第19話

ヒルツ大尉西へ.外伝サソリに貞操奪われちゃったの、クスン2


天気明朗なりし屋根の上

「おい、」

「ハッ」

「お前虹が見えるか?」

「?虹でありますか?何も見えませんが」

コンタクトを仕込まれた。ヘタにさわると失明だなこりゃ、手の込んだことしやがる。

十中八九「罠」だ、俺一人始末するより隊を殲滅する方が理にかなう?

いや、俺のとこまで来れてあんな仕掛けを出来る奴なら、そいつだけで隊を潰せるだろう。錆びた斧が足に刺さる?

つまりこうかぁ?虹の方向に敵がいて、そいつはおとりで別口が俺らをしとめようとしてるってことかぁ?

上等じゃねーか罠だろうが何だろうが、敵をあぶりだすのが仕事だ

行ってみなきゃなーんも始まらねー

なめたまねしやがって

あの野朗ー絶対とっ捕まえて痛い目に合わしてやる!

「おい!」

「ハッ」

「ラッパ1匹残して北北東中心2:50度範囲を探らせろ!水気のある場所は特に念入りにな!そして全員に3分で遺書を書かせろ、俺の「手紙」と一緒に本隊に飛ばせ尾行に最大限注意させろ。10分で各員完全武装で広場に集合だ、急げここはヤバイ!」


10分後ヒルツは愛機「エスパ式威TOU」の上でふんぞり返っていた(高いとこだ~い好き)

「ぼんくら共~!」

ハイッ!

「命が欲しいかー!」

ハイッ!

「生きてお国の土を踏みたいかー!」

ハイッ!

「女に未練があるかー!」

ハイッ

「男に未練があるかー!」

イイエッ!(ハイッ!)

「ギャハハハハハハ」

「いい答えだ!寝てる時も油断するな!」(オメーだよ)

ハイッ!

「生きて帰りたいなら最大限努力しろ!」

ハイッ!

「これより死地に突入する!全員俺について来い!」

ウラ~ッ!!!

ドルンドルンバルンバルンパパパラパパラ!


こうしてヒルツとサソリの腐れ縁が始まった。


CEDDİN DEDEN

https://www.youtube.com/watch?v=ntVtN3g6ERM

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