だよ」
「へいへい」
生返事をよこす滝野を前に口元がゆるむのを止められない。
目的を果たした後も滝野は一緒にお店を営んでくれる――少なくとも今そのつもりでいる。彼女は暗にそう口にしたのだ。本人は気付いていないかもしれないけどたしかに言質は取った。
「そうだ、お店の名前決めようよ! 今なら特別に聞く耳も持つよ!」
「なんや急にテンション上がりよって。最初から持っとけ」
毒づきつつも顎に手を当てて考えてくれるのが滝野である。
「せやなあ……二代目くりすや、はあかんのやろ?」
「あかんあかん」
手のひらを振って却下を示す。完璧に味を再現できるようになるまで襲名はお預けだ。自分でも恥ずかしいし、何よりも江津さんに顔向けできないし。
「なら本家くりすや」
「次、元祖くりすやって言ったらぶっとばすよ?」
「冗談やって。ダメ出しばっかしとらんで桃もアイデア出しい」
「む、それもそうだ。たい焼きみかさや」
「あーダメダメ、絶望的に個性がない。街やなくてアタシら由来でないと。ももや、はどうや」
「ご飯がおいしくなりそうな名前。それならタ・キーノだってありでしょ」
「ミ・カーサモール市民のセンスやな」
「なんだとう!」
激昂する私をどうどうといなしながら滝野は言葉を継ぐ。
「実際ももやの響きは悪くないと思うけどな。こっ恥ずかしいか?」
「別に名前から引っ張ってくるのはいいけど、私だけのお店じゃないし」
「ほならアタシの名前も入れよか。ふたりの名前が入っとればええやろ」
ふたりのお店。ふたりの名前。いちいちふたりを強調されると胸の裏側がこそばゆくなる。異性慣れしていない男の子の気分だ。百パーセント想像だけど。
「名前、名前ねえ……」
「上と下は……」
柊桃。栗須滝野。頭の中で漢字を並べる。
「「ももくり」」
パズルのピースがはまるように、言葉は自然と喉からこぼれ落ちた。
音が重なり、顔を見合わせる。
「たい焼きももくり……か。ええな」
「一丁焼き」
熱量を伴った声が響く。聞こえたのは自分の声だった。
これが正しいという確信を以て、ひとつなぎに単語を結ぶ。
「一丁焼きももくり」
初めて口にしたはずの店名がやけにしっくりと耳に馴染んだ。
味にひとつの正解があるならデザインや名前にもあるはずだ。今、そのひとつを引き当てられた。痺れるような実感が湧き出す。
滝野は目を丸くしていたが、やがてその唇が円弧を描いた。
「決まりやな」
視線を交わしてただ頷きあう。お店の名前は決定だった。
「ほなツイッターのアカ作ろうか。インスタとフェイスブックは要るかな?」
「へっ?」
唐突な提案に今度は私のほうが目を点にしてしまう。
滝野はパンツの尻ポケットからダークグリーンのスマホを取り出し、ぽちぽちロックを解除し始める。
「営業告知用のアカウント。今どき必須言うてもええやろ。期待して行って臨時休業でフラれるのとかホンマ悲しいしな。そのうちホームページやらブログを開設するんもええかもしれん。せや、桃はツイッターとかやっとる? やっとったらアカ教えてーな」
「やってないし持ってない。滝野は?」
本当は持っているけど黙っておく。大したこと呟いてないし。
「あん? あー……持っとらんよ?」
「持ってる反応じゃん。教えてよ」
「持ってない言うたやろ。ちゅーかその食いつきを見るに桃も持っとるな?」
「『も』ってなんだよ『も』って」
「あーあー聞こえへーん」
空いた側の手で片耳塞いで滝野がすっとぼける素振りをする。
「子どもか!」
「童心に返りたい年頃なんよ……おっとここで尿意が。充填率九十パーセントと見た。すまん、ちょいとお手洗い借りるわ。そのへん好きに見ててええで」
「逃げた! つーか膀胱の情報要らねえ!」
「花畑に戦略的撤退~」
足早にガレージを離れて玄関に向かう滝野の背を目で追う。彼女は革靴のつま先を段差に引っかけてズッコけかけていた。
(大人なのか子どもなのかわからん……)
肺から空気の塊を吐き出して、私はトラックに向き直る。
荷台に積まれているのはベニヤ板や工具の類が主だった。火床以外には一丁焼き特有の道具は見つからない。
今日持ってきたこれらの機材は後で家の中に入れるのだろうか。置くスペースについて考えながらトラックの車体を一周する。見ていて面白い物はあまりない。滝野が戻る気配もない。防犯用と思しき金属バットの反射光が物騒だった。
ふと運転席のドアノブが目についた。何気なく手をかけてみる。
引くと、ガチャっと手応えが返ってきた。
「不用心だなあ……」
ぱっくり開いたドアと運転席を前に眉をしかめてしまう。
貴重品はザックに入れているのだろうが鍵は防犯の基本だ。帰ってきたら注意しなければ。閉めようとすると、フットスペースに何か落ちているのが見えた。
(手帳?)
表紙には金の文字で『食品衛生責任者手帳』と刻まれていた。おそらくさっき滝野が言っていた講習の受講証だろう。
間違って踏んで滑って慌てたりしたら事故にもつながりかねない。アクセルペダルの下に転がっている赤いそれに手を伸ばす。
人差し指と中指の先端でどうにか手帳を拾いあげる。
ぱらっと中身のページがめくれた。
横書きの字が目に飛びこんでくる。
『食品衛生責任者養成講習会 受講終了証
「ん?」
第一章 了
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