3回目 6

「状況は?」

「最悪です」

「矢張りそろそろ来ると?」

「着実に迫ってきています」

「ーーー【渦】は近い...か」


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「ん...」

「起きた?やっぱり君はお寝坊さんだね。高校どうやって通ってたの?」

「さあな。俺のことだから遅刻しない技とか身につけてたんだろう」

部屋のドアが開いた。

「あ、庵君起きたんだね」

右京が入ってきた。

「化け物討伐に興味はある?」

「「ある」」

二人同時に即答した。

「おー、いい反応じゃないか。とりあえず支度してごはん食べなよ」

「ハイ」

支度をしてリビングの方に行くとテーブルに目玉焼きの皿が乗っていた。

「朝ごはんは鳥っぽい化け物の卵の目玉焼きだよふふふふふ」

邪悪な笑みだ。

「化け物の卵とかあるんですね」

「食べて大丈夫な感じなのか、?」

「このメニューは初日に颯君に毒見させたから大丈夫だよ」

颯の作業部屋からテーブルを叩く、所謂台パンという音が聞こえた気がするが気のせいだろう。

目玉焼きは普通に美味しかった。

なお、出会う前に毎日三食を届けてくれていたのはこの二人だと判明した。

礼を言っておいた。

小型の銃を片手に持つ。

腰に予備の銃弾を装備した。

颯お手製の鎖帷子というものを着る。

少し重いがそこまで分厚くはないので動くことはできそうだ。

隣を見ると響は日本刀のような長い刃物を持っていた。たぶん日本刀だろう。

「行くぞっ」

出撃、というやつだ。、

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