第21話 魔王
「今回からパーティーでダンジョン攻略ですか?」
「はい、彼女が
「大魔導師と言われたあのひとですよね」
「はい。パーティーを組んでくれてとても助かってます」
ふーん。
本当に大丈夫かね?まぁ焦んなければパズルも消せるだろう心配しすぎだな。
俺は俺のやるべきことをやろう。
『ファイナルブレイブ』を開いて上級ポーションの材料を集める。
とりあえずはこれからやっとかないとな。
ある程度集まったら錬金で上級ポーションに変えてしまう。
んでつぎは賢者装備を強くするためブラックスミスになって強化していく。
これでいいだろ。明日は賢者だな。
次の日は朝からダンジョンでレベル上げを行っている最上位ジョブは上がりが悪い。
何故か賢者で、一閃を使って倒している。
それでもなんとかレベルが上がってきたらようやく無双できるようになってきた。やっぱりこうじゃないとね。
レベルも120まで上がったので最後はクレリックと聖騎士の最上位ジョブの聖者だ。
これが曲者でレベルはもちろん火力もないしソロでのレベル上げがもっともきついジョブなのだ。
ダンジョンの一階層でレベルを上げだすが、階層プラス4くらいでちょうどいい感じの強さになる。これはきついぞ。
四日経つがまだレベルを上げきれていないです。
テレビを見てると速水君達は順調に下に行ってるみたいでよかったよかった。
おじさんはそれだけでよかったと思えるよ。
あ。ギルドに武器とポーション持っていかないと。
着替えて電車に乗って東京駅から出て徒歩五分程でギルドにつくと中から万場さんが出てくる。
「売りに来てくれたんですよね?」
「そうです。遅くなってすいません」
「よかったぁー」
いや。なんかすんません。
星6武器防具まで出してくれと頼まれて出したが使える人がいるのかな?
「星7装備ってありますか?」
「ありますけど、だいじょうぶですか?」
「もちろん!」
星7武器防具も出して買い取ってくれるらしい。
現金が八桁になってるよ。
中級ポーションもあるだけ取られた。
まぁ買ってくれるならいいけどね。
これで東京ギルドへの卸しは完了した。
次は戻って自分の家の近くにあるギルドに行く。
「待ってましたよ!」
「あはは」
「星7武器防具ですか?」
こちらでも需要があるのか。
しょうがないから残りを全部出した。
また八桁の現金だ。
「中級ポーションはこの場で作っていいですか?」
「ぜひ」
錬金術で作っていると、200本と注文が入ったので、200本作る。
「ふぅ、できましたね」
「ありがとうございます」
あぁ、ブラック時代を思い出すなぁ。
ようやく自分の時間が取れると思ったらスマホが鳴る。
「おぉ、秋か?」
「んだよ、親父か」
「このまえの薬をまたおくってくれんか?」
「ポーション?誰か怪我したんか?」
「いや違う、他の人にも分けてあげたいんよ」
「あーね、何本くらいいる?」
「100本あれば足りるなぁ」
「どんだけ配るんだよ!」
「まぁいいやないか」
「分かったわ。送るけんな」
「おう、ありがとう」
人に配るのに100本って、一本十万するんだぞ?
まぁ、俺が作るからいいんだけどさ。
家に帰ってさっそく100本作ると、ダンボールに入れて送ってやった。
あとは星7武器防具が無くなってきたからガチャらないとな。課金してガチャる。
もう中身は見ていない。ガチャるだけの繰り返しだ。
魔王装備なんか目指すんじゃなかったかな?でもここまできたからな。
次の日も朝からダンジョンに行ってレベル上げだ。無双できなくて辛い。
なんとかレベルを上げ切った俺を褒めてあげたい!
これで魔王装備ができるぞ。
魔王にジョブチェンジする。
そこでふと気がつく、魔王装備って星1ないじゃねぇかよ!
これ裸装備でやっていくしかないのか?
最悪他のジョブで弱らせて叩くか。
「あー、最悪だ」
何かないのかよ?
初心者装備なら着けれるようだな。
ダンジョン1階からがんばっぞ!
それから一週間、やっとレベルが90になって星10の魔王装備がつけれるようになった!!!
試しに戦ってみるとまじ無双だわ!
バグキャラも、いいとこだな。
「ハハハハハ」
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