第71話 海鮮


 バンシュウ国のダンジョン500階層を攻略したが、ジョブオーブが拳闘士二つでがっかりした。

 バンシュウ国は広くなく、どっちかと言えば小さな国だ。韓国や中国はデカいのにな。

 さてワイバーンで次の街に行くと赤の国だった。全てが赤に塗られており、驚いてしまった。

 スキル、武器防具は転神とその他も混ざっており、いろんな武具が揃っていたが気になるものはなかった。アイテム屋で万能薬を買って、宿に泊まろうと思ったが満員らしい。

 ギルドに行ってダンジョンを探すと南の方の国境付近にあるそうだ。

 ワイバーンで一っ飛びして国境付近のダンジョンに入る。ここも人が多くて30階層で家に帰ってきた。

「凄い人よね」

「あぁ、あまりにも多すぎるな」

 アプリで割り振られたんだろうがこれじゃあ土地を巡って戦争になりかねないぞ?

「あまり長居するのはやめて次の国に早めに行こう」

「そうね。それがいいわ」

「僕も賛成です」


 サッサと500階層まで降りて宝箱を開けると戦士と聖騎士だったので戦士は冬夜がもらう。

 聖騎士人気ないなぁと思ったが、二人とも遠距離だからしょうがないか。


 国境を超えて入った国はガルガ共和国。王様がいない国だ。国境の近くに必ず街があるな

 入ってみるとのどかな村だった。戦士や騎士の格好をした人が多いな。

 ギルドに登録に行き、地図をみせてもらう。

 ようやく上半分を回ったくらいだな。ワイバーンのおかげで早く着くからな。

 宿屋を教えてもらい宿に泊まると家に帰る。

「そろそろ休みが欲しいかー!」

「「「欲しいぞー」」」

「じゃあ、明日は休みにしよう」

 このために三泊にしといたからな。

 ビールを開けてごくごくと飲み干す!

「っくっはー!」

「うまそうに飲みますね!俺も」

「私たちにもとって」

 みんなでくっはーをやるとクアも真似をする。

「「「「あははは」」」」

 食べ物はウーバーで頼んで美味い飯とビールで最高な一日になったな!


 次の日は千夏とエマは買い物に行き、俺と冬夜とクアは留守番だ。

 暇だ遊べとクアがいうが遊ばないと二段蹴りの練習を俺の目の前でし始める。

 しょうがないから構ってやるかと思ったら寝始めやがった。

 まあいいかとゲームを始める。

 二人が帰ってくるとクアも、起き出してトコトコとついて回っている。


 ここだけみると可愛いのだがな。


 今日の夕飯は二人が買ってきたピザだった。テレビをつけると冬夜のCMが流れて笑ってしまった。

 冬夜も苦笑いだ。

 冒険者最強ランキングと言う番組で俺たちの映像が出ていた時はビックリしたが、だれかが撮っものなのだろう。俺が一位で、冬夜が二位になっていた?ピカピカ勇者が一位だろうと言ったら、厨二魔王には勝てませんよと返された。

 この歳で厨二はきついものがあるのだが。


 他にもたくさんの、知らない冒険者がランクインしていて、あの四人組もランクインしていたのでホッとした。まだ頑張ってるんだな!


 次の日はワイバーンで南の街に行ってダンジョンを聞くと二つもあるらしい。東と西に一つづつ。

 まずは東から攻めてみるか。

 海に面した場所にあって、ダンジョンに入って行く。マーマンや。マリンゴブリンなど海に関するモンスターが出てきてちょっと焦ったがこんなこともあるんだなぁと思い、100階層にいくと、大王イカみたいなでかいイカのモンスターでこんがり焼きました。塵になっていくとドロップが三又の槍だった。

 宝箱には金貨とスキルオーブの海流突きとある、特殊なのか冬夜が欲しがったからやった。突きを放つと水が出るようだ。ちょっとしょぼい。

 そんな感じで一気に200階層まで行くと今度はでっかいマグロが泳いでくる!こんがり焼きました!塵になって水面も下がったのでドロップを拾いに行くとまた三又の槍だった。種類が違うし星11だったがな。

 宝箱は金貨とスキルオーブの潜水。

誰も欲しがらなかったから死蔵だな。


 ようやく家に帰り今回は寿司をウーバーして食った。海鮮が食べたくなる時ってあるよな。

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