とあるお墓のお話。

第1話宮城県有名心スポ

皆様こんばんは！

さて。

自分の地元宮城県のご当地怪談話を話していきましょう。

今回の話は自分がまさに行ったことのあるとある場所。

ここは有名な心霊スポットでありながらも未だ行く人も多い場所。

◇

◇

◇

さぁ。

貴方は今その場所の駐車場へとたどり着きました。

そこは辺りを見渡すと小高い山の上。

なのです。

おお！今日は車一台もなく貴方の車しか停められてないみたいですよ。

薄暗く該当もないこの場所はとある有名な霊園なのです。

そう。地元では有名な霊園名は『KO霊園』です。

そうだ！

誰もいませんしせっかくなので深夜の散歩に参りましょうか？

あ！

念の為にほら！助手席を見てください！

ちゃんと懐中電灯を用意しておきましたよ！

いつの間になどと言わないでくださいね。

では！参りましょうか。

まずは貴方は駐車場からお墓の中央にある階段を目指すのです。

ですが…行く途中の左右にはお墓もあります。

貴方はその道を前に前に一歩また一歩進んでいきます。

すると。

ガサガサッ！！！

貴方の左前方の笹の葉が急に揺れました！！

なんでしょうか。

にゃーーーん。

なんだ。猫でしたか。

さ！猫には驚きましたがそこは一興前に進みましょう。

一歩、また一歩。

あなたが進んでいきますよ。

あ！ほーら。

今度は右手にあるお墓が並んでる墓所の脇道を歩いてはいますが…ここは……ん？

ああ。

なんとここはペットのお墓だったようです。

でもね。

ペットだからって安心してはいけません。

聞いた話ですが…動物霊というのはにんげんの霊よりタチが悪い……とか。

さぁ…階段に辿り着いたので一段下を今度は逆方向に歩いていくのですよ？

これを数度繰り返すと下まで辿り着けます。

では…参りましょうか？

次の墓地は一般墓地の様です。

ここは様々なお墓がズラっと並びここに訪れる方々の先祖代々供養の場所でしょう。

まあ中には言い尽くせない亡くなり方をされる方もいるのでくれぐれもご注意を。

さぁ。あなたは次の段へと参りましょう。

おや。ここは水子の供養墓地が並ぶ場所でしょうか。中々雰囲気があり墓地にお供えされている玩具などの類なども稀にあるようですね。

そして次なる場所へ降り立つあなたは遠くを見据えるとここは。

無縁仏の場所らしいです。

ここからは雰囲気が先程までとは少し違いますね。

行く場所もなくここに眠る無縁仏様達。

ですがここの霊園でも一際異様な雰囲気を感じられます。

きっと遠くからあなたを見ているのでしょう。

どこからともなく視線を感じるはずです。

空気は生あたたかく変わりあなたは少しずつ汗もかきはじめます。

どうです？

視線を感じながらも辺りの空気が変わる。

そして。

首や肩なども多少重苦しくなってきませんか？

そう。

ここはそういう場所なのですよ？

ここにはいては行けない。

ここから早く立ち去らないと。

と思わせてくれます。

そしていよいよこの墓地のメインの供養塔のある場所に到着しましたよ？

さぁ。では。

よく言われているのはこの塔の周りを周り三周、または五週すると良くない事が起こるとか。

どうです？？

早速まわってみましょうか？

え？

嫌ですか？

大丈夫ですよ！そんな事あるわけないじゃないですか？？

それをして本当に事故とか病気とかにあったとかって話も聞いた事がある！

ですって？？

やだなぁ。

そんな事あるわけないじゃないですよ。

では。

一周。

二周。

どうですか？次は言われのある三周目ですよ？

どうしました？？

足が震えてるみたいですが？

大丈夫ですか？？

では。

さーーーーーん。

お？ほら大丈夫みたいですね？

では五周までいってみましょうか？

よーーーーーん。

お！では！いよいよ。

ごーーーーーーーー。。。

お？良かったですね！

おめでとうございます！

どうやら何も無いようですね！

やはり迷信だった。

ということでいいですよね？

安心されましたね！

まあここは日中きてもすごく綺麗に整備されたれっきとした昔からある霊園なのです。

ですので皆様こちらには是非先祖供養へとお越しくださいませ。

あ！

言い忘れてました。

お帰りの際はお気をつけくださいね。

ん？

どうしてって？？

それは。ほら。

あなたの後ろに。

いらっしゃいますよ？