ちゅうちゅうしゃ

@er100

第1話

 「あ、あ、ちゅうちゅうしゃ」と救急車を指差して懸命に伝えようとする君。

 何が面白いのか、ボタンを押すとただ赤い光が周りピーポーピーポーとサイレンを鳴らすおもちゃのボタンをひたすらに押し続け、目を輝かせていた。

 

 日々は瞬間で通り過ぎてゆく。私たちは、過ぎた過去とまだ見ぬ未来に心が囚われ、消えていくもう戻らない今を見失ってしまう。


 

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