第35話 第二職業
俺たちは家に帰ってきてまずはお互いに交代でシャワーを浴びるとビールで乾杯する。
リビングでくつろいでいるとテレビでジョブの話が出ていた。タイムリーだな。
普通の人がダンジョンに入るとスキルを貰えて敵を倒すとレベルが上がるのは『カキヨム』を書いてる人がやってくれたことだ。
すると鑑定スキルを持つ人が見ると全員職業無職となっていることに気づいたらしい。
それで『カキヨム』の人にジョブシステムを呼びかけているみたいだ。
「あー、無職はきついですよね」
「だな。おっと、『カキヨムの更新がありました、アップデートします』さっそくだな」
『アップデート完了しました』
「ふーん、ダンジョンに入ると自動的に職業が決まり、ステータスを確認できるって、凄いですよね」
「あぁ、俺たちも行ってみるか?第二職業なんてとれたらいいな」
「いいですね!明日行ってみましょう」
次の日は朝から近くのダンジョンに向かう。俺がマスターのダンジョンだ。
「うわっ、結構並んでますね」
「すごいな」
それなりに並んでる人たちの後ろに並んで順番を待つ。
最初は俺だ。
『職業を受け取りました。ステータスで確認してください』
「へぇ、こんな感じになるのか」
「秋さん早くしてください」
「あ、悪い悪い」
と俺は外に出る。
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葉山秋 25歳
レベル 89 職業 魔法剣士
ポーター レベル60
商人 レベル60
剣士 レベル120
魔法使い レベル120
シーフ レベル120
狩人 レベル120
クレリック レベル120
ブラックスミス レベル300
拳闘士 レベル120
忍者 レベル120
侍 レベル208
騎士 レベル120
聖騎士 レベル120
錬金術師 レベル120
処刑人 レベル1
アサシン レベル200
ギャンブラー レベル120
勇者 レベル120
賢者 レベル120
聖者 レベル120
魔王 レベル202
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「どうでした?僕は聖騎士でしたよ」
「俺は魔法剣士だったな」
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速水冬夜 24歳
レベル 87 職業 聖騎士
すっぴん レベル1
赤魔道士 レベル1
白魔道士 レベル1
黒魔道士 レベル100
学者 レベル109
僧侶 レベル120
剣士 レベル100
騎士 レベル100
忍者 レベル100
竜騎士 レベル1
侍 レベル1
賢者 レベル1
勇者 レベル150
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「一応魔王でもあるみたいだな、ジョブチェンジしても職業は変わらないからな」
「僕も一緒ですね、レベルはパラディンのレベルと考えればいいみたいですね」
「スキルもあるな、レベルで開放みたいだな」
「ですね、僕たちもうすぐカンストするんじゃないですか?」
レベル10 ファイアソード
レベル20 フリーズソード
レベル30 サンダーソード
レベル40 連続斬り
レベル50 ホーリーソード
レベル60 暗黒剣
レベル70 隼斬り
レベル80 フォースソード
レベル90 ドラゴン斬り
俺の魔法剣士のスキルはこうだった。
なんかのゲームから応用したのか?
まぁ使えるならそれでいいけどね。
「聖騎士はなかなかですね、攻守入り混じってる感じです」
「まぁ、そうだろうなぁ」
「なんですか!もうちょっと興味持ちましょうよ!」
「うん、二人とも戦士職で良かったなーと思ってな」
「それはそうですね!!」
とりあえず家に帰る前に馬場さんのところに寄ってみる。
「お!勇者と魔王じゃないですか?」
「冬夜、帰ろうか」
「そうですね」
「ジョーダン!ジョーダンですって!」
別室に連れられて行く。
「星5までの装備を売ってください」
「あぁ、いいですけど、レベル40以上じゃないと使えませんよ?」
「結構な数レベル30くらいになってきてるみたいですよ」
馬場さんは売り上げを見ている。
へぇ、それはいいことだな。
「だからそれ以外にも星が多いのも売ってください」
「いいですよ、そんなに売れてるんですか?」
「そうですよ!安めに設定してくれたおかげですよ」
「だってね、ガチャですからね」
「それでも高く売りにくる人もいるんですよ?」
「マジですか!」
ガチャ産の武器を高く売りつけるのはちょっとな、これでも高いと思ってるのに。
「星1装備に五十万要求されましたからね」
流石に引くわ。
「もちろん買ってないですけどね」
「そりゃ買わないで正解ですよ」
そんな物を売りつけるなんて凄いやつもいたんだな。
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